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科学報道のあり方

内村直之さん、古田彩さんのツイートまとめ。
科学 科学報道
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内村直之 @Historyoflife
私は、昔、真崎先生、柳沢さんのエンドセリン発見を書いたことがあります。ネイチャーに載せる前(当時はそういうことができた)です。本人に取材し、隣の研究室のG先生にも聞き、さらに、その分野に詳しかった別大学のN先生に聞き、周辺の論文も調べて出稿しました。数年後に朝日賞を受賞しました。
内村直之 @Historyoflife
そういうことはもう出来ません。でも、しなくてはいけないと思います。科学はアカデミアだけのものではない。プロフェッショナルのための科学だけではなく、一般人も含めて意味のある文化としての科学を、われわれはもっと重要視することが必要だと思います。その分野の歴史を知ることなども重要です。
内村直之 @Historyoflife
文化としての科学をみんなのものとするために、もっと風通しよく、だれでも分かる形で、科学のニュースが流通しないといけないと思います。そのために、私たちは惜しまず勉強をし、調べ、人の話を聞き、今のいる位置を十分に考えながら、リポートをしないといけないと思います。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
今,この状況で記者の側から発言するべきかどうか,かなり迷った。私も今日,自分の記事に訂正出したばかりだ。だけどやっぱり書いておこうと思う。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
大学や研究機関が研究発表・取材を一元管理せよ、との声が散見されます。そう仰る理由もよくわかります。ですが,それをしたら科学報道は死にます。(続)
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
発表だけを書いてると,記者が無能になるからです。みんな一緒に1時間の発表を聞いて,2時間で記事を書く。記者には必要なスキルです。でもそれでは知識はつかないし,研究者との関係も築けません。記者は鍛えられません。(続)
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
わからなくても論文を眺め,研究会に出て,面白いと思った研究者に会いに行く。自分で考え,ほかの研究者の意見を聞き,記事を書く。そういう取材をしていれば,その分野の風景が見えてきます。「!」と思ったら誰かに電話をかけ,議論することができるようになります。(続)
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
記者は自分で研究していません。たとえ理系の大学院なんかを出ていたって,あらゆる先端研究の内容を,自力で評価できるわけがないのです。記者の判断は,研究者の話を聞く中からしか生まれません。(続)
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
ある成果に対する評価が研究者の間で大きく割れることもあるし,分野や立場が違うと全然違う見方をすることもよくあります。記者はそれを聞き,比較し,伝える必要があります。発表では決してわかりません。(続)
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
大学や研究所の広報といえども,個々の研究発表の妥当性を検証するのは不可能です。広報が宣伝していた人が実はおかしかった,という実例もあります。またどういう縛りをかけようと,あさっての方向に行っちゃった研究者が自らマスコミに接触するのは防げません。記者を鍛えるしかないのです(続)
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
理系出身の記者、研究経験のある記者を増やすのは大賛成ですが,そこが本質ではありません。私は理系の修士ですが、記者の検証能力は理系・文系の別より,圧倒的に取材量で決まります。(続)
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
大学と研究機関にお願い致します。記者が研究者に会うハードルを上げないで下さい。取材の度に広報の許可を取れなんて言われたら記事の質は下がり,誤報は増えます。いつでも議論し,疑問を持った瞬間に携帯に電話し,その場で話を聞く。それができる研究者が何人いるかで,科学記事の質は決まります。
Satoru Inoue @Inoueian
なんかとんでもない勘違いをしてる人が結構いるらしいのは分かる。(古田さん連続ツイートの件)
Satoru Inoue @Inoueian
良い物を見て、育てようとしないで、悪いところだけ取り上げて文句言ってもなんも変わらんのじゃないかと思う。
内村直之 @Historyoflife
そういうふうに努力する記者を増やすしかないでしょう。そういう記者を評価する社会にもしなくちゃいけないですね。 http://t.co/1jYy4Vfh
Satoru Inoue @Inoueian
(RT)そういう事だと思う。自分を外に置いて叩くのは簡単。
S.Hirano @Bimaterial
@ayafuruta http://t.co/spbK6bym 一連のツイート拝見しました。それら問題の多くは、研究者の時間を奪わなくとも博士号取得者を科学記者にすることで改善するように思います。専門知識、業界の慣例、研究者とのコネクション、検証能力などが備わっているためです。続
S.Hirano @Bimaterial
@ayafuruta 業界ごとに要求されるものが違い、それに応じて人を雇うわけにはいかないでしょうが、せめて1社に分野の異なる2人がいれば劇的に改善されるように思えます。そのような狙いのリクルート活動が盛んでないのでは何故か…不躾な質問ながら見解を賜ることが出来れば幸いです。
Satoru Inoue @Inoueian
広報とか報道に研究者が時間を使うのが勿体ない、という発想がまず徹底的にダメだと思うよ。もちろん研究者の中で向き不向きがあるとかそういう話はあるけれど、研究者の協力なしで伝えることなんて不可能。で、伝えることなしでは(特に基礎)研究する意味はそもそもほとんど無い。
Satoru Inoue @Inoueian
そういう事に費やす時間がないのなら、その事のほうが問題視されるべき。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
.@bimaterial 博士号を持った科学記者が増えることは素晴らしいと思います。でも、そういう記者なら研究者にアホな質問をせずにすみ、取材も短時間で終わる、とはあまり思わないです。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
.@bimaterial 博士号を持った方でも、論文やリリースを読んで判断し、記事を書ける分野は限られます。例えば地震研究で博士号を取った方が、ヒッグス粒子の記事を書こうとしたら、やはり必死で取材しないと書けないです。それに科学はどんどん先へ進み、学生時代の知識は古くなります。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
.@bimaterial 弊誌の編集部に物理・工学系と生物・医学系の博士号を持った方がいたとしたら、前者のここ2年の担当エリアは巨大地震、原子力事故、ヒッグス発見、量子コンピューター、abc予想、小澤の不等式、はやぶさ帰還、クロスカップリング、太陽異常.モノポールなどです。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta
.@bimaterial 科学を知る人であればなおさら、必死で専門家に聞こうとすると思います。知らずに書くことの怖さを知っているからです。記事の質はきっと向上すると思いますが、研究者に頂く時間はかえって増えると予想します。
S.Hirano @Bimaterial
@ayafuruta 学生時代の知識を更新すること、担当分野が広いこと、知るがゆえに密なコミュニケーションを要すること…素人考えでは、どの問題も、記者の基礎知識や科学者集団内における経験があれば効率化が望めるように思えますが、既に失敗事例が相次ぐなどしているのでしょうか。続
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コメント

きっし= @lr_ishy 2012年10月18日
これ、ぜひ各大学・研究機関の広報およびトップ(広報に指示できる学長レベル)の人たち)に読んでもらいたいな。その上で大学・研究機関としてどうあるべきか検討してほしい。
CD @cleardice 2012年10月18日
手続きを踏まずにまとわりついてちょっと漏らしたインパクトのある言葉を無思慮にばらまくような記者を減らす方が先なんじゃないかなあ・・・
A.C.✨NCC1710hh2 @AerospaceCadet 2012年10月18日
「いつでも議論し,疑問を持った瞬間に携帯に電話し,その場で話を聞く。それができる研究者」研究者は記者に記事書かせてやるために研究してんじゃないぞ。舐めてんのかこいつ。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2012年10月18日
「記者の検証能力は理系・文系の別より,圧倒的に取材量で決まります」 これが本質なのだろうと思う。 だから、十分な取材が出来る環境を記者に与えられる報道機関、取材の労を惜しまない記者、取材への障害をなるべく取り除いてくれる研究機関、が数多く存在する事が望まれているのだろう。
tikuo @tikuo2007 2012年10月18日
エンドセリンの柳沢さんは1988年。それからPubMedや科研費など、各種情報を無料でネットで取れるようになったのに、過去の成功体験から「押しかける」という形でしか取材できないということこそ老害の弊害じゃないんですか?
創作文芸サークル時の輪@通販受付中 @Kamimura_Maki 2012年10月18日
理系だと科研費取った研究の内容が難しすぎて、記者レベルだと全く分からないこともあるからなあ。捏造バレたM氏の科研費研究もTVで紹介してたけど意味不明だった。そういう状況だと、これはつまりどういう研究? というレベルから取材しないと話にならないし、そのためにはどうしても押しかけ要素が出て来ると思う。
ぴんぽん @pinpon_2011 2012年10月18日
東電の発表をそのまんま印刷し、「専門家」の言葉を添えるだけで解説する事から逃げてしまった。その時点で報道機関などと呼べるのかどうか。
月傘真琴(ヘイトと言う言葉が嫌い @atro_p 2012年10月18日
そもそも研究への理解以前に、最低限の裏取りすらしてない事が問題になってるので、いまいち説得力が。もちろん有能な記者さんは居るのでしょうが。
細川啓%求職中断 @hosokattawa 2012年10月18日
http://togetter.com/li/391591 にもコメントしたけれど、多忙な本丸に失笑を買うような質問をする前に、基本をレクチャーしているアドバイザーを持つべき。別に大物でなくとも構わないし、常勤である必要もない。
tikuo @tikuo2007 2012年10月18日
余談ですが、森口某の件については、PubMedを引くことさえ出来れば5分でおかしいことが判明したはずです。読売はそこまで4日かかりました。科研費については、すべてiPSにも心臓にも関係ないことがわかれば十分じゃないですか?少なくとも修士卒ならPubMedを見るだけで理解できる必要はあるかと思いますが、
尻P(野尻抱介) @nojiri_h 2012年10月18日
研究というものは知識体系を構築し共有することが本質部分にあるので、いい記事を書いてもらうことは重要だし、いい記事を書いてくれそうな記者には喜んで時間を使うもんです。
ひな @Karerllen 2012年10月18日
新聞記者が研究所通いなんて経費の無駄をするくらいなら、ポスドクに稿料払って小遣い稼がせてやればいいのに。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2012年10月18日
「とっさに携帯に……」は、そう言う関係を許してくれる研究者を持てる様な記者であらねば、誤報を避け、読者にとって分かりやすい良い記事を書く事が難しい、と言う主張であって、単純な記者の甘えと見るのは悪意が過ぎると思う。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2012年10月18日
ただ、そう言う濃密な関係を築いた記者と研究者の距離は、あまりに近すぎて危ういのではないかと言う気も、素人ながら考える。 プロのジャーナリストであれば、先刻承知の事ではあろうと思うけれども。
tikuo @tikuo2007 2012年10月18日
「捜査関係者のコメント」だけでほぼ誤報あるいは的はずれな記事を配信し続けている「なりすましウイルス」の件からも、濃密な関係だけでは何一つ解決しないのは明らかですね。
やっつん@uraent/2/3に移転中 @yahttsun 2012年10月18日
取材対象に無知なまま取材したいです、わからなかった電話で教えて...子供の甘え、マスコミがしているのは、仕事じゃなくて単なるお遊戯だと自ら暴露しちゃっていますよ。ちゃんと学び取って理解し、信憑性がとれないものは、記事にするべきではない。子供の遊びはいいかげんやめたら?>マスコミの方々
tori tori @toritorix 2012年10月18日
真面目に取材するならハードルなんて高くないと思うけどね・・・ま,俺には取材がそもそも来ないけどw
くぢら @makuzira 2012年10月18日
研究機関が発表・取材を一元管理すると記者が無能になると書いているが逆ではないか?無能な記者ばかりになったから研究機関側で管理せざるをえなくなって来ているのではないだろうか?
凪乃司 @tukasa_n 2012年10月18日
いいたいことはわからないでもないけど今問題になってるのはそこじゃないと思う。 今問題にされてるのは記者ひいては報道機関があまりにも無能である点であってこの話はそこが解決したあとに語るべきじゃないかと思う。 あまりにも低レベルな問題であるからしてまずそこをどうにかできてからでないとこのレベルの話はしても意味が無いんじゃないかな。 要は無能な記者の馬鹿な記事を裏取りもせずに載せたり、ちょっと調べればわかるようなことの訂正に何日もかかるようじゃ話にならんってことでしょ。
みなみぞうあざらし @Brother_chang 2012年10月18日
記者が研究者に会うハードルを上げざるをえないのは、とんでもないつまみ食いをする記者が多いせいじゃなんだろうかと思ったりするけどな。ちゃんといい記事を書く記者には、真摯な対応を研究者もするんじゃないかな。
八街 @8chimata 2012年10月18日
少なくとも勉強する習慣がついているという点においては、学位取得者の方がここでいう記者に向いているでしょうね。まっとうな研究をしてきた人ならば、知らないことについて多くを語ることはありえません。
tikuo @tikuo2007 2012年10月18日
少なくとも、読売と森口某の件を受けて、各研究機関は「研究者が勝手に取材に応じること」の自粛を進める方向に流れるのは必至でしょう。それに対して朝日、日経、毎日から「ウチは騙されなかった」という優越感記事や社説しか出てこない時点で、マスコミの信頼は殆ど失われていると思うのです。
neologcutter @neologcuter 2012年10月18日
少なくとも上○隆のようなアジ屋を排除しないと信頼関係の構築は無理だと思う…
山北篤 @Gheser 2012年10月18日
大学教養レベルのまともな科学素養を持った良い質問ができる記者に研究者が快く協力することと、小学生並の論理的頭脳すらもたない記者が突撃取材してくるのは迷惑だということは、何の問題もなく両立する。そういうことでしょ。
kartis56 @kartis56 2012年10月18日
報道側に、今回の件にかぎらず、あるある何とかとか過去の複数の事例にさかのぼっても、適当に調べて記事・番組にするっていう怪しげなやり方に対する反省がまともにできてないからなぁ。そういうのができてればEMとかマイナスイオンとかとっくに駆逐されてるはずだし。
kartis56 @kartis56 2012年10月18日
まともに調べてちゃんと理解した上で、記事・番組になってれば、科学と大衆の相互理解のためにSTSが必要なんて言われてないはずなんだよね。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2012年10月19日
大学や研究機関側で、取材する記者の選別(まともな科学記事を書ける記者と、そうでない記者)が出来れば良い様な気もするけれど、それで研究機関側に批判的な記事が書けるかどうかと言う問題もあるんだよな。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2012年10月19日
要するに、中国にあまり批判的な記事を書くと、支局を潰されてしまうから…… みたいな構造が生まれないかどうか? と言う心配。
やっつん@uraent/2/3に移転中 @yahttsun 2012年10月22日
Gheser まともに学んでちゃんと質疑するという前者がおらず、迷惑を顧みないで突撃取材する馬鹿の弊害が多いという話ですよね。両方とも独自に存在は可能だが、問題は、多寡の話。ごみ率が高い場でごみが迷惑を行える様にしてはいけない。ごみ率を下げないといけないという話が、今されている。
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