「歴史観の歴史」について書いてある本があったら教えてください。というか、近代までなら歴史家の歴史を調べればよいのか?
2010-01-27 14:44:26歴史観の概念て、近代以降ですかね?歴史観概念に自覚的な歴史書って、いつからだろう?RT @kotono8: 「歴史観の歴史」について書いてある本があったら教えてください。というか、近代までなら歴史家の歴史を調べればよいのか?
2010-01-27 14:49:49@kotono8 歴史が史観であるということが日本でより意識されたのは90年代以降なので、そういう本は個別事例を除けばあまりないと思います。なので、「歴史観とはなにか」ということを考えるのでしたら、たとえば上野千鶴子編『構築主義とは何か』あたりがオススメでしょうか。
2010-01-27 14:50:37たとえば司馬遷やヘロドトスはどのように歴史を認識していたか、というところから始まって、唯物史観・司馬史観・戦後民主主義史観・自由主義史観等々まで知りたい RT @mellowconsultan: 歴史観の概念て、近代以降ですかね?歴史観概念に自覚的な歴史書って、いつからだろう?
2010-01-27 14:54:07@kotono8 あと、このへんのざっくりした解説は、拙ブログですが、以下などを参考になさってください。 http://d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH/20071229/p3
2010-01-27 14:54:30もちろん、「歴史観」という概念そのものは新しいけれども、「歴史がどのようにとらえられてきたかの歴史」ということでいえば古代からつながると思います。というわけで、ないなら自分で書くしかないのか。 @TRiCKPuSH @mellowconsultan
2010-01-27 14:55:49@kotono8 学生時代に読んだ基本文献しか知らずやや気後れしますが、カー『歴史とは何か』フーコー『性の歴史』アリエス『〈子供〉の誕生』アンダーソン『想像の共同体』あと網野義彦とか? 意外とこのあたりすでに読まれなくなってるやも。
2010-01-27 14:56:28ふむふむ。「構築主義が歴史学の分野でおもにやってきたこととは、…「歴史とはすべて認識の所産である」という視角を提示したことである。」 RT @TRiCKPuSH: @kotono8 あと、このへんのざっくりした解説 http://bit.ly/cjhMDF
2010-01-27 14:57:24ありがとうございます。カーは原文も読んでみました。 RT @fchikara: @kotono8 カー『歴史とは何か』フーコー『性の歴史』アリエス『〈子供〉の誕生』アンダーソン『想像の共同体』あと網野義彦とか? 意外とこのあたりすでに読まれなくなってるやも。
2010-01-27 14:58:01.@kotono8 僕の行っていた大学には「経済史」と「経済学史」の両方の講義があったのですが(経済学部は大抵そうだと思いますが)、「歴史」と別に「歴史観史」が必要、ということでしょうか。
2010-01-27 14:59:15意欲的ですね。大著ができそうです。RT @kotono8: たとえば司馬遷やヘロドトスはどのように歴史を認識していたか、というところから始まって、唯物史観・司馬史観・戦後民主主義史観・自由主義史観等々まで知りたい RT @mellowconsultan: 歴史観の概念て、
2010-01-27 14:59:51カーの「歴史とは何か」の一部はこちらで訳してみました→歴史における因果関係 - 閾ペディアことのは http://bit.ly/cqxmfF @fchikara
2010-01-27 15:00:47@kotono8 私見ですが、@TRiCKPuSH さんがブログに書かれていた通り、構築主義が「歴史=認識」にしてしまったことで、相対主義に拍車がかかり、ポストモダンでいいよね的なうやむやなことになって、「歴史」が葬り去られてしまった感があります。
2010-01-27 15:01:19いいですね。分厚くて高い専門書ができそうです。RT @kotono8: もちろん、「歴史観」という概念そのものは新しいけれども、「歴史がどのようにとらえられてきたかの歴史」ということでいえば古代からつながると思います。という @TRiCKPuSH @mellowconsultan
2010-01-27 15:01:54「歴史家史」あるいは「歴史史」でもいいのかもしれませんが、メタな見方。 RT @takeshix: 僕の行っていた大学には「経済史」と「経済学史」の両方の講義があったのですが(経済学部は大抵そうだと思いますが)、「歴史」と別に「歴史観史」が必要、ということでしょうか。
2010-01-27 15:02:18@kotono8 で、ところが「歴史=認識」だけでなく、「歴史=事実の積み重ね」でもあったはずで、その「事実の積み重ね」の部分も一緒に葬り去られちゃった、というのが僕の意見です。なのでたまに個人的に過去の事実を発掘してはひとり愉しむということをやりたい。
2010-01-27 15:02:34.@kotono8 こういう書物を見つけました http://en.wikipedia.org/wiki/Metahistory
2010-01-27 15:05:56カーは、歴史事実を積み重ねるだけなら歴史家とはいわないと書いてますね。「解釈(原因研究)=歴史家の仕事」と。もちろん事実の探究は私も重視していて、一方でその情報の収集・取捨選択・編集にどうしても自分の主観が混じることをあくまでも認識しておきたい、と思っています。@fchikara
2010-01-27 15:06:06ありがとうございます! RT @takeshix: .@kotono8 こういう書物を見つけました http://bit.ly/cSboe5
2010-01-27 15:08:10@kotono8 「歴史がどのようにとらえられてきたかの歴史」は、その文脈を整理している本や論文はあると思いますよ。大雑把に言うと、アナール学派からフーコーなど構造主義を経て構築主義に至るという流れ。考古学とかまで網羅している文章は記憶にないですけど、あるとは思います。
2010-01-27 15:08:26私も知りたいRT @mellowconsultan: 歴史観の概念て、近代以降ですかね?歴史観概念に自覚的な歴史書って、いつからだろう?RT @kotono8: 「歴史観の歴史」について書いてある本があったら教えてください。というか、近代までなら歴史家の歴史を調べればよいのか?
2010-01-27 15:08:34@kotono8 原文にも当たられていたのですね。知らず失礼しました。「事実の積み重ね」と自分で書いておいてなんですが小熊英二さんを思い起こします。しかし何をもって「事実」とするか、という議論の迷宮があることもまたたしかで(続
2010-01-27 15:09:12@kotono8 構築主義の揺り戻しで五分前に地球はあったかどうか、みたいなところに陥って、後右よりの人が上手に構築主義使い出したから、左よりの人たちが危機感を感じてじたばたしてるんですよ。
2010-01-27 15:09:57ありがとうございます。水戸学とか神皇正統記なんかも含めたいです。 RT @TRiCKPuSH: 「歴史がどのようにとらえられてきたかの歴史」は、その文脈を整理している本や論文はあると思いますよ。大雑把に言うと、アナール学派からフーコーなど構造主義を経て構築主義に至るという流れ。
2010-01-27 15:10:05@kotono8 しかし僕が言いたいのは、どこまでいっても認識の問題をないがしろにできないにしても(それこそ哲学が延々やってきてまだ答えが出ないことですから)、存在そのものは断片的にであれあったはずだ、ということです(続
2010-01-27 15:10:33