ウクライナ政府報告書による放射線白内障のグラフ

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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

「放射線白内障の発症リスク」(2011年ウクライナ政府報告書 http://t.co/JqLBb8Ok )0.1Gy(実効線量で100mSv)でも1000人あたり2.3人の発症リスクがある、としている。 http://t.co/a4PvWrfD

2012-10-02 13:10:05
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http://t.co/a4PvWrfD - 一見するとこのグラフは、放射線白内障についてLNT仮説が成り立っているように錯覚するが、良く見ると、X軸の目盛りが恣意的であることがわかる。(ETVの番組では、このグラフをそのまま紹介している。)

2012-10-02 13:10:28
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X軸を均等に書き直したグラフがこちら。低線領域でも、放射線の影響が見られるが、高線量域にくらべると小さくなっている。 http://t.co/2RPwXvaJ

2012-10-02 13:11:05
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NHK出版の本では、さらに95%信頼区間を省略して、このようなグラフを掲載しており、さらに誤解を与えるものとなっている。 http://t.co/YrZkM8iW

2012-10-02 13:12:10
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ところで、NHKの番組や本では、2006年WHO報告書で、放射線白内障のしきい値が実効線量で250mSv(0.25Gy)であることを挙げて、低線量の放射線白内障に、科学者の理解がないとしている。(WHO2006抄訳→ http://t.co/40s60mf8

2012-10-02 13:12:51
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

しかし、ちょっとググってみれば分かることだが、最新の知見では、放射線白内障には「しきい値がない」という流れになっていることがわかる。たとえば、放影研→ http://t.co/ANwEz9tz 、保健医療科学院→ http://t.co/aHeyiIZm など。

2012-10-02 13:13:21
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

NHKの番組を見て、いちばんモヤモヤする部分は、いまだにウクライナの市民が、野生のキノコやベリーを食べているとしたら、それはどのくらいの内部被曝と評価されているのか? という点だろう。しかし、番組でも本でも、この点はまったく明らかにされていない。

2012-10-02 13:21:28
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

この本によると「ウクライナで取材をした結果について、わかったことはわかったこと、わからないことはわからないこととして、そのまま伝えようと強く思っている。」(P.117)とのことだが、単なる取材不足の言い訳ではないだろうか? http://t.co/9LL71ZQC

2012-10-02 13:19:40
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追記: 報告書の邦訳が、DL可になっています。

Hideyuki Hirakawa @hirakawah

そういえば全訳が出ていた。 ウクライナ緊急事態省『チェルノブイリから25年:将来へ向けた安全性ー2011年ウクライナ国家報告(PDF)』(監修:今中 哲二、監訳:進藤 眞人) rri.kyoto-u.ac.jp/PUB/report/04_…

2016-03-10 00:20:06
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

前RT: ウクライナ報告書で思い出すのは、このグラフだな。 togetter.com/li/383124 翻訳では191P(pdfの203P)に出てくる。

2016-03-10 15:32:48