国語教育に欠けていること

けっこうリツイートされたのでまとめておきます。 出典は、『図書』2013年5月(岩波書店) 清水 義範・金水 敏 《対談》 「日本語はこんなに面白い」
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

ツイッターを見ていると、とても情緒的な話し方をする一方で、論理的な議論を拒絶する人がいる。どちらがより重要というわけでもないので、それも個性だとは思うのだけど、「図書」5月号冒頭の清水義範さん・金水敏さんの対談で、「国語教育の問題」という説があってちょっと面白かった。(続く

2013-05-09 12:57:10
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

続き)@Kontan_Bigcat (「図書」5月号P.11より)金水大学の同僚が、世界各国で環境問題についていくつかの現状を共有して、エネルギー政策をどうしていくべきかを普通の市民同士で話しあい、政府への提言を作成してもらうというイベントを企画したんです。(続く

2013-05-09 13:00:35
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

続き)@Kontan_Bigcat 多くの国々では、何々は何パーセント以内にし、これこれはこうするべきである、といったことが具体的に出てくるんですけれど、日本人は「地球が風邪を引いています。私たちは何とかしないといけません」といった、童話ですか、というような抽象的なものし(続く

2013-05-09 13:03:25
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

続き)@Kontan_Bigcat つくれない。誰に何を何のために伝えなくてはいけないかが、文章と結びつかない。そこは国語教育の中で大きく欠けているところですね。  清水:国語の先生が文学的指導をし過ぎるんですよ。言語って論理なんだよという視点が抜けたまま、もっと感じましょうと、

2013-05-09 13:05:58
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

続き)@Kontan_Bigcat そればっかり言っているので、上滑りした、説得力のない日本語になっている面がある。  金水:論理を組み立てることが文章や発言を組み立てることだよ、という形にもっていかないといけないですね。  (清水義範・金水敏「図書」5月号P.11より)

2013-05-09 13:08:52
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

補足)@Kontan_Bigcat (この対談の直前の部分)金水 敏:江戸時代以前の教育では、教科書は往来物、つまり手紙だった。要は目的があって伝える相手がいて、その人に伝わるように手紙が書けると言うことが、大人の最大の条件。近代の国語教育は、そこの部分が抜けてしまった。

2013-05-09 13:15:16
りんご @applesringo

@Kontan_Bigcat 文学部出身の先生は国語が論理文だと知っているのに苦手だからと避ける人が多いです。自分が避けるだけならまだしも、他の教員にも同調しろと要求します。その結果として学校での国語の授業が文学的文章ばかりになります。極論ですが文学部出身者に国語の免許禁止しては

2013-05-09 13:17:22
Yuppie!! @le_jazz_rock

それはいくらなんでも個性ではないでしょう苦 RT @Kontan_Bigcat: ツイッターを見ていると、とても情緒的な話し方をする一方で、論理的な議論を拒絶する人がいる。どちらがより重要というわけでもないので、それも個性だとは思うのだけど、「図書」5月号冒頭の清水義範さん・金

2013-05-10 08:01:09
片瀬久美子🍀 @kumikokatase

↓前RT。これ重要だと思います→「論理を組み立てることが文章や発言を組み立てることだよ」

2013-05-09 13:11:03