トリチウムからみる放射能被ばくによる健康被害の科学的根拠のおかしさ(2013.3.15作成)

32
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

@GuciYama これは、浜岡原発からの放出量がそんなもんだと言う事ですね。すなわち、基準値というか、原発からのトリチウム寄与が1人につき0.00001mSv/年(0.01μSv/年)で。人体の7割が水分であり、トリチウムは皮膚からも吸収され、体内の色んな部分に分布されます。

2013-03-15 15:56:44
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

トリチウム、水、そして環境(2) http://t.co/ghkxN0SmfO 「トリチウムが放出するベータ線の平均エネルギーは5.69KeVで、水中では平均して、わずか0.56ミクロンしか飛ばず、そのあいだにすべてのエネルギーをまわりに与える。」

2013-03-15 15:58:29
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

マウス実験「胎児期に母体を介して取り込んだトリチウムは4週間後(ヒトで言えば多分15歳くらい)には90%以上が体外に排出されてしまう。一方、体内に残留するト リチウムを、自由水、たんぱく質、脂質、DNAなどの成分ごとに計ってみたところ、

2013-03-15 16:00:43
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

たんぱく質やDNAなど有機成分に含まれるトリチウムの割合が、時問と ともに増えることがわかった。この有機成分に含まれるトリチウムとは前回に述べた有機結合型トリチウム(Organically bound tritium,OBT )にほかならない。」

2013-03-15 16:01:33
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「ブルトニウムやC-14など、長半減期の放射性核種が環境の放射線汚染で間題になるように、生物学的に長く生体内に残るトリチウムによる被ばく線量は、短い期間で体外に排出される自由水型トリチウムによる被ばく線量に較べて無視できなくなる。」

2013-03-15 16:01:43
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「OBTが自由水型トリチウム(Free Water Tritium,FWT)に較べて大きな人体影響を与える理由は大きく分けて二つある。 第一に、OBTはFWTよりも長く体内にとどまる。すなわちOBTの生物的半減期はFWTより長い。」

2013-03-15 16:02:33
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「出生後、乳離れの時(3週間後)まで、トリチウム水を投与された母マウスに育てられた仔マウスの体内では、特に脳にトリチウムが脂質成分として長く残る。 この実験は、当時、核融合研究をめぐって、トリチウムの安全性が注目されている折でもあり、毎日新聞夕刊の一面に記事が掲載された。」

2013-03-15 16:03:03
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

1985年3月16日の毎日新聞夕刊の一面の記事:「核融合の原料トリチウム 母乳通し子に残留 動物実験で判明」 http://t.co/Edw02DJJCT

2013-03-15 16:06:20
拡大
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「OBTが注目される第2の理由は、臓器や器官によって、トリチウムが特に残留する生体分子に違いがあることである。脳では脂質と蛋白質に、腸では、DNAと蛋白質に長く残留する。細胞内で、これらの生体高分子は一様に分布しているわけではない。 http://t.co/ghkxN0SmfO

2013-03-15 16:08:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

・・例えば DNAは細胞核に局在している。そのため、DNAに結合したトリチウムは、細胞核の外に存在するトリチウムに較べてより多くの傷害をDNAに与えることになる」 「血中のOBTが臓器中のOBTに較べて生物学的半減期が長い」 http://t.co/ghkxN0SmfO

2013-03-15 16:10:35
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この出典元のサイト「トリチウム、水、そして環境(2)」がアクセスできないと思ったら、URLが変わってた。 anshin-kagaku.news.coocan.jp/sub040208saito… twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-09-29 10:50:20
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

トリチウムがどんなに微量でも「安全」っていうのはおかしいと思う。 もちろん他の放射性物質もそうだけど、「安全」の定義が「癌死する確率はそんなに高くないですよ」でしょ? それ自体が変。 どこの誰が、癌死の確率を低くするために生きてるんだ? でもそれが、原子力産業が人々に強いてる事。

2013-03-15 16:15:05
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

NYのシンポジウムでお会いした疫学研究者とのメールのやり取りで、その人は、「歴史的な米国による科学の植民政策と日本の科学者に対する侮辱は、人類の侮辱に加担する」と言われていましたが、それに731隊も加担しており、放射能被ばくの科学的根拠そのものの定義が変になっているわけですね。 

2013-03-15 16:29:40
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

すなわち、放射能被ばくによる健康被害の「科学的根拠」が発癌や癌死のみで考慮されなくなるためには、研究の仮説となること自体が変わって行かなければいけないのだと思います。しかし人体に影響を与える要因は多数あるため、放射能からの影響を切り離すのが既存の科学的定義では難しいと言う事です。

2013-03-15 16:32:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

海外の専門家でも、歴史的な事が理解できていないと、ただ放射能の研究をしているだけでは、何がおかしいのか見えないのかもしれない。 科学者は自分の分野に集中しすぎて、周囲が見えなくなることが多いかもしれないし。疑問を持つべき事をそのまま受け入れたり、とか有り得ると思う。

2013-03-15 16:39:05
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

講演者の中でも際立ったその研究者の言葉は、原発事故の経緯や放出量や使用済み燃料に関する情報とは別に、私達がこれから突いて行かなければいけない核心のようなものをあらわにしてくれたような感じでした。 嘘と矛盾で固められた「論理」は、どこかで崩れるのではないかと思います。

2013-03-15 16:48:23

関連

内田 @uchida_kawasaki

2018.8.3 ブリーフィングペーパー 「トリチウム水と提案されている福島事故サイトからのトリチウム水海洋放出について」 | 原子力資料情報室(CNIC) cnic.jp/8115

2018-08-04 00:18:16
リンク 原子力資料情報室(CNIC) ブリーフィングペーパー 「トリチウム水と提案されている福島事故サイトからのトリチウム水海洋放出について」 長年海洋の放射性物質調査などに携わってこられた英国ウェールズのティム・ディアジョーンズさんから、福島第一原発事故により事故サイトで貯蔵されているトリチウム水放出について... 1 user 15
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

有機結合型トリチウムという基本概念を知らない人たち togetter.com/li/1271305 via @togetter_jp 「安全安心科学アカデミー」サイトでも以前から説明してあるのに・・・? anshin-kagaku.news.coocan.jp/sub040208saito…

2018-09-29 10:58:19
まとめ 有機結合型トリチウムという基本概念を知らない人たち 有機結合型トリチウムはICRPも使用している基本的な概念ですが、それをご存じない方々がいろいろな勘違いをしておられるようです。 >有機結合型トリチウムは生体構成分子として体内に蓄積され, 長期被曝を生じるので, トリチウムの化学形の考慮は重要となる https://www.jstage.jst.go.jp/article/juoeh/39/1/39_25/_pdf/-char/en >体内に残留するトリチウムを、自由水、たんぱく質、脂質、DNAなどの成分ごとに計ってみたところ、たんぱく質やDNAなど有機成分に含まれるトリチウムの割合が、時問とともに増えることがわかった(図2)。この有機成分に含まれるトリチウムとは前回に述べた有機結合型トリチウム(Organically bound tritium,OBT ).. 41896 pv 828 41 users 200