2010年8月21日

FRPの寿命予測の難しさ

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やまなみ @Yamanami_ZAION

なん・・・だと・・・RT @obiekt_JP 90式戦車の砲身飛び散る=大規模演習に向けた射撃訓練中-陸自 http://bit.ly/dc7Vk0

2010-08-21 01:03:30
やまなみ @Yamanami_ZAION

90式→三菱重工→F-2→CFRP主翼って事で、材料屋兼軍オタならではのネタを書いてみよう。今回の事故で、三菱重工の技術力を「魔改造」と持てはやし神聖視するのはNGってのを前提に話を進める。(続

2010-08-21 01:07:25
やまなみ @Yamanami_ZAION

続)複合材料(FRP)というのは、金属と違って寿命予測が難しい。航空機は損傷許容設計(うぃきぺ「繰り返し荷重がかかる構造物の運用中に検出できない初期欠陥からき裂が発生・進展することを前提として寿命を評価する手法」)で作られてる。(続

2010-08-21 01:12:25
やまなみ @Yamanami_ZAION

続)FRPの寿命の議論が始まった背景には、「高度成長期に大量に建造されたFRP構造物がそろそろ寿命っぽいぞ?でも不景気だし、使えるうちは使いたい。どのくらい持つのか教えてください教授!」という産業界の悲痛な叫びがある。(続

2010-08-21 01:24:47
やまなみ @Yamanami_ZAION

続)中の人的にぶっちゃけると、誰でも知ってる大手住宅設備メーカーですら、FRPの使用は経験と勘。材料の調合とか、門外不出の社外秘で職人技の世界。大学の共同研究パートナーにすら調合データを出すのをえらい渋った。「絶対に学会には出すな」と念を押されてやっともらった。(続

2010-08-21 01:34:20
やまなみ @Yamanami_ZAION

続)こんな産業界の現状の上に、三菱重工がネ申メーカーでない事がはっきりしたので、彼らも五十歩百歩であろう。中の人はいつF-2が落ちるかと不安で仕方ないに違いない。さーて、いつうちの先生とFRPの神様の某技術士に泣き付いて来るか見ものだ。(続

2010-08-21 01:40:14
やまなみ @Yamanami_ZAION

続)なんせ金属(砲塔)ですらこの始末だからね。・・・って書いてて気付いたけど砲身は日本製鋼、砲弾はダイキン製。何れにせよ、日本の国防産業に学会のレベルを超える秘伝のノウハウがあるとはとても思えない。その頼りの学会がやっと緒に付いたとこなんだから・・・お察し下さい。(続

2010-08-21 01:49:43
やまなみ @Yamanami_ZAION

続)なんせ日本のFRPの権威の教授が「新しいボーイング乗るの怖いわぁ~!」って言ってるんだから。まぁ、同じ三菱重工製CFRP主翼の機体はF-2が1995年から15年飛んでる訳だから、ボーイングが落ちる前にF-2でコメット連続墜落事故の二の舞をやるでしょうね。(続

2010-08-21 01:54:06
やまなみ @Yamanami_ZAION

続)実際のところ、かなりのビビリようですでに主翼ごと全とっかえされてたりねw 何れにせよ、三菱重工は早くうちの先生と、FRPに詳しい技術士に泣き付くべき。いやマジで。以上、実態を知る中の人からの報告でした。

2010-08-21 02:01:03
やまなみ @Yamanami_ZAION

支援戦闘機の寿命について。うぃきぺ>F-1「(抄)量産1号機は1977年ロールアウト・強度再検討による疲労耐用時間の延長と、当初予定より年間飛行時間が少なかったことより、更新は1997年(平成9年)度から」支援戦闘機は20年持つ←結論

2010-08-28 17:14:29
やまなみ @Yamanami_ZAION

支援戦闘機の寿命その2。うぃきぺ>F-2「2000年(平成12年)から部隊配備を開始した。」日経F-2後継記事http://bit.ly/cu10zl>「F-2の退役が20年後にも始まると予測し」先代のF-1と同じ20年。CFRP主翼の寿命が、材料屋としては懸念。

2010-08-28 17:23:36
やまなみ @Yamanami_ZAION

支援戦闘機の寿命その3。うぃきぺ>炭素繊維「1970年代以降、優れた強度を持つ特性から強化プラスチックの補強材や複合材料の素材として使われ始めるようになる。」よって90年代・F-2開発の時点で、産業界の劣化や寿命の事例を収集、経験則で設計しているとすれば安心。

2010-08-28 17:39:25
やまなみ @Yamanami_ZAION

支援戦闘機の寿命その4。此処からは私の十八番だが、材料学会を見ていてもFRPの寿命って謎だらけ。実態は外観を見て経験と勘で更新時期を決めている。この辺産業界はかなり適当。本当はまだまだ持つ物、逆に早く交換しないと危ない物があり、現に事故が起きてる。だからF-2超心配!

2010-08-28 17:45:14
やまなみ @Yamanami_ZAION

支援戦闘機の寿命その5。ちょっと待て!日経の「F-2の退役が20年後にも始まると予測し」って「2020年後半」?それとも「今から20年後」=2030年の意味?後者だとしたら2000年の舞台配備から30年、相当なご長寿になるが・・・

2010-08-28 17:52:22
やまなみ @Yamanami_ZAION

軍事板まとめhttp://bit.ly/bw1g49「Q:F-15J・F-2退役時期は?A:導入開始からざっと30年程度。F-4EJをそんくらい使ってるから。F-15は寿命8000~1万時間とのことだから年200時間としたら40~50年F-4とは時代も背景も違う 」

2010-08-28 18:00:35
やまなみ @Yamanami_ZAION

それを考えるとF-1の(延命しても)4050時間は短い。それにしてもF-2の退役は2020年2030年のどっちだ・・・文面からすると後者だろうけど。

2010-08-28 18:03:57
やまなみ @Yamanami_ZAION

万が一、F-2の主翼がボキッと逝ったりしたら、日本の空の守りに大穴が空くばかりか、三菱重工が主翼を担当しているB-787まで飛べなくなって世界中大混乱だ。F-2の責任は重大。

2010-08-28 18:18:15

コメント

おかきゅう @okq_okq 2010年9月27日
ちょっと怖いとても参考になるお話。わたくし、意見変わりましたわ。
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撃壌◆ @gekijounouTa 2010年10月9日
レーシングカーもカーボンモノコックが使われ始めた当初は経験の無さから、内部で材料の剥離が起き、剛性が低下したそうな。何かマシンがおかしい、と気付いたのはドライバーw(昔のバイト先の昔の話w)
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撃壌◆ @gekijounouTa 2010年10月9日
レーシングカーも複数年使うと、どうしても剛性が低下するのでその時にはモノコックを新品に交換しまつ。F-2も翼だけ交換出来る構造になってないのかなぁ。詳しい人教えて下さい。
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撃壌◆ @gekijounouTa 2010年10月9日
レーシングカーのモノコックの剛性のテストは、ねじる力を与えてその歪みの量で測定します。実に原始的wかといって定期的にテストするわけではありません。だいたい寿命が来る前に新マシンになりますw
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撃壌◆ @gekijounouTa 2010年10月9日
F-2も全バラする定期検査あると思うんだけど、その時に剛性チェックしたりするのかなぁ。けど交換するとして、片側約5mのカーボンの塊なんて、いったいいくらになるのか想像もしたくないwww
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8_S01 @8_S01 2010年10月9日
ボーイング787の複合材料はTiGrやグレアなど金属箔を挟んだものがほとんどだったと思います。ですのでF-2のCFRPと同等に語ることはできるのでしょうか?金属箔を挟んだFRPについて知見があればご教授いただければ幸甚です。
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撃壌◆ @gekijounouTa 2010年10月9日
あったこれこれ。タイヤにフラットスポットが出来、数週に渡った異常振動に耐えきれずサスが破損。カーボンは突然ガラスが割れるように破壊されるから怖いんだよなw金属ならこうならないw http://j.mp/dAF6j5
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撃壌◆ @gekijounouTa 2010年10月13日
@kamille_a 初めまして。カーボン製品の件ですが、昔のバイト先にいろいろ聞いてみましたw よろしかったらご参考までにw http://j.mp/az9uyu
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