【生活保護】 生活保護はなぜ必要か? 【失業保険】
ともあれ、「人を殺した事のない奴は殺人について語るな」に異を唱えるのと同程度には、「受給者になったことはないけど生活保護について考えてみる」くらいはしても罰当たらんだろ。うん。
2013-01-10 23:14:49「労働力として働けて、労働する意志もあるが、雇用がないから働けない」に対する生活保護(失業保険)は、雇用が回復したときに投入する予備力としても必要になるのだから、淘汰せずにセーフティネットで救済すべきだ論。
2013-01-10 23:46:13もうひとつの、「では労働の意志があっても、労働能力(生産能力)がない(回復が見込めず)人」の救済はどうするのかというと、これはもちろん救わなければならない。理由は、「いつなんどき自分がそうなるかわからない。自分がそうなったときに淘汰されないために、今そうなっている人を救うのだ」論
2013-01-10 23:47:39ここらへんは、災害に対する備えやボランティア論なんかでも繰り返してきてるけど、「情けは人の為ならず」「他人に起きた不幸はこれから自分に起きる可能性が高い。それがいつか特定できないだけだ」という視点に立つ。
2013-01-10 23:48:26「回復が見込めない状態」になった人をおいそれと見捨ててもよい、というのを正当とするなら、自分が同様になったときも「救われなくて当然。さっさと見捨ててくれ」と、その瞬間にも言える確信が必要だと思う。
2013-01-10 23:49:09ただ、病気になってない健康なときは誰だって強気で、病気や怪我を負って未来が不確かになると誰だって弱気になる。強気でいられるときの判断が、弱きになったときにも維持できる人ばかりではないし、たぶんそういうのは少数派だ。
2013-01-10 23:49:53故に、だからこそ、「誰かが救済しないと存在もできないような状態になってしまった人を、淘汰しない社会」は必要だという点は当然ながら共感できる。問題はそのコストをどこまで許容するか、誰が捻出するか。やはりそこに至ると思う。
2013-01-10 23:50:37人を殺してはいけない理由は、自分が殺されないようにするためだ。たぶん、全部それと繋がる話。――ただしそれも、「振れる袖の長さに応じて」になる。だからこそ我々は、袖の回復、袖を少しでも長くすることに注力しなくちゃいけないわけで、それこそが経済政策・景気回復最優先てことなんだと思うお
2013-01-10 23:52:46不景気になると人は「他人は自分で自分をなんとかするだろう。だから自分も自分でなんとかしなひといけない。他人より自分個人を優先する」になる。可処分所得も小さくなるし、可視範囲も狭くなる。自分が世界の基準になり、自分を凌駕する知見の存在を脅威と見なす。
2013-01-10 23:54:16なぜなら、自分より優れた存在は、自分より優先して救済されてしまうかもしれないからだ。自分はそれらの救済が優先されることで捨て置かれるかもしれない、という恐怖心を抱くからだ。だから、「あいつは決して優れてなんかいないんだ、自分を見捨てるに足らぬ存在だ」と叫んで、優越者を妬む
2013-01-10 23:55:27自分がそうなりたいというよりも、「自分が助かる可能性を奪う優越者を排除しよう」という心理だと思う。だから、自分が助からないかもしれない、と同調した「可視範囲が狭い人達、自分で手一杯の人達」は、結託して優越者の排除に動く。
2013-01-10 23:56:27懐に余裕がない社会は、羨望と嫉妬に満ちていくのは、そういう「個人が自分自身の生存、自分の明日が継続することに対する確信が揺らぐ」という心理が作用するんでないかなあ。どうなんだろう。
2013-01-10 23:57:15