何故大学では卒業研究をするのか

あるツイートがトリガーとなって、自分の思う「研究」という行為自体が持つ意義、必要性について語りました。
大学 卒業研究
rita0222 43182view 29コメント
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  • 春雪 @haruyuki_mm 2013-01-31 14:30:40
    大学生ってなんで卒業研究しなければならないのだ?
  • 春雪 @haruyuki_mm 2013-01-31 14:33:07
    小学生の頃は、大学は研究者になる人が行くところだと思ってた。
  • 春雪 @haruyuki_mm 2013-01-31 14:42:59
    研究のために大学行く人なんて少数なんだから、卒業研究に一所懸命になるなんて無理にきまってる。
  • 春雪 @haruyuki_mm 2013-01-31 14:44:10
    まぁ、こんなこというなら大学行くなよって話なんだろうけど。専門学校に入った方が良かったのかね?
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 14:45:37
    @haruyuki_mm OK。長くなるがまあ聞いてってくれ。他の人にも見せたい話なのでmentionは外すね。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 14:47:26
    何で大学では卒業研究をせにゃあならんのか、という疑問を呟いていた学生がいたので、それに答えるべくつらつらと呟いてみようかと思います。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 14:49:28
    "研究のために大学行く人なんて少数なんだから、卒業研究に一所懸命になるなんて無理にきまってる。"というのがその学生の主張です。前者はまぁ、正しいでしょう。私も4年生になるまで卒論なんてもののリアリティはなかったし、研究者になるとも思ってませんでした。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 14:49:36
    (そもそも2期生だから4年いなかったしな)
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 14:52:55
    しかし後者の理屈が通るかというのはまた別問題です。大学という教育機関は必ずしも全員を研究者にすることが目的ではない。しかし、研究活動という行為からは学べること、得られるものが非常に多いです。そのため多くの大学では4年次に卒業研究の遂行と論文執筆を義務として課します。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 14:57:12
    大学、学部、そして研究室によって卒研に求めるものやそのレベルは様々ですが、少なくとも私が受けてきて、後輩たちへ受け継いでいる指導方針に基づいて述べます。そのポイントは「客観的に見て新しい価値を創造できたかどうか」という点に集約されます。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 14:59:16
    専門的な知識や技術を身につけるだけなら、それは独学でもできますし、専門学校で学ぶこともできるでしょう。ですが、大学を卒業したと胸を張って言えるからには、何か一つ新しいことを積み上げる、という経験をするべきだと考えています。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:00:25
    それが本当に新しいことなのか?それを証明するためには、きちんと現状をリサーチし、把握し、何が新しいことなのかを示す必要があります。「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前の中ではな」では通りません。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:04:37
    そうまでして「新しいこと」を重要視するのは、若干大げさですが世の中をもっと発展させていくためです。既にある出来合いの技術のみを習得して良しとするならば、それは現時点での100%を超えることはありません。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:05:57
    そして100%に近づくことだけを目的にすると、どうしても99%を超えられなかったり、90%や80%でいいや、と妥協してしまう人が出てきます。社会がそんな人ばかりになってしまったら、発展することはおろか、技術や文化のレベルは劣化コピーしか生み出せないレベルになってしまうでしょう。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:07:58
    1.01の法則、0.99の法則、なんて言葉が話題になったこともありましたが、私が個人的に思い、私自身が受けてきた指導で目指すのは100%の限界を突破する1.01を生み出すための考え方や方法論を鍛えることです。これは研究者でなくても、仕事の上でも非常に重要な能力になります。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:12:05
    会社も当然、専門学校卒と大卒で求める能力や資質は異なります。既存のスキルを活かして手早くモノを作れる人と、何か新しいブレイクスルーを提案できる人、に別れます。これは優劣の問題ではなく、役割分担ですね。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:14:37
    そんなわけなので、大学を出るからにはそういう資質が求められるものだと思っておいた方がいいです。もちろん専門卒でさらに勉学を重ねて新しいことにチャレンジする人もいますし、その逆もまた然りです。ただ個人的には、限界を突破する機会、その訓練という意味でも、研究はして損はないと思います。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:14:53
    @haruyuki_mm とまぁ、こんな感じです。
  • 春雪 @haruyuki_mm 2013-01-31 15:16:04
    @rita0222 真摯に答えていただきありがとうございました
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:16:52
    なんかrita先生意識高い高いしてる~と思うかもしれませんが、黒タイツのことばっか考えてるわけじゃねーぞ、という意味もこめて研究について語ってみました。研究を経験した人、これから研究活動を経験する人、それぞれに何か思うところが残せたら幸いです。おわり。
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:21:10
    大半は師匠からの受け売りだけど、自分の言葉としても語れるレベルには咀嚼できてるはずだし、まぁいいだろうw
  • おおまり @komari0714 2013-01-31 15:17:38
    @rita0222 卒研についてのイメージはすごい曖昧だったので、自分としてはすごい参考になりました(*´∀`)
  • Ph.D.rita @rita0222 2013-01-31 15:21:33
    @komari0714 そいつは良かった(´ω`)いい研究ができるといいね。

コメント

  • 伊坂一馬 @Ithaca_Chasma 2013-02-01 14:30:02
    確かに、研究者にならずとも社会に出てから「リサーチとアウトプットのノウハウ、思考法」が重要になる局面は多い。企画職のみならず、営業職でも事務職でも、自分の仕事に付加価値をつけられる人は強い。
  • セルフ執事 @SF_yomi 2013-02-01 15:27:05
    国語教師に物教わって、国語の点数が良くて大学行った人に、こーゆう意識が有るのか? これは理系限定の話しじゃないのか? 理系と人文・社会学を同じように扱って良いのか? 問題。
  • mic%またしてもかえるの季節 @mic_ab 2013-02-01 15:53:31
    文系の場合は卒業論文、ということが多いと思うけど、こちらの場合もこれまでにない視点や論点などの「新しいなにか」がないとだめなのではないかな。と、すれば本質的には同様の事がいえるかも。
  • 椎名ひろ @shiina16 2013-02-01 17:20:28
    専門学校出ですが、専門学校にも卒業制作と発表はあります。これは学んできた全てを使った上での発表になりますが、同時に会社へ売り込みに行くための資料にもなります。その上で課題提出率100%、出席率95%以上が原則になりますが、全て社会へ出るための布石です。
  • 椎名ひろ @shiina16 2013-02-01 17:22:04
    まぁ、もちろん出席率100%じゃないと、突出した成績以外は弾かれますけどネーw
  • 椎名ひろ @shiina16 2013-02-01 17:22:20
    ちょっと書く内容が違う気もするけどいいか(ぉ
  • ヤマダサトシ @yamasato777 2013-02-01 17:46:32
    昔、京大の経済には卒論が無かったんだけど、今もそうなんだろうか?どういう考え方に基いて卒論を課してなかったのかな?
  • 游鯤 @yusparkersp 2013-02-01 18:00:00
    輪島とか朝潮とかの卒論は凄かったらしい。
  • セルフ執事 @SF_yomi 2013-02-01 20:26:20
    国語教師に物教わった人が、また口だけで呟いてる。コピペの順番が新規だとかそーゆう事ではないと思うんだ。
  • neologcutter @neologcut_er 2013-02-01 21:07:33
    卒研では論文発表もせず、査読もなく、学校内の測量図を書くだけで卒業しました。ちなみに中部大ですw
  • Watanabe,Masayuki @markwat1 2013-02-02 00:04:58
    昔の京大理学部には卒論も卒研も無かった。今はどうなんだろう? 本当か嘘かは知らないが「学部生程度の実験やレポートを研究とか論文とは言わん」と言われていたようだ。
  • 齊藤明紀 @a_saitoh 2013-02-02 00:25:12
    卒論って公式な名前は「特別研究報告」とかだったりしませんか?僕はB4の時にこう言われました。『論文』という枠組みで審査するとほぼ全員不合格になる。だから「特別研究報告」という名前にしてあるんだ、と。
  • 3号(本業きっこbot) @kikko_not_bot_R 2013-02-02 03:01:17
    答えは簡単で、最近は、「本来大学じゃ無い所」が大学になっちゃって、それでも昔の「卒業論文システム」を採用しているだけなんです。今から20年程前の国立大学だと、駅弁・帝大を問わず、卒論が翌年の学会発表になるって当たり前でしたよ。
  • 3号(本業きっこbot) @kikko_not_bot_R 2013-02-02 03:03:58
    ここらは、昔からでも、音大・美大にはありますね。コンセルヴァトワールを想起するまでもなく、ああ言うトコは本来、才能がある人に表現技術をつけさせる専門学校。それを無理して大学にしたから、卒業制作ならまだしも「卒業演奏」って凄い発想が出て来る。
  • 3号(本業きっこbot) @kikko_not_bot_R 2013-02-02 03:10:37
    いや、別に音大の卒業集大成が「卒業演奏」でも良いんですけど、誰でも知ってる作曲家の演奏をするって、乱暴に言うとタダのDJプレイ(しかも前後のつなぎが無茶苦茶)じゃないですか。クラシック系音楽専門学校」ではなく「音楽大学」なら、せめて今までのクラシックの音楽の歴史を勉強した上で、埋もれており、今まで誰も演奏したことのない名曲の楽譜を海外の図書館から取り寄せ、卒業演奏で披露してこそ「音大の卒業演奏」に相応しいと思っています。研究成果が充分にある。
  • 3号(本業きっこbot) @kikko_not_bot_R 2013-02-02 03:15:53
    例えばね、天王星を発見したウィリアム・ハーシェルって、当時は高名な音楽家だったんです。ところが、当時は音楽理論の下敷きに天文学があった。と、言う訳でハーシェルは半ば必然で天文学の研究に乗り出し、天王星を発見した。この歴史的事実を踏まえて、今は散逸しているハーシェルの当時の楽譜を集めて、今の音大で卒業演奏とすることは、充分に「研究的価値がある」と思います。これは大学での一般教養課程の重要さにも繋がります。
  • 池田香代子 「100人村 お金篇」 @ikeda_kayoko 2013-02-02 10:44:22
    昔、早稲田文系で卒論指導しましたが、まず教えるのがエッセイとの違い。つまり引用の出典明記、それだけ。論文とは過去の蓄積の上に何かを付け足すものだという事もその一事で了解される。ICUには手作りの論文の書き方の分厚い教科書があり、1年生の必修でした。他学は今どうなってるのかな?
  • 池田香代子 「100人村 お金篇」 @ikeda_kayoko 2013-02-02 10:54:06
    分野を問わず、研究は新しい何かを提案する以上、新しいかどうかを知るためにまず古いものを知り、提案がどう新しいかを立証する。つまり極めて保守的な所から出発する。卒論1本書いて「門前の小僧」からアカデミズムに一歩深入りするだけで、人様の論文が読めるようになる、つまりある提案が新しいかどうかを出発点からトレースし見極める訓練の感触を得る事ができると思います
  • 齊藤明紀 @a_saitoh 2013-02-02 13:27:24
    理工系の卒論は指導の手を抜くと「○○学実験のレポート」と変わらないものになってしまう。やはりちゃんと背景・既知の成果を調べさせるコトと文章の添削をきっちりやるかどうかが重要な違いかと。
  • 雑草スレイヤー@5/7文フリC54 @gc_cic 2013-02-02 16:14:44
    私大だと、工学部は必須で理学部は選択っていう場合もありますね。工学部の場合は何だかんだ言って将来の仕事(調査・データ取り・報告書作成)に関わってくる関係だと思いますが、理学部の場合は研究者を目指さないで教員になる場合はなくても良いとか。
  • 雑草スレイヤー@5/7文フリC54 @gc_cic 2013-02-02 16:15:43
    元々、教員の場合は昔の制度では大学ではなくて師範学校という専門学校で養成するのが普通だった関係もあるかもしれませんが。
  • 齊藤明紀 @a_saitoh 2013-02-02 18:00:09
    卒業研究は,研究成果を出すためでも研究者になる実地訓練でもなく,研究と報告書執筆という手段でもって座学(=先生のいったこと,教科書に書いてあることを覚える/身につける)では身につかない部類の知的能力を鍛えようとするもの
  • 齊藤明紀 @a_saitoh 2013-02-02 18:04:48
    まとまった量の理路整然とした(随筆/日記ではない)文章を書く課題であってちゃんと添削してもらえる,大学4年間で唯一(※)の機会が卒論だったり。※ってことはこれは褒められたコトではないのだけど
  • taichi_0123 @taichi_0123 2013-02-02 21:55:18
    これに関してはkikko_not_bot_Rさんが言っているのが合ってると思う。
  • Fumi @Fumi_Y 2013-02-03 12:24:03
    社会人になってから卒研をもっともっと突き詰めてやれば良かったなあ、などと技術屋の端くれが言ってみる
  • かちうち @kachiuchi 2013-02-03 13:34:39
    自分は文系なので卒論でしたけれど、新しい見方を提供するなんてことは学部生には普通できないので、アカデミズムの一端の一端に触れることが第一の目的なのだと思います。学問としての物の見方を知る。中高の数学の目的が論理的思考なのと同じように。
  • かちうち @kachiuchi 2013-02-03 13:36:33
    あと一部のコメントに無意識かもしれませんが文系蔑視の視点が入っていて情けないです。
  • ヴァッタール @ardillaGK 2013-02-05 23:36:08
    同じく文系卒ですが、文系も大学・学部・学科によっては、調査に行ったり統計を取ったりが入ってきますね。複数の教授に口頭試問を受けて、場合によってはこっぴどくやっつけられるのも同じです→
  • ヴァッタール @ardillaGK 2013-02-05 23:41:53
    文系・理系あるいは学部生・院生等々、違いや程度の差はあると思いますが、自分で問題点をみつける、それについて調査する、先行論文を読む、まとまった量の文章を読み手にわかりやすく書く、プレゼンをする、という作業はそう変わりないのではないでしょうか

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