ラノベ作家・榊一郎氏:ラノベ業界で一番危ないのは「ラブコメハーレムってこういうもの」と思い込む「レッテル貼り」

「今のラノベはハーレムでラブコメしか駄目なんですよね?」的な思い込みに囚われていた元教え子氏とのディスカッション
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榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

「ある場所まで殺す為に少女を連れて行く物語」こう書くと俄然、引力出てくるでしょw なんでその場所で殺す?? 此処じゃ駄目か? なんで? 此処じゃ殺す意味が無いから。此処で殺したらどうなる? 死なない? あるいは―― #sousaku

2013-01-12 22:38:45
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

まあ、このあとの部分は自分用に二通りくらい考えてあるので、敢えて書きませんがw (すまぬ) ただ、ここまでひねると、もう、誰も「ヤマトじゃん」とは想わない。良くも悪くも先に言った分かりやすいアイコン、レッテルが違っているから。 #sousaku

2013-01-12 22:40:49
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

私がやっているのは典型的な換骨奪胎の手法ですが、(途中の小ネタを発想する上での多少の飛躍はある訳ですが)基本的に、既にある物語を参考にしている訳で、自分がその物語に感じた「面白さ」をも、別作品で再現できる様に意識する事が、比較的、容易い。 #sousaku

2013-01-12 22:44:48
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

ヤマトであればガミラスに相当する「障害」を、こちらでも出してやれば良いのですし、少女を殺さなければ世界が滅亡するんです、というのなら(それこそうちの棄てぷりだが)、ヤマトばりに「世界滅亡まであと●●日」とかやってもいい。 #sousaku

2013-01-12 22:46:50
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

あるいは少女を殺した事を悔いている男の、過去を振り返る物語だとすると、「最終兵器彼女」みたいに、「想えばこの時が引き返せる最後の時だったのだ」的な、後悔のにじみまくる場面や文章をたんと入れてやる事で、盛り上がる盛り上がる。 #sousaku

2013-01-12 22:47:58
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

そういう、先達の作品に、素晴らしい演出方法やネタが山ほど転がってるので、一部お借りして、自分の作品に組み込んでやればいい。まあ、私がいつも「やっぱ本読もうぜ」的な事を言うのはこういう場合に作品を知ってる数が多いほどに、有利だからですが。 #sousaku

2013-01-12 22:49:35
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

とにかく。「企画が通らない」という話はよく聞くし「お話を思いつかない」という嘆きも至極もっともですが、一度、自分の中で「こういうもの」と表面的に思い込んでいるものを、再定義して、その過程で出てくる諸々を削り落としていってやると、意外に、 #sousaku

2013-01-12 22:51:10
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

削り落とした部分に、別の何か盛り込むだけで作品は造れたりするぜーという話。で、削り落とす上で、「何を削って何をもるか」に関しては、やはり、「ハーレム」にしろ何にしろ、根本的で汎用的な理解が出来るよう、「それはなんぞ?」という問いかけを自分で頻繁にしておくと便利。 #sousaku

2013-01-12 22:53:09