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LNTとチェルノブイリ事故の影響について Zbigniew Jaworowski 氏が残した言葉

長くUNSCEARの委員を務め、国連の各種機関の提言でも重要な役割を果たしてきたポーランドの医学者・放射線科学者の Zbigniew Jaworowski 氏が亡くなる前年に発表した文章から抜粋です。チェルノブイリ事故の対応におけるLNTの扱いについて厳しく批判を行っています。 The Chernobyl Disaster and How It Has Been Understood http://www.world-nuclear.org/uploadedFiles/org/info/Safety_and_Security/Safety_of_Plants/jaworowski_chernobyl.pdf
震災 原発 lnt チェルノブイリ
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s_matashiro @glasscatfish
以上、国連科学委員会UNSCEARの議長も務めたZbigniew Jaworowski 氏 http://t.co/jRmLQTgZ が亡くなる前年に発表した文章から目についたものを抜粋しました http://t.co/QY7hWnpZ http://t.co/7qBTNW5m
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s_matashiro @glasscatfish
「放射線の最大の害悪は肉体に対するものではなく人間の心に対するものである」の言葉を残して2011年に亡くなった元UNSCEAR議長 Zbigniew Jaworowski のチェルノブイリ事故に関する概説(英語)LNTを厳しく批判してる http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
「LNTの起源」の節では、UNSCEARがLNTを導入した際のジレンマを紹介。4000mSvのしきい値を認めるか認めないかは、大気中核実験の継続を認めるかどうかの問題だった。LNTなら6万人が白血病、しきい値ありならゼロ。 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
Joworowski氏がUNSCEARの資料を元に書いた、第2次世界大戦終了から現代までの自然放射線による被曝と人工被曝を比較した図。自然放射線の高線量地域はかなり極端な例を取っている http://t.co/QY7hWnpZ http://t.co/kGcHQHDR
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s_matashiro @glasscatfish
フランスでの放射線モニタリングシステムと自然放射線量を紹介したパリ在住の方の個人ブログ「おフランス 嫁入り日記」 http://t.co/YN85qqn6 東京0.073μSv/h, パリ0.053-0.090。モンブランの近くには自然放射線で0.2583μSv/hという地域も
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科学者・環境活動家 James Lovelock (環境保護の為に原発推進を主張してる)の本には、チェルノブイリ事故のあと、事故にまつわるデマ・伝説を正す能力がある科学者たちがむしろ黙ってしまったと書かれているらしい http://t.co/KTob9Tkk
リンク t.co The Vanishing Face of Gaia: A Final Warning: James Lovelock: 9780465019076: Amazon.com: Books The Vanishing Face of Gaia: A Final Warning [James Lovelock] on Amazon.com. *FREE* super saver shipping on qualifying offers. <DIV>The global temperature is rising, the ice caps are melting, and levels of pollution across the world have reached unpreceden
s_matashiro @glasscatfish
Jaworowski氏は、チェルノブイリ事故の直後に自身のワルシャワの研究所で通常の55万倍のβ線を観測した。情報が入らないので、BBCニュースで事故を知るまでは核戦争が始まったと考えていた。p7 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
チェルノブイリ事故当時、ポーランドには核戦争に備えた安定ヨウ素剤の備蓄が一人あたり百回分あり、「液体の」安定ヨウ素剤を配布と、事故対策を立案したZbigniew Jaworowski の文書に。これがルゴール液と混同された? http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
Jaworowski 氏は安定ヨウ素剤(液体)の配布などチェルノブイリ事故の様々な対応策をポーランド政府に提言した本人。しかし、甲状腺に平均70mSv, 最大でも200mSvという線量と、医療用 I-131の大量投与でも癌が増えてないことから、ヨウ素剤配布は必要なかったと回顧
s_matashiro @glasscatfish
甲状腺疾患を放射性ヨウ素で治療したあと長期観察してもがんの増加は無いという調査 http://t.co/irLwVopa 癌全体では減るが一部は少し増加http://t.co/Hu2MQyei 259MBq 以上投与で一部癌増加http://t.co/hc7iZmrX
s_matashiro @glasscatfish
チェルノブイリ事故は1986年。ポーランドでは独立自主管理労働組合「連帯」の結成後、ソビエト共産党の支配から民主化していく過程。「連帯」の勝利に事故への対応(牛乳の緊急空輸などアメリカ大使の役割も含め)の影響は小さくない p9 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
LNTの起源:発足当初のUNSCEARでの議論は政治や時事問題の影響を受けていた。ソ連・チェコ・エジプトの代表はLNTを強く支持し、核実験停止の根拠として主張した。冷戦時代を通じてソ連が変わらずLNT支持 p9 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
UNSCEAR1958のリポートでは、LNTは作業仮説として「単純化のために」導入されしきい値の有無も両論併記的。しかし、この慎重な態度は1959のICRPでは消え、後年はあたかも科学的な根拠のある事実であるかのように扱われた p10 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
1958年当時、UNSCEARは核実験の降下物によって起こる大きな遺伝的傷害は4万人もに起こると考えていた。現在では、爆生存者二世の調査で、確認できるような影響はないことが分かっている(UNSCEAR2001)。 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
チェルノブイリ事故後様々な奇妙な規制が欧州内外で行われた。これらの原因は3つ。1:感情 2:LNT 3:為政者によるプラセボ効果(とりあえずなにかやった、という姿勢を見せる)である。 p8 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
チェルノブイリ事故直後本当に危険なレベルの(1Gy/h)は原子炉西南1.8kmの無人地域だが2日後には1/100に。5万人近くが避難させられたプリヤピチでも当日の1mSv/hから2日後は 0.01mSv/h。避難の必要は無かった p12 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
チェルノブイリ事故後の大規模避難の領域はLNTに基づき、被曝が1mSv/yになるように決められた。しかし避難の害は甚大。ロシアの放射線防護 専門家IIyin氏によると「大規模避難の圧力をかけたのは、ポピュリスト/環境保護家/自称専門家」 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
Jaworowski氏は、チェルノブイリ事故の作業員や住民の癌罹患率が他の地域に比べて高くない(むしろ低い)ことも指摘。また、甲状腺癌の増加についても検査技術(超音波検査の導入)と90%検査体制の影響も大きいという意見を紹介。p15 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
チェルノブイリ事故後に中絶が増えたと言われているのは、医療関係者が一般の方の不安に応えられなかったことも原因とJaworowski氏は指摘。関係9カ国のどれも放射線生物学・放射線防護が医学校の課程になく20年後も同じ。日本はもっといい筈 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
UNDP, UNICEFといった国連の機関から、(LNTを前提とした)がんじがらめの規制から政策の転換を図るように、35の現実的な提言が2002年になされた。UNCEARの報告に基づきWHOの協力でまとめたもの。対策費の適切な配分など http://t.co/CnbfF70o
s_matashiro @glasscatfish
http://t.co/LfE0upYLに恐らく影響を受け、ベラルーシ大統領はチェルノブイリ事故の地域に住民の帰還を認め、復興を図る方針を示した。 しかし、このニュースはなぜかポーランドも含む西側メディアでは報道されていないようだ。p18 http://t.co/QY7hWnpZ
s_matashiro @glasscatfish
ウクライナ政府がチェルノブイリ事故の避難区域の再定住を検討中との昨年4月の記事(英文)。キエフ地域では避難区域に隣接した場所でも放射線量が高い居住地はもう無いそう http://t.co/JNSh78ba
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コメント

スカルライド @skull_ride 2013年1月29日
もちろんLNTは確率的影響つまり発癌、癌死リスクとセットで使ってるつもりですよ。当たり前のことです。
s_matashiro @glasscatfish 2013年1月30日
甲状腺疾患を放射性ヨウ素で治療した患者の発がん率調査を追加しました。Jaworowski 氏がポーランドでヨウ素剤の配布は必要なかった、とされている根拠の1つです https://twitter.com/glasscatfish/status/296107292250759168
温風式チェロ弾き @tonkyo_Vc 2013年1月30日
いや、LNTはALARAと併用で… 確率的影響とでは単なる同語反復でしょう。
s_matashiro @glasscatfish 2013年2月6日
ウクライナの避難区域への帰還に関するツイートを追加しました。 https://twitter.com/glasscatfish/status/298646880303333378
s_matashiro @glasscatfish 2014年3月12日
もとの Jaworowski さんの文章がリンク切れになってたので、現在のリンクを追加しました。 http://www.world-nuclear.org/uploadedFiles/org/Archive/WNA_Personal_Perspectives/jaworowski_chernobyl(1).pdf まとめを更新しました。
neologcutter @neologcuter 2014年6月8日
「放射線の最大の害悪は肉体に対するものではなく人間の心に対するものである」…岩波「科学」クラスタをみて実感させられますね。
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