田中秀夫教授最終講義「社会思想史四〇年：スコットランド啓蒙と共和主義」

児玉聡 @s_kodama

某先生の最終講義きた。某先生は学生に神として崇められていたそうだ。京大には八百万の神がいるそうだ。

児玉聡 @s_kodama

昭和24年生まれ。修士までは滋賀大学経済学部。博士から京大。

児玉聡 @s_kodama

マルクスとウェーバー。大学紛争。世界の不正義に対する告発。開かれた大学へ。

児玉聡 @s_kodama

日本の大学は投資が少ない、逆ピラミッド型で教授が大杉。不良債権としてのポスドク大杉。（概要です）

児玉聡 @s_kodama

講義する以外は評論家や作家と同じ書斎派でフィールドに出ない研究者だった

児玉聡 @s_kodama

平井ゼミでヘーゲルやウェーバーを学び、なんとかかんとか

児玉聡 @s_kodama

修論はホッブズ研究。あ、修士から京大か。

児玉聡 @s_kodama

当時はなぜかホッブズが流行っていた。危機の時代の思想家であり、大学紛争の雰囲気と関係してたのかも。ホッブズ全集もちょうど刊行されていた。

児玉聡 @s_kodama

語学的な限界を感じ、また18世紀の方がおもしろいと思ってホッブズいったんやめた（その後戻らず）。

児玉聡 @s_kodama

水田先生や小林昇先生の集中講義を聞いて感銘を受ける。

児玉聡 @s_kodama

次はヒューム研究。ヒュームは美食家でデーブー。

児玉聡 @s_kodama

抜き刷りを送ると小林昇とか水田先生たちから丁寧に葉書が来て感動。自分は同じことをしていない。

児玉聡 @s_kodama

そしてスコットランド啓蒙を知って蒙を啓かれる。ジョンミラー研究開始。

児玉聡 @s_kodama

甲南大学に幸い就職し、いい時代だったので研究に励んだ。一日やったら辞められない大学教授

児玉聡 @s_kodama

スコットランドの思想家集団の研究

児玉聡 @s_kodama

文明社会と国制に絞って研究。名誉革命を支持する連中とジャコバイト。イングランドとの合邦のさいにはジャコバイトがフランスとも連携して反抗。

児玉聡 @s_kodama

デフォー、フレッチャー。フレッチャーは、ジョンブル（イングランド）に合併されるのに反対したが合邦はおけ。

児玉聡 @s_kodama

文明化に伴う奢侈や腐敗をどう避けるか。教育に注目した。ハーバード大学ではハチソンの道徳哲学を教えていた。

児玉聡 @s_kodama

アメリカ論とかケイムズとか。そうしていると甲南時代が終わってしまう。唯一の心残りは30代に在外研究に行けなかったこと。

児玉聡 @s_kodama

とてもよいセリフなので強調しておこう。「唯一の心残りは30代に在外研究に行けなかったこと。」

児玉聡 @s_kodama

こないだ39になりました。

児玉聡 @s_kodama

京都の方法論研究会に参加するようになった。アダムスミスの会にも入会を認められた。

児玉聡 @s_kodama

当時の東京のスミスの会はヒエラルキーがすごかった。京都はそんなことなかった。

児玉聡 @s_kodama

体制選択問題。資本主義か社会主義か。ちょうどそれが終焉する80年代に天才肌のニューアカおよびバブルの到来。日本の大学人は苦労した。

児玉聡 @s_kodama

平成2年に京大経済学部助教授に。公務がすぐに来てずっと忙しかった。