- kinginkeika
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さてー、この哲学群が批判を経てまた新たに、今度はドイツで「ドイツ観念論」ってなって出てくるわけですけど…これまた、最ッ高に「アタマ」主義です。だいたいアタマ主義です。カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル。はわわ~。ヘーゲルなんざ絶対精神とまで言いますからねw。
2013-01-12 19:57:15さってー、今ので大体お分かりのように、西洋人はどーやら、人間が動物と「ある点」で違う、という事にかなり執着してたのがお判りかなーと思います。大体そうです。その「ある点」ってのが、まさに「アタマ」であるわけで、そのアタマの装置、として、理性を彼らが信奉する、のは当然だったりなのです
2013-01-12 19:59:46@L_O_Nihilum @kinginkeika @W_Sheffield あら、知らない間が話が進んでる…凄い参考になります。しっかりメモっておきますw
2013-01-12 20:00:00ヘーゲル以後もちらほらいます。フロイトなんかも最終的にカント的な理性主義に傾いたと言われていましたし、歴史や現存在の肯定をどこかしこ語るサルトルあたりも理性重視の思想家だと思います。
2013-01-12 20:01:01@W_Sheffield @kinginkeika ド概論なので、詳しくはそれぞれの思想家をお調べくださいませ~^^
2013-01-12 20:01:28で はー、西洋人はそんなに、どこまでもアタマばっかり突っ走ってたのかー?…そんなんで、ハナシを終えちゃあ、ハナシがオチないでしょう(笑)。最初お知らせしましたよね。パルメニデスとヘラクレイトス。ヘラクレイトスサイドの人々だって、負けじと思想をこねくりしてきているのも、また西洋。
2013-01-12 20:02:32俺が純粋な哲学避けたのこのへんが理由かなあ。厳密すぎて窮屈すぎる。ざっくりの性格の俺には完全に合うものではないが、知って置かなければならないことだろうな。
2013-01-12 20:03:01ヘラクレイトスは、なんとこの理性的な考え方こそ愚の骨頂だ、と考えます。だって、変化しちゃうんだもん、変化していくもののなかで、なんか代わりの無い物を探してく、なんて、馬鹿のやることです。お前はウナギでも追っかけてるのかと(笑)。
2013-01-12 20:03:20彼はむしろ、「直感」(てか直観)と感性を非常に大事にしました。彼はだから、直感で哲学します。理論は、その直感の根拠を探す、というセンスで穴埋めするだけで、分かっている人は理論なんて二の次でオッケー、って考える代表の方でした。
2013-01-12 20:04:41例えば。これは僕の大好きな、ヘラクレイトスの思想の一つだけど…「スーパ-マーケットは死体売り場だ!我々は、毎日、生を死に、死を生きているのだ!」…彼はどうしてそれが成り立つのか、一切説明せず、これそのものを説明だとしてことを終える。けれど、とても鋭い直観が働いています。
2013-01-12 20:06:05つまり、だってそうでしょう、私達が食べるものは、みんな生き物の死骸、死体ですよね!それに、毎日死に近づいて生きている。死を食べながら、毎日死に向って生きている。大正解です。優れたセンスさえあれば哲学出来る、と語るヘラクレイトスのセンスはダテじゃございません。
2013-01-12 20:07:07※注釈
"これ"というのは、
"つまり、だってそうでしょう、私達が食べるものは、みんな生き物の死骸、死体ですよね!それに、毎日死に近づいて生きている。死を食べながら、毎日死に向って生きている。大正解です。優れたセンスさえあれば哲学出来る、と語るヘラクレイトスのセンスはダテじゃございません。"
というものに対しての発言。
ほかにもこんな方が、「カラダ」型の哲学者にはいますねぇ…そうそう、コクリコ坂にも名前が出ておりました…ディオゲネス。シノペのディオゲネス。コイツは、なんとアレキサンダー大王お墨付きの超天才ニート!
2013-01-12 20:08:06あらゆる「生きるためには余分なもの」をビシバシ棄てて行った!だから、知識も要らない、数学も要らない、勉強も本も要らない、鉛筆も要らない!持っていたのは杖とお皿だけ。ご飯さえ食べれば、生き物は生きていけるでしょ?っていう考え方です。
2013-01-12 20:09:03彼は感動して、後々そのお皿も投げ捨てちゃうんですけどね!勿論、要らないからです。手ですくえば水も飲める!まだいらないものがあったか!感動した彼はお皿も投げて割ってしまいました。
2013-01-12 20:09:49このニート、哲学の力もナメてはなりません。頭脳でいっぱいいっぱいになってるゼノンを、鼻で笑って見せました。足で批判してやりました。
2013-01-12 20:10:21やっぱ哲学を知らないと思想の多様性は理解できないかもしれないな。だからここでずっと突っかかってたのだろうか。師匠の話は原理主義的な側面もあるが、多様性についても理解しておかないと。軋轢をどうすれば減らせるかが俺の役割かもしれないし。
2013-01-12 20:11:20どうやったかって?ゼノンが不動単一論を述べた時、彼がどう反論したか。目の前で、てくてくと歩いて見せた。ほら、変化も移動もあるじゃんよ、アタマん中にこもってて、お前は何を見てきたんだ?テメーのオメメは節穴か?っていうこの批判具合!カッコいいもんです。
2013-01-12 20:11:27さて、その後も身体を大事にする思想家はいましたねー。エピクロスなんかがそうです。っていってもゼノンとだいたい同時代でしたけどね。エピクロスは、知識のために哲学があってはならない、哲学は心の医者でなければならない、として、楽園を築き、ゆったりライフを提案します。
2013-01-12 20:12:31ゆったり、求めず、ありのままを幸福として生きて行けば、死ぬのだって苦しまない、なぜなら、もとめなくていいのだから。過ぎたことを求めない、という点もまた、ディオゲネスそっくりですねー。
2013-01-12 20:13:07で、キリスト教がやってきて、やっぱ身体いったん影をひそめるのですが、そこそこ身体を頑張れと押し出してくれる哲学者がちらほら出てきます。スピノザがぶっちゃけそれで、表デカルト主義ですが、内的な人間の解放として、実体験や反省的な認識を肯定的に考えていきます。
2013-01-12 20:14:14また、これは「感性」を扱うというよりは、理性をもって感性の分析に迫ろう、という考えのエリアですが、「ドイツ観念論」あたりのころに、「美学」という哲学の分野が育ち始めていました。
2013-01-12 20:15:54