- kentarotakahash
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そもそも,間違った文章を間違ったまま引用したツイートが間違っていない訳がありません。どんなに強弁しようと,常識に照らしてこのことは明らかです。そして間違いの有無で大きく意味内容が変わる場合,その間違いが本質的であることについても説明は要らないでしょう。
2013-03-25 12:49:01玄妙さんの当該ツイートが本質的に間違っていることの証明はこれだけで充分だと思いますが,別の観点からの指摘も加えておきましょう。
2013-03-25 12:49:34(2)次に,玄妙さんがこのツイートで行った(と主張する)引用の方法(原典の語句が間違っていることを指摘せずに本文の論証として引用する方法)も間違っています。その理由は,この場合,本文の内容と引用文の内容に食い違いが生じるからです。
2013-03-25 12:52:11そして,内部で食い違いが生じているツイートは,その論理矛盾自体のために本質的に間違っていると評価できます。
2013-03-25 12:52:28・原典の叙述→「AだからBである」 ・引用者の思考→「AはCの間違いだろう。だから,私の考えを根拠づけるために,原典では『CだからBである』の間違いとして引用することにしよう。(続)
2013-03-25 12:54:40(承前) ・実際の叙述及び引用例→「私は,CだからBなのだと考えます。この私の考えを根拠づけるために次の原典を引用しておきます。『AだからBである』」
2013-03-25 12:54:59上記のように論理を追っていった場合,このような引用は,ひとつのツイートの中で論理の食い違いを発生させることが誰でも分かるはずです。
2013-03-25 12:55:29早川さんの主張(「間違ったものと比較」した事実はなかったようです。比較対象に使った原典に書き間違えがあったようですが、玄妙さんはそれを正しく修正してから使ったように、私には見えます。)は,言い換えれば「玄妙さんのツイートは本文と引用文がつながっていない」ことをも同時に意味します。
2013-03-25 12:58:26第1の可能性:もし玄妙さんが原典の誤りに気づいていたにもかかわらず,原典の語句が誤っていることを指摘せずに自己の主張の論証として用いていた場合,玄妙さんのツイートは本文と引用文が論理的につながっていない点で,論理矛盾を内包するツイートです。
2013-03-25 13:00:36第2の可能性:他方,玄妙さんが原典の語句の誤りに気づかないままツイートしていた場合,玄妙さんのツイートは間違った原典を根拠として本文を論証していますから,やはり間違った内容のツイートです。
2013-03-25 13:01:07このように,玄妙さんが原典の誤りに気づいていたとしても,誤りに気づいていなかったとしても,いずれにしても玄妙さんのツイートは間違っているのです。
2013-03-25 13:01:29なお,通常,このような形の引用方法(原典の語句の間違いを指摘せずに本文の論証として引用する方法)がとられれば,読者は本文と引用文の食い違いに簡単に気が付くはずです。
2013-03-25 13:02:09今回の玄妙さんのツイートは,通常の日本語として読めば,原典の語句が正しいことを前提としているように読める点です。すなわち,玄妙さん自身が,自分の意見中で「毎年」を単に省略して述べているように読めますし,むしろそう読むのが自然な文章だからです。
2013-03-25 13:03:10そのため,読者が本文と引用文の食い違いに気が付きにくく,より一層の誤解を招いているのです。実際に@Kaun1954さんは,玄妙さんのこのツイートを読んで誤解されています。→https://t.co/FbcR7HBoiS
2013-03-25 13:03:36このように,玄妙さんのツイートは,日本語の表現としても問題を含んでいます。この点は後に指摘します。
2013-03-25 13:03:57付言しておきますと,早川さんの評価「玄妙さんはそれを正しく修正してから使ったように、私には見えます。」がおかしいのは,このように評価すると,先述のように,ひとつのツイートの中で本文と引用文に食い違いが生じることになり,そもそも引用する意味そのものが失われてしまうからです。
2013-03-25 13:07:17通常,専門家が,このように本文と引用文が論理的に食い違うツイートを意図的に書くでしょうか。この点,疑念を呈しておきます。
2013-03-25 13:07:58(3)さらに,原典の語句が間違っていると判断しつつ,これを指摘せずに引用者が勝手に意味をとって本文の論証として引用する方法は,構造的に重大な危険を有しています。このような形の引用は,資料に基づいた正確な議論全体を危険にさらすおそれがあるのです。
2013-03-25 13:09:37というのは,「原典が間違っている」と考える引用者自身が間違っており,むしろ原典の叙述が正しいということがありうるからです(なお,本件はこれに該当しません。あくまで構造的に見て危険があるという指摘です。念のため)。
2013-03-25 13:10:46この場合,勝手に内容をねじ曲げて引用されるのですから,原典の著者はたまったものではありません。
2013-03-25 13:10:58従って,このような引用方法を一般に是認するとすれば,資料を前提にした議論全体が危険にさらされることになります。
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