2013年3月16日)ひょうご恐竜化石国際シンポジウム講演内容メモ

※意義や意味をふまえたまとめが末尾にあるので、最初にそっちを読まれたほうが理解しやすいかも。 丹波竜の産地、兵庫県でおこなわれた恐竜の国際シンポジウムの講演内容のメモです。ツイッターで速記だったので、後から補足必要な個所も多々ありますが。備忘録、あるいは話のネタに御利用くださいな。 補足大歓迎です。 続きを読む
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職人/げるびらりあ @gervillaria

東アジアの当時の植生はゴンドワナ、シベリア、中間という区分、日本ではゴンドワナが手取型、シベリアが領石型。領石の代表はキカデオイデア類オトザミテス、ザミテス・チョウシエンシスなど。乾燥への耐性があった?気孔が奥にある。被子植物が多いが葉が小さい。

2013-03-16 14:30:03
職人/げるびらりあ @gervillaria

領石植物群は豊富なキカデオイデア類と葉の小さい被子植物からなるやや乾燥気候

2013-03-16 14:31:37
職人/げるびらりあ @gervillaria

一方、手取からはイチョウ類やマキのような葉の広い針葉樹など。やや冷涼だが湿潤な環境

2013-03-16 14:33:23
職人/げるびらりあ @gervillaria

白亜紀の植物トピックといえば被子植物の出現。白亜紀前期に花粉や種子。一億年前移行には真正の被子植物が多産する。

2013-03-16 14:36:10
職人/げるびらりあ @gervillaria

訂正)裸子と被子を間違えて書いた。

2013-03-16 14:36:52
職人/げるびらりあ @gervillaria

植物化石が示準化石にならないか。被子植物が出ていれば白亜紀後期まで堆積が続いていたことを示す?篠山層からは植物化石がほとんど見つからない。シダは僅かな破片三点。キカデオイデア類、針葉樹。ゴンドワナ型の冷涼気候。シベリア型以上に乾燥気候でシダがほとんどない。

2013-03-16 14:44:26
職人/げるびらりあ @gervillaria

北谷は混合型、韓国、篠山はゴンドワナ型、従来考えられているより生物地理境界は北にあった?

2013-03-16 14:49:02
職人/げるびらりあ @gervillaria

楠橋直先生、篠山層の哺乳類について。当時の生態系において哺乳類も重要なファクターであった。

2013-03-16 14:51:40
職人/げるびらりあ @gervillaria

最古の哺乳類(哺乳形類)は220Maに出現。

2013-03-16 15:03:04
職人/げるびらりあ @gervillaria

白亜紀にネズミはいない。ネズミは進化したグループ。

2013-03-16 15:07:55
職人/げるびらりあ @gervillaria

@bojan_intl すみません、うまいボケ返し思い浮かばず。

2013-03-16 15:12:26
職人/げるびらりあ @gervillaria

熱河動物群では14属17種。多丘歯類が少ない。阜新動物群では13属17種 多丘歯類、真獣類、後獣類が当時の東アジアの哺乳類。特に多丘歯類と真獣類。熱河から阜新動物群への切り替わりの中で真獣類の多様化が見られる。中期ジュラ紀に出現したはずだが、少数派だった時代が長かった。

2013-03-16 15:20:08
職人/げるびらりあ @gervillaria

篠山層の新産地から良質な真獣類の下顎が見つかっている。

2013-03-16 15:25:12
職人/げるびらりあ @gervillaria

パネルディスカッションの前に質疑応答。平山先生切り込む。会場に平山先生の名前知らない人居るのかな。ていうかなんでステージ上におられないですか。

2013-03-16 15:32:12
職人/げるびらりあ @gervillaria

古気候の議論は最も高精度で慎重にやったほうが良いのではないか。関わるファクターは多い。一つの層の中でも変化がある。

2013-03-16 15:36:31
職人/げるびらりあ @gervillaria

ある種の分類群の出現は気温など気候を議論するファクターになる。生理の制約など。

2013-03-16 15:39:04

17日AM サイエンスカフェ 恐竜復元画プロジェクト 速ツイートメモ

職人/げるびらりあ @gervillaria

サイエンスカフェ 恐竜復元画プロジェクト 篠山層群の化石から白亜紀の生き物を復元する。 最初にふらぎさんと渡部先生、ディプロドクスの人形が前説。

2013-03-17 10:33:40
職人/げるびらりあ @gervillaria

ふらぎさん。お仕事紹介。ベースにする論文タイトルをを監修者に送り、理解の度合いを確認する。石粉粘土は日本以外に知られてない。

2013-03-17 10:43:55
職人/げるびらりあ @gervillaria

首の角度、前肢の位置、などが難しい。

2013-03-17 10:45:54
職人/げるびらりあ @gervillaria

小田さん。骨の固い話。既に頭骨に間違いが発覚している。復元の定番の話。復元は骨格。組み立て骨格も正確とは限らない。解剖学との整合性。研究者と協力。美術解剖学は復元の逆位。アパトサウルスの復元、年々変化している。

2013-03-17 10:52:03
職人/げるびらりあ @gervillaria

第1稿に頭部骨格のイラスト。15点の修正が入った。しかしこれも現時点では、という注釈がつく。

2013-03-17 10:55:57
職人/げるびらりあ @gervillaria

最初はブラキオサウルスをベースにした脊椎だが、トゥアヤンゴサウルスベースに変更。未公表資料なども使って個々の椎骨を描く。

2013-03-17 11:00:16
職人/げるびらりあ @gervillaria

プロポーションは詳細に指摘が入った。骨盤の仙椎の個数、肋骨の関節位置など。ここで大幅な変更。肩甲骨の位置。微修正ののち、完成。位置が確実な骨、推測が入った骨、未発見の骨に色分け。

2013-03-17 11:07:25
職人/げるびらりあ @gervillaria

カークランド先生から質問。爪は何を参照したか?ふらぎさん、足跡の論文などを参照した。返事。後ろ脚に四本爪はハプロカントサウルスだけ。他はみんな3つですと。

2013-03-17 11:12:05