神田大介記者が中日本高速本社会見で質問を募集

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神田 大介 @kanda_daisuke

中日本高速のきょうの会見は終わりました。原則として笹子トンネル下り線復旧以外の質問に対する回答はなかったです。

2012-12-08 16:00:59
神田 大介 @kanda_daisuke

このあと午後3時から、中日本高速が会見を開きます。引き続きみなさんからの質問をお受けします。これを聞いてみたいということがありましたら、私あてにリプライをください。代わって質問します。

2012-12-13 14:10:40
神田 大介 @kanda_daisuke

中日本高速道路は会見で、中央道笹子トンネル下り線(4・7キロ)の緊急点検の結果、天井板を支えるつり金具をトンネル最上部に固定するボルトの脱落が2カ所、ゆるみが608カ所、さびなどによる欠損が22カ所で見つかった、と発表しました。

2012-12-13 16:33:11
神田 大介 @kanda_daisuke

一方で、同じ吊り天井方式の中央道恵那山トンネルの緊急点検では、このボルトの脱落やゆるみはまったく見つかりませんでした。笹子トンネルの特殊性が改めて浮き彫りになった形です。会見はまだ続いています。

2012-12-13 16:34:41
神田 大介 @kanda_daisuke

中日本高速は年内復旧を目指すとしています。 RT @dc5typer3310: 下り線の復旧工事、始まったばかりですが、年末までに復旧するめどは?(難しいかもしれないけど)

2012-12-13 21:27:00
神田 大介 @kanda_daisuke

当然自分で考えた質問もしていますよ。さらにプラスして聞く、ということです。 RT @masahiro2010: こんな内容のツイートをしてるから「もう記者クラブはいらない」なんて叩かれるんですよ。プロなら「何を聞くか」は自分で考えましょうよ。

2012-12-13 21:27:41
神田 大介 @kanda_daisuke

ジェットファンはホールインアンカー(化学的に接着するケミカルアンカーと違い、摩擦力で物理的にとめる)が主に使われているそうです。 RT @nasakawa: (略)ジェットファンなど他のトンネル内重量物はどのようにつり下げているか、などを知りたいです。

2012-12-13 21:29:16
神田 大介 @kanda_daisuke

それはまさに肝心なポイントなのですが、中日本高速は「コメントできない」としています。 RT @tjliner3rd: なぜ、笹子トンネルのみにこのような損傷が発生したのでしょうか。

2012-12-13 21:30:39
神田 大介 @kanda_daisuke

ほかにも質問を寄せていただきましたが、崩落の原因に関する質問について、中日本高速は「捜査を受けている立場でありコメントは差し控えたい」と繰り返すばかりで、何も回答をしませんでした。

2012-12-13 21:32:30
神田 大介 @kanda_daisuke

また、過去の点検に関する質問については「過去の点検結果は文書の保存期間すぎて残っていない。押収された物もあり、整理に時間かかっている。整理できたら情報提供したい」として、やはり明言しませんでした。

2012-12-13 21:33:38
神田 大介 @kanda_daisuke

いえ、ほとんどないですよ。まじめな質問ばかりです。 RT @masamashalovely: お疲れさまでした。中日本への質問ではなく、神田さんに聞いてもいいですか?さっきもチラッと見たんですが、Twitterで質問を募集してから、心ない意見も多数あるんじゃないですか?

2012-12-13 21:44:06
神田 大介 @kanda_daisuke

確かに構造は同じですね。 RT @nasakawa: あと施工アンカーのなかでも、ホールインアンカーはケミカルより強度で劣るとされるので、意外な回答でした。いずれにせよジェットファンも、崩落した板と同じく「あと施工アンカーを天井に垂直に打ち込んで吊る」構造なのですね。。。

2012-12-13 21:45:46
神田 大介 @kanda_daisuke

コンクリートをうつ段階で何とかできないのかとも聞いてみたんですが、精度を保つことなどが困難なようです。 RT @nasakawa

2012-12-13 21:46:53
神田 大介 @kanda_daisuke

それにしても。緊急点検の結果が明らかになり、笹子トンネルの異常さが際だってきた感じがします。

2012-12-13 21:52:28
神田 大介 @kanda_daisuke

笹子下り線に使われているアンカーボルト(トンネル最上部でつり金具を固定し、天井板を支えるボルト)は1万2002本。緊急点検で脱落が2本、ゆるみが608本、さびなどによる欠損が22本見つかったそうです。

2012-12-13 21:53:03
神田 大介 @kanda_daisuke

これに対し、17234本のアンカーボルトが使われている恵那山トンネル下り線では、脱落・ゆるみ・欠損すべてゼロです。完成は恵那山が1975年、笹子が76年。ほぼ「同期生」なのにこれだけの差が出ている。

2012-12-13 21:54:55
神田 大介 @kanda_daisuke

しかも、最後に詳細な点検が行われたのも、笹子は今年(9月)、恵那山は2010年なんですよね。

2012-12-13 21:56:39
神田 大介 @kanda_daisuke

では笹子と恵那山は何が違うのかと言えば。いまわかっている事実ではっきりしているのは、天井板からアンカーボルトまでの高さです。笹子は上り線の高いところで5・3メートル、下り線でも4・1メートル。恵那山は2・1メートルです。

2012-12-13 21:59:10
神田 大介 @kanda_daisuke

点検をする作業員は、常に打音点検用の金づちを装備しているといいます。ごく一般的に言って、手の届く範囲はたたきながらみるとのこと。恵那山では特に意識をしなくてもアンカーボルト周辺を打音できた。笹子ではそれができていなかった。

2012-12-13 22:00:43
神田 大介 @kanda_daisuke

笹子でトンネル最上部、アンカーボルトのある部分の打音点検がされた記録が残っているのは、2000年が最後です。今年9月も作業員が天井板の上に乗って点検をしていますが、足場を組む必要がある最上部は打音をしていませんでした。

2012-12-13 22:02:54
神田 大介 @kanda_daisuke

まだ崩落事故の原因はわかっていませんし、打音点検をしていれば事故が防げたかどうかもわかりません。ただ、これまで明らかになっている事実をみる限りでは、点検と事故の間に因果関係はなかったのかと、疑ってしまいます。

2012-12-13 22:05:26
神田 大介 @kanda_daisuke

施工業者はちょっとわかりません。工法や構造にはかなり違いがあるようですね。 RT @damin_en500: 施工業者や工法、使用した資材に違いはなかったんでしょうか・・・。

2012-12-13 22:06:05
神田 大介 @kanda_daisuke

たとえば。恵那山には車が通るトンネルのほかに補助トンネルがあります。これは、地質などを調べるために先行して実験的に掘られたもので、本線の開通後は送気用に使われています。ゆえに恵那山では、天井板の上の送気用の空間が小さい。なのでアンカーボルトの位置も低いんですよね。

2012-12-13 22:09:12
神田 大介 @kanda_daisuke

天井板の上の空間というのは新鮮な空気をトンネル内に取り込み、排気を送り出すためにあります。送気に補助トンネルを使えるため、恵那山では天井板の空間はほとんどが排気用に使われているんです。笹子には補助トンネルがないので、そのぶん天井板の上は大きくなっています。

2012-12-13 22:11:01
神田 大介 @kanda_daisuke

もう一つ。恵那山は4カ所で換気をしていますが、笹子は2カ所でしか換気ができません。これもまた、笹子で天井板の上が広くなっている一因です。こまめに換気ができないので、天井板の上に排気をためこまざるをえないんですよね。

2012-12-13 22:12:16
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