甲状腺検査の結果を読むために考えたこと、調べたこといろいろ(その2)

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はじめに作ったまとめ

まとめ 甲状腺検査の結果を読むために考えたこと、調べたこといろいろ 非公開でまとめていたものですが、ようやく時間ができたので情報を補足して公開しました。 続編もご覧いただけると嬉しいです。 「甲状腺検査の結果を読むために考えたこと、調べたこといろいろ(その2)」 http://togetter.com/li/400901 13658 pv 213 1 user 9

(その1:福島県の甲状腺検査でA2判定の通知を受け取られた方のために)

rozeree @reemayufu

@parasite2006 さま、まとめをありがとうございます。また読み直してみました。今回の甲状腺検査は現在の状況把握、基礎データの意味合いが強いのですが、やはり「A2」結果をもらった保護者にしてみれば、2年後でなく毎年の検査であれば安心だと思います。  

2012-10-13 20:39:55
nao @parasite2006

@reemayufu 私ならA2判定の個人結果通知表に1)嚢胞だけ、2)結節だけ、3)嚢胞と結節が両方あったの3択に加えて「大きさ3.1 mm以上の嚢胞(または結節)がA)あった、B)なかった」を追加記載し(続く)

2012-10-16 10:35:34
nao @parasite2006

@reemayufu (続き)「通常診療では3.0 mm以下の嚢胞は検出されてもない場合と同等に扱っています」という説明を添えます。さらに別紙で「A2判定とB判定はどこが違うか」と言うタイトルで超音波画像の見本入りの説明を同封するでしょう。

2012-10-16 10:46:22
nao @parasite2006

@reemayufu 実際には大きさがB判定の基準より小さい嚢胞・結節でも、悪性が疑われる特徴があればB判定とし2年後の定期検査をまたずに精密検査ということになっています(http://t.co/surBzld3 p.38のフローチャート)。

2012-10-16 10:57:27

(もっとも、福島民報の2012年11月2日付け記事http://bit.ly/Sip7Ik では、1次検査でB判定通知を受けたの人への2次検査日時の通知が遅れていると報道されています )

nao @parasite2006

@reemayufu 結節の場合、B判定されているものは大きさは小さくても1)形が不規則、2)境界線が不明瞭でギザギザしている、3)内部が外より黒っぽく見えるが(低エコー)濃淡がある(不均質)、4)小さな白い点(高エコー領域、カルシウムの沈着が原因)がたくさん見える。

2012-10-16 11:19:40
nao @parasite2006

@reemayufu (逆に、大きさがB判定の基準より小さく1)形が規則的、2)境界線が明瞭でギザギザのない滑らかな曲線になっている、3)内部に濃淡差が少なく均質に見える、4)内部に小さな白い点(高エコー領域、カルシウムの沈着が原因)は見えない結節は良性とされA2判定)

2012-10-16 12:05:09
nao @parasite2006

@reemayufu 嚢胞の場合大きさにかかわらず内側がべったり真っ黒(液体がたまっているだけの状態、単純嚢胞といいます)でなく、細胞の塊=結節があることを示すグレーの部分が見え、しかもこの細胞の塊に悪性が疑われる特徴が認められていればB判定

2012-10-16 12:57:05
nao @parasite2006

@reemayufu 内側がべったり真っ黒に見える(液体がたまっているだけで細胞の塊がない)嚢胞で、大きさがB判定の基準(20 mm)より小さい場合はA2判定(がん化するのはあくまで細胞なので、細胞の塊が見えなければがん化の恐れは小さいと考えて経過観察します)。

2012-10-16 13:15:02
nao @parasite2006

@reemayufu 嚢胞が20 mm以上だと(細胞の塊が見えなくても)B判定。これだけ大きくなるとまわりの組織(場合によったら神経も)を圧迫することがあるから。この場合は細胞診で悪性の細胞がないことを確認後、エタノール注入療法か穿刺治療http://t.co/EUBy6YgP

2012-10-16 14:44:16
nao @parasite2006

@reemayufu 良性と悪性の細胞の塊(判定は細胞診による)が大きくなるスピードを人間ドックのデータをもとに実測比較した結果があります(スライドhttp://t.co/surBzld3 p.48左)。良性+0.2±0.3mm/year、悪性+1.3±0.5mm/year

2012-10-16 15:03:56
nao @parasite2006

@reemayufu さらに(細胞診による判定結果の有無にかかわりなく)細胞の塊を最初に検出された時の大きさ別に分類し、大きさの変化を減少(-1 mm/year以上)、変化なし(-1 mm/year〜1 mm/yearの範囲)、増大(1 mm/year)の3通りに場合分けして(続

2012-10-16 16:06:47
nao @parasite2006

@reemayufu (続き)割合を調べてみると、最初に検出された時10 mm以下のものは「変化なし」が圧倒的に多いのに対し、それより大きいもの(11-20 mm、21 mm以上)では「増加」の割合が増えていきます(スライドhttp://t.co/surBzld3 p.47)。

2012-10-16 16:16:58
nao @parasite2006

@reemayufu人間ドックのデータから計算した細胞の塊の大きさの変化速度は成人の場合にすぎず、子供はもっと速くても不思議はないのだから2年という検査間隔は長すぎて納得できず不安だ」という考え方は子供の実測値が出るまでは成り立ちますから、A2判定の結節は希望者に中間チェック

2012-10-16 16:41:31
nao @parasite2006

@reemayufu もっともA2判定された嚢胞(こう判定されている以上、内側には単に液体がたまっているだけで画像上見てわかる大きさの細胞の塊はない)で大きさ3 mmまたはそれ以下の場合には、2年後の次回検査が待てず中間チェックというのは個人的には明らかに不必要だろうと思います

2012-10-16 17:11:50
nao @parasite2006

@reemayufu A2判定された嚢胞で大きさ3.1 mm以上の場合は難しい。内側には液体がたまっているだけで画像上では細胞の塊は見えないのだからがん化につながる可能性は低い、やけどや日焼けでできる水ぶくれと同じ性質のものという説明でも、「大きい分だけ不安」で終わりになる?

2012-10-16 17:38:53
rozeree @reemayufu

@parasite2006 さま、ご丁寧にお返事をありがとうございます。嚢胞も結節も、大きさと形状により、一年後に検査した方が安心なもの、2年後でもよいものがあるのですね。保護者にも、naoさまが仰るように、もう少し詳しい区分結果をお知らせしたほうが、良心的ですよね。

2012-10-16 22:03:07
rozeree @reemayufu

@parasite2006 A2判定の個人結果通知表に①嚢胞だけ②結節だけ③嚢胞と結節が両方あったの3択に加えて、大きさ3.1 mm以上の嚢胞または結節があったなかったを追加記載し、通常診療では3.0 mm以下の嚢胞は検出されてもない場合と同等に扱うと知らせるのは、親切ですよね。

2012-10-16 22:08:24
rozeree @reemayufu

@parasite2006 『さらに別紙で「A2判定とB判定はどこが違うか」と言うタイトルで超音波画像の見本入りの説明を同封する』というのも、納得できるかもしれませんね。やはり、結果通知内容が詳しく分からないということも、不安の一因となるので知らせた方がよいと感じました。

2012-10-16 22:11:52
nao @parasite2006

@reemayufu お返事有難うございます。私見では、内側一面に液体がたまっているだけで細胞の塊が見えないA2判定の嚢胞は大きさにかかわりなく中間チェックは不要だと考えるのですが、これでは割り切りすぎでしょうね?

2012-10-17 03:10:45
nao @parasite2006

@reemayufu (この検査を受けられる方が何に対しどれだけの不安をお持ちか、たぶん自分にはわかっていないのだと思います)

2012-10-17 03:11:24
nao @parasite2006

@reemayufu それにしてもこのスライドhttp://t.co/surBzld3 の中には、普通の言葉に直して甲状腺検査を受けた人に個人通知すれば検査の考え方や判定結果の意味を理解するのに役立つ情報が至る所に入っていますね(特にp.34、p.38のフローチャート)。

2012-10-17 03:31:46
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