臨床心理士資格試験によって測れるもの
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@toaru_tsukichi すみません。治療者でなく、カウンセラーでした。私は基本的に、あなたの考え方が間違っていると思いません。私たちすべては、例え経験を積んだ者でも、一人のカウンセラーとして、あるいは臨床家として自信がありません。なぜならば、いったん部屋に入ってしまうと
2012-11-03 18:23:08@toaru_tsukichi (続き)一対一の世界ですから。それに加えて、心理臨床家は、一生涯に出会えるクライエントの数が限られています。ですから、自分の経験だけでなく、先人の知識にも、他の人の意見にも、開かれていることが大事になると思うのです。その中で、何を学ぶかは自らの
2012-11-03 18:26:03@purely1939 ご返事ありがとうございます。しかし、purely1939さんが示しておられるエビデンスとは、特定の患者グループに対する特定の心理療法的介入の効果に対するエビデンスのことではないでしょうか?(続きます)
2012-11-03 22:54:26@purely1939 私がお聞きしたいのは、「臨床心理の知識と技術があることがクライエントに役に立つというエビデンス」についてであり、そのような「エビデンス」を実証することは非常に難しいのではないかと私には思えるので、そのようなスタディがあれば教えてほしいということなのです。
2012-11-03 23:00:05@R103103 はい、そうです。加えて、ある特定のクライエントや状況に限った話をしているわけでもありません。 ただその分、カウンセリングの中でも特に専門(投薬等の治療)を要する分野から見れば、それは理想だとか思われる部分があると思っています。
2012-11-04 07:16:21@SaitoSeiji それら一つ一つのスタディが積み重なって、総合的にエビデンスを形成しているということです。一つのスタディで全てのことを網羅しているものなどありません。ただ、知識と技術が未熟な学生と臨床家とを比較し、後者が効果高いというスタディはあったかと記憶してます。
2012-11-04 13:47:32失礼ですがpurely1939さんのおっしゃる「エビデンス」という概念の意味が分かりません。エビデンスとは、漠然としたものではなく、明確に定義されたものであるはずです。@purely1939 それら一つ一つのスタディが積み重なって、総合的にエビデンスを形成しているということです。
2012-11-04 14:09:14細かい文章表現にこだわりたくはないのだが、「臨床心理の知識と技術があることがクライエントに役に立つというエビデンスがあり・・」というところに引っかかった。<え、そんなエビデンスって本当にあるの?それをきちんとエビデンスとして実証するのはかなりたいへんな研究が必要だぞ>と思った。
2012-11-04 14:46:40問題はいくつかあるのだが、その一つは「知識と技術を持った治療者は、そうでない治療者よりも、クライエントに良い結果(outcome)をもたらす」ということは、一見当たり前のように見えるので、わざわざスタディが行われているかどうか、はなはだ疑問だということである。
2012-11-04 14:56:53例えば、優れた知識と技術を持つことが事前に証明されている臨床心理士複数名と、複数名のそうでない臨床心理士を用意して、十分な数のクライエントをくじ引きで無作為に割り当てて担当させ、効果を比較するというような研究デザインを本当に組めるのだろうか?(たぶん無理w)
2012-11-04 15:03:28「治療者の知識、技術、態度」は、エビデンスによって保証されるものというよりは、「治療者の臨床能力」として、治療者の訓練、教育によって身に着けるべきものである。それはその集団が専門家として社会から認められるために、専門家集団によって確立されるべき自律的規範であり、倫理である。
2012-11-04 15:20:41@rain_00 まあ心理臨床の技術を身に付けるための場所(特に専門職は)であって自分探しとかいうことで来る学生は入れたくないなあ
2012-11-04 16:59:00@kiyosusinri 常に自分の奢ることなく、他者の意見にも耳を傾け、カウンセリングに生かそうとされているように感じられ、尊敬いたします。僕もmymanaさんのように、自分の知識に慢心することなく、自分の世界に閉じこもることなく、学んでいきたいなと思います。
2012-11-04 17:17:05@toaru_tsukichi ありがとうございます。月知さんの仰るようになれることを、私も心掛けています。お礼に、私からも参考文献をご紹介しますね。「パーソナリティ障害の診断と治療」「ケースの見方、考え方」ナンシー・マックウィリアムズ 創元社です。
2012-11-04 17:39:13@toaru_tsukichi (続き)わりと最近出版された本で、精神分析的心理療法の考え方ですが、長い臨床経験に裏打ちされて、実例を挙げながら非常に平易に書かれています。特に、「ケースの見方、考え方」は、初回面接、見立ての参考として、とても分かりやすく、今も私は参考にします。
2012-11-04 17:42:37@SaitoSeiji なるほど。 ただ河合先生は「専門的な訓練を受けた者」とカウンセラーについて言及されているわけですね。専門的な訓練というものをどう想定されていたのか興味がありますね。
2012-11-04 18:09:52@toaru_tsukichi 臨床経験とともに、自身の長い訓練分析歴と、スーパービジョンと、専門書、そして自己分析です。その中で、次第に自分の臨床姿勢を考えながら作り上げてゆきました。どれが欠けても成り立たないと思います。
2012-11-04 18:30:37河合先生は臨床心理士制度の創設者ですから、当然臨床心理士の訓練を想定していると思いますが、基本的には事例についてのスーパービジョンを重視しておられました。@toaru_tsukichi @SaitoSeiji 専門的な訓練というものをどう想定されていたのか興味がありますね。
2012-11-04 20:36:27@toaru_tsukichi これらの項目はどこの国の精神分析協会でもカリキュラムとして必修になっていますので、私はただ、「宿題をきちんとこなした」だけに過ぎません。とはいえ、人生の体験には、基本的に無駄なことはないとは思っています。
2012-11-04 22:49:32@SaitoSeiji 事例についてのスーパービジョンを重視されていたのですね。 河合先生が生きていたら、今の臨床心理士制度について何とおっしゃられるのでしょうね。
2012-11-05 14:24:30@moe_zou 専門医による医療と一般医による医療をRCTによって比較した最近の研究報告の例としては以下があります。記憶専門外来と一般医(GP)による認知症のフォローアップ効果の比較において両者に差は求められなかったというものです。http://t.co/lGOL3mQz
2012-11-05 16:57:38@SaitoSeiji 確かに明確な定義でエビデンスという言葉を使ってませんでした。ある治療技法は通常の技法よりも有意に効果が高い。だとするとその治療技法と知識を有している方が効果あることができるし、知っている人の方が良い治療・カウンセリングができるというぐらいの意味あいでした。
2012-11-05 17:26:42@SaitoSeiji 例えば、孫引きですが「メンタルヘルスの専門家とかかりつけ医師の改善スコアは短期的には違いがないが、長期的にはメンタルヘルスの専門家の方が著しくよい結果をしめしている。」(Seligman 1995)
2012-11-05 17:30:52「実証的研究は訓練がセラピーの技能の発達を増進することを示唆(Lambert et al 1997)。そしてこれまでの最も包括的なメタ分析であるStein et al(1995)の研究はより多くの訓練経験を持つセラピストの患者は良い結果を達成した」 RT @SaitoSeiji
2012-11-05 17:36:00「メンタルヘルスの訓練を受けた専門家の患者は、GPもしくは薬物療法中心の医師が担当する患者よりもより良い結果を得ている」(Balestrieri 1988, Blatt 1996) RT @SaitoSeiji
2012-11-05 17:42:20