国の借金と政府通貨の発行の意味とデフレ下での増税が経済にとって最悪な理由

呟き主は経済の専門家ではありません。 以前呟いた自分なりに考えたものをまとめたものです。 マクロ的にみて根本的におかしなところがあれば指摘して頂けると。
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zetumu @zetumu

提案があります。貯蓄税が出ていますが口座にある金の形では無理。だがタンス預金まで含めて可能な方法がある。それはみんなの党でも出ていますが政府通貨です。インフレになれば現金・円建債権の価値は下がりますから実質貯蓄税になる。 @t_ish

2012-02-15 10:16:48
zetumu @zetumu

しかし通貨価値を薄めて国家支出の穴埋をするというやり方は歴史上数多行われその度に国民は苦しんでいる。ではどうするか。政府通貨発行分をすべて一律国民に配る。このやり方だと流通通貨の増加分はすべて国民に渡るので物価の上昇分はカバーできます。 @t_ishin

2012-02-15 10:17:32
zetumu @zetumu

例えば国民一人当たり2万円配ると2.4兆円。日本のGDPを500兆だとすると理論的には0.48%のインフレ率。無理はない。これにより現金・円建債権は実物資産・もしくは外国債券にシフトしますので市場の活性化・また通貨の希薄化と外国通貨へのシフトが起きるので円安に。 @t_ishin

2012-02-15 10:18:11
zetumu @zetumu

ただ国債償還及び金利上昇に拠る利払増加を懸念する財務省は絶対に承知しないでしょう(日銀も)。だが過去の借金分は実質目減りするのでトータルではトントンになるはずです。直接国債償還に当てないのはそれでは国民は直接の恩恵もなく物価上昇分を被るので経済活動が縮小するから。@t_ishin

2012-02-15 10:19:54
zetumu @zetumu

それでは経済が活性化しない。逆に一人2万程度では使い切るので経済は活性化する(BIに組込むことも可)。また小出しにして追加的に実施する可能性をアナウンスすれば実際の希薄化以上に円安に動くはず。それにより輸出が活性化する。では国の借金はどうするのか。@t_ishin

2012-02-15 10:21:06
zetumu @zetumu

現金・円建債権から実物経済へのシフト、円安による輸出企業の活性化、それによる景気浮揚での税収効果もありますが。少し多めに発行して通貨供給量を少しダブつかせればそれを吸収する必要がある。それを増税により行う。@t_ishin

2012-02-15 10:24:08
zetumu @zetumu

これを国債償還に当てていれば、インフレと増税のダブル負担で国民は苦しむが。発行された政府通貨の全額が国民に渡されているのでその負担分は吸収できる。かつて歴史上国家支出の穴埋めに通貨の希薄化が行われたことは数多あるが、通貨の希薄化分を全部国民に渡したことは無いはず。@t_ishin

2012-02-15 10:25:15
zetumu @zetumu

またこの政策は預貯金が多い人からない人への実質的な資産の移転が行われる。ということは資産の再配分、とりわけ預貯金が多い年配者から若年層に再配分が行われる効果がある。@t_ishin

2012-02-15 10:25:45
zetumu @zetumu

間接ではなく直接でのコントロール可能な通貨供給に拠るデフレの克服、希薄化での円安誘導、シフトによる市場の活性化、富の再配分を一挙に行うことができる。@t_ishin

2012-02-15 10:26:38
zetumu @zetumu

実はもう少し考えると今消費税を上げることは最悪だということが分かるのだが。それについてはまた。

2012-02-15 10:28:08
zetumu @zetumu

さて前に政府通貨発行して国民に一律に配ることを提案したが。 野田政権が行おうとしているデフレ下での消費税増税が最悪な理由を述べてみよう。 まず基本的な考え方を押さえてみよう。 まず経済とは何か。 経済とは信用によるサービス循環の規模である。 まず基本的な考え方から。

2012-02-18 00:41:54
zetumu @zetumu

例えば、ここに100万円ある。 これをそのまま置いておけば経済規模は100万円分ということになる。 それを他の人に証書をとって100万円貸しつける。 そうすると貸した人はその証書で100万円分の資産を保有しているとみなし、また借りた人はその100万円を自由に使うことができる。

2012-02-18 00:44:12
zetumu @zetumu

トータルで200万円の経済規模ということになる。 その100万円を更に他の事に使えば300万円の経済規模。 こうして経済規模は膨らんでいく。 そして経済規模の収縮とはその逆のことが起きることである。

2012-02-18 00:44:45
zetumu @zetumu

その上で通貨とは何か考えてみる。 兌換紙幣の頃の通貨は単なる証書に過ぎなかった。 中央銀行は通貨発行分の資産を保有し、その分だけ通貨を発行する。 しかし不換紙幣になってからは意味が変わった。 通貨とはその通貨がどの程度の信用で通用するかのサービスそのものである。

2012-02-18 00:45:31
zetumu @zetumu

そのサービスを裏付けるのは国家の様々な権限による信用力である。 そして物価はその通貨が流通する経済圏でどれぐらい通貨が発行されているかで決まる。 例えば100個同じものがあり、100枚の同額面の紙幣があれば、一個あたりの物価は紙幣1枚の値段付けになる。

2012-02-18 00:46:21
zetumu @zetumu

200枚なら一個あたりの物価は紙幣2枚の値段付けになる(これが通貨価値が下がるということである)。 だから中央銀行は金利などで経済規模に応じて市中の通貨供給量を調整する。 経済規模が2倍になれば2倍の通貨が流通するようにすれば、全体的な物価は安定する。

2012-02-18 00:47:12
zetumu @zetumu

インフレ時には中央銀行ができることは大きい。 金利は無限に上げることが出来るからだ。 だがデフレ下では中央銀行が出来る事は少ない。 金利はゼロ以下には下げられないからだ。 では直接の資産の買入はどうか。

2012-02-18 00:47:51
zetumu @zetumu

中央銀行が市場から資産を買い入れる場合主に購入するのは国債などの債権中心である。 それにより通貨が供給され通貨価値が下がれば通貨及びその通貨建ての債権価値は下がる。 つまり自ら行った事により自らの資産を劣化させる。 その場合最終的にはその劣化分は国家が穴埋めするしか無い。

2012-02-18 00:48:22
zetumu @zetumu

そのような政策的リスクは中央銀行はとれない。 そのリスクが取れるのは政権だけである。 だから中央銀行に市中の資産を購入させてそれでデフレを克服しようというのは政権の逃げでしか無い。 それもいずれツケが政権に回ってくるから無意味な逃げである。 それならば直接政権がやった方が良い。

2012-02-18 00:48:52
zetumu @zetumu

そのやり方は二つ。 国債を発行して市中の資産(サービス)を購入する(所謂政府支出をする)。 もしくは政府通貨を発行する。 国債はいずれ返さなくてはならないので問題の先送り(時間のシフト、信用の先取)でしか無い。 ならば政府通貨を発行して市中に強制的に流通させる。

2012-02-18 00:50:14
zetumu @zetumu

この場合ダメなのは政府通貨発行分を直接国債償還に充てることである。 単に借金を返すというのは上記にある経済収縮の方向性である。 国家の財政収支は一時的に解消するが、国の借金で支えていた経済循環の規模が縮小する。

2012-02-18 00:51:00
zetumu @zetumu

その上で償還分の通貨は市中に出回る訳だから経済規模に比べて通貨がダブついてインフレになる。 (また数字上の操作なので歯止めが効きにくい。) 実は国の借金が膨らんだことの根本原因は民間での信用収縮を国家の信用で補って経済規模を維持したことにある。

2012-02-18 00:52:37
zetumu @zetumu

実は国の借金が膨らんだことの根本原因は民間での信用収縮を国家の信用で補って経済規模を維持したことにある。 経済規模を維持しようとすれば国家が手を引いた分民間で信用拡大が起こる必要がある。 経済を支える信用が国家から民間に移る必要があるのだ。

2012-02-18 00:53:34
zetumu @zetumu

それ無しだと単なる信用収縮が起きるのでダメなのである。 またデフレ下での増税がダメなのも同じ理由である。 単に増税して国債の償還に当てると国の借金で支えていた経済循環の規模が縮小する。

2012-02-18 00:55:25
zetumu @zetumu

この場合通貨は国家が吸収するのでインフレにはならないが(償還はされるので通貨量は同じ)経済循環は収縮する。

2012-02-18 00:55:49