続編:少子化あれこれ(ブレスト)
「論点整理の論点」の整理
@y_mizuno @lematin まず感じたのは、水野先生が少子化に純粋に何故だろうと興味を抱かれたように、私は立場による考え方の違い(素人談義にせよ)に興味を惹かれました。次に、少子化の原因も影響も複合的であることは確かですから、原発事故のリスクガバナンスと良く似た問題→
2013-04-29 17:32:44@y_mizuno @lematin →だと思えたからです。誤解や不勉強を克服しても決して単一イシューに還元できる問題ではなく、本当にリスクなのかという根源的な問も含め、どう包括的に取り組んでいくかという問題になるからです。その意味ではどう社会に役立てるかという視点でもあります。
2013-04-29 17:37:59@aizujin_k @y_mizuno お返事ありがとうございます。もちろん、仰ることはよくわかります。色々な立場からの議論は重要だと思います。ただ、問題を少しかじった者の眼から見ますと、みなさん、基本的な知識を踏まえたり、踏まえなかったりして議論をされています。 →
2013-04-29 17:47:42@aizujin_k @y_mizuno → 喩えが適切かどうかわかりませんが、放射能の問題について、確定的影響と確率的影響の違いや、空間線量と実効線量の違い、などを前提にせずに、原子力発電所の事故について議論されている、という状態に似ているような印象を受けました。 →
2013-04-29 17:50:38@aizujin_k @y_mizuno → 傲慢に聞こえることを怖れるのですが、やはり専門的な知見には、人類がその分野で行ってきた理解の試みが蓄積されていますので、それなりの意味があります。そうしたことを、もっと有効に活用していただけるとよいのにな、という気持でした。
2013-04-29 17:56:51@lematin 素人の口出しお許しを。仰せの通り、社会学者の目からご覧になれば、基礎知識を踏まえてくれ・・と思われる点もあるだろうと思います。ですから、問題へのアドバイザーとして今回のように、勉強すべき事項を教えてくださることは大変有効で重要なことだと(続く@y_mizuno
2013-04-29 18:13:49@lematin →喩えに沿ってお答えすれば、科学的知見は大変重要で其処が間違った議論は勿論問題になりません。しかし、実際のリスクへの対処法はむしろ生活を如何に良く保つかという複合的な問題の一環であるべきだと思います。その意味で、人により複合的な問題の(続く@y_mizuno
2013-04-29 18:30:16@lematin →どのイシューに強くコミットするかも、その社会的立場の反映として興味深いですし、正しい知識を持ってもらう上でも必要な情報なのではと思いました。最終的には、そのような人々を含めて社会の合意を形成すしないと、実際的な解決は得られないので。@y_mizuno
2013-04-29 18:35:18@aizujin_kさん、あの対話での私の姿勢は、対話のスタンスやまとめ方からも明確かと思いますが、必要な理論武装というより、潜在する問題意識を自由なブレストの形で言葉にしたかったというところです。私のそんな漠然とした意図を、的確な言葉にしていただき深謝です。 @lematin
2013-04-29 22:46:22@aizujin_k ブレインストーミングにはルールもありますよね。ブレストの良さは、先入観をなくし自由に考え、思いやイメージを言葉にして考えることにあると思います。そんなスタンスを皆様よく理解され、適切で建設的な議論が出来たことは幸いでした。参加者各位に感謝。@lematin
2013-04-29 22:52:54@lematin 私のような素人の議論にも、適切な参考書をお示しいただき感謝します。残念ながら私の問題意識が素朴すぎたかもしれません。ただ、そういう素朴な議論も有用とは思います。逆にこの種の議論が、専門家からどう見えるのか、参考になりました。難しいものです。 @aizujin_k
2013-04-29 22:59:51@y_mizuno 私も読ませて戴いたお蔭で、少子化は出産育児で女性の負う諸リスク、家族の経済的リスク、人間の生物的限界や法制度などの諸条件、様々なリスクと条件の複合した問題であることに気づきました。驚くほど放射線問題と似た構図です。→@lematin
2013-04-29 23:28:16@y_mizuno →しかも、好むと好まざるに係らず国民全員がステークホルダーになってしまう(笑)案件です。ですから、様々な人によって所与のアジェンダに囚われず、より広い視点から自由な討議がなされることは大事な第一歩だと思いました。@lematin
2013-04-29 23:36:03少子化問題の基本的ストーリー案
安倍首相が打ち出した育児休業の延長。良いことですが、結婚している人、結婚できる状況にある人、の出産・育児支援でしかありません。ある程度の効果はあると思いますが、結婚支援、婚外出産・育児支援の体制を整えない限り、少子化は食い止められないと思います。
2013-04-22 09:24:55少子化対策は、基本的に他の全ての経済政策と同じだと思います。子どもを持つことにインセンティブを与え、かつ、その状態が長く続くことを信頼させなければなりません。
2013-04-22 09:38:27@yodogawa111 韓国の事情は分かりませんが、日本の場合、未婚化の主要な原因は男性の雇用の不安定化と低収入化、そして女性の社会進出の(相対的な)進行なので、韓国もそうならば家族規範が逆機能的に作用している気がします。
2013-04-27 22:58:00未婚率(というか、カップル単位家族形成率)の上昇に伴う少子化は、後期近代化の一環としておこる個人化現象の一部なのだと思う。問題は、家族主義的な福祉制度をもつ国(日本はその典型)にとってこの事態への対処が大変難しいことだ。
2013-04-29 15:01:18家族社会学をやっている者です。一応基本的なストーリーを。社会学では、近代が後期に入ると、社会の単位が家族から個人に代わりはじめると理解します。(続 http://t.co/4LhD9bjCQn
2013-04-29 20:36:39男女の分業を基本とし、市場の外で育児をになっている近代家族はこのとき不安定になります(主に、家事と育児を無償で担ってきた女性が市場労働に参入しはじめるためです)。 http://t.co/2c63jv5Ssz
2013-04-29 20:43:03また、個人化はキャリアパスの不安定化ももたらします。これは学歴社会や地域社会などの中間集団の力が弱まるためですが、このために競争が激しくなり、よりよい教育が求められるようになります。しかし、その結果.. http://t.co/8TQevy8fnG
2013-04-29 20:49:31失礼しました。 教育費用の効用のテイゲンがおこることになります。この二つ、すなわち近代家族の不安定化と養育費用の高騰が少子化をもたらします。 http://t.co/4TpDypQqnT
2013-04-29 21:28:29従って、対策としては、これまで家族が担っていた育児の機能を社会が代替することで、家族単位でなくても育児ができるようにすることと、養育費用の支援を行うことが有効です。 http://t.co/jv4XxEk5fn
2013-04-29 21:35:56前者は育児サービスの現物給付、後者は手当の支給が代表例になります。このようなことを行った国では、たしかに出生率が回復しています(アメリカは例外ですが)。 http://t.co/dj61gki5dE
2013-04-29 21:38:18