東浩紀氏の歴史認識問題に関するデリダ言及について
- crowserpent
- 24872
- 4
- 67
- 9
.@sivad 私はデリダ読解はダメダメなのですが、とりあえず晩年のデリダは東氏のような、倫理的問題に対する不可知論的立場はとらなさそうです。そこは東氏もよくご存じで、だから「僕と同年代の」とつけている。そして氏はどうもその晩年の態度を「面白くない」と評価してるようですね
2013-05-15 15:20:37デリダに『シボレート』という本があって1984年のツェランについての講演を起こしたものだ。デリダが政治的転回をしたと言われているのは1990年代のことで『シボレート』も日本では文学的な受容をされている。パウル・ツェランという詩人の詩について書かれた本だからだ。
2013-05-15 15:48:37IN EINS Dreizehnter Feber.Im Herzmund erwachtes Schibboleth.Mit dir, Peuple de Paris. No pasaran
2013-05-15 15:51:27ツェランの詩の2月13日というのは1962年にロンシャンヌ駅で虐殺されたデモ参加者の葬儀があった日だとデリダは言ってます。当時アルジェリアがフランスから独立しようとしていて前年にはデモに参加したアルジェリア人たちがセーヌ川に投げ込まれて殺されていたのです。
2013-05-15 15:54:11フランスの共産党員たちは62年の2月8日にアルジェリアの独立に呼応するデモを組織します。バスティーユからロンシャンヌ駅までのデモです。デモが散開した時に地下の駅に警官隊に追い込まれて16歳の若者を含む男女9人が殺されました。 この人たちはフランス人でした。
2013-05-15 15:55:16シボレートというのは日本だと十五円五十銭に相当する異邦人を見分けるための言葉です。合言葉や政治的スローガンが反転してしまう可能性について書かれた本です。ネグリが『帝国』で語っていたサバルタン・ナショナリズムと等しい内容を含んでいます。デリダが50過ぎに語った講演です。
2013-05-15 16:03:49東浩紀氏と同年代ごろのデリダというのは70年代始めの哲学教育研究グループの活動をしていた頃です。何か共通性が見られるでしょうか?http://t.co/CLx4JB0l78 私は晩年のデリダについてはあまりちゃんと読んでいないのですが初期のものは昔に読んだ記憶があります。
2013-05-15 16:11:39なのでデリダが東浩紀氏について賛同する要素について「何かあったんかな?」って考えてました。すぐ人に訊ける環境ないって不便です。私はもとよりデリダが専門ではありませんが何にも思いつかへんです。全部追いかけて読んでる人がいてると思うのでご教示いただきたいです。
2013-05-15 16:16:50もしかしてひょっとして万が一にもないと思うけどデリダはファリアスって人の書いた人の本のことを批判的にとりあげたことがあります。ファリアスが書いたのは『ハイデガーとナチズム』って本です。80年代後半に書かれてデリダも同年に批判的な本を書きました。
2013-05-15 16:22:17ファリアスはナチスに転んだハイデガーについて批判した本を書いたのです。だからといってデリダはナチスとハイデガーを擁護したりはしていません。でもハイデガーを批判した本を批判しなくてはならなかった。デリダはユダヤ人でナチスに加担したという理由でハイデガーを葬り去ることは不可能だった。
2013-05-15 16:25:21ハイデガーの哲学をナチスに加担したってことで屍鬼に渡すんじゃなくて「何でやねん。何でそんなことになってん」って生かして批判しなくちゃいけない。デリダはだからハイデガーとナチスとの関係について書いたファリアスを面倒くさくても批判しなくちゃいけないかった。東がこんなんやってたか?
2013-05-15 16:29:58デリダのやったことは表面的にはナチスに走ったハイデガーを擁護みたいに見えるので東浩紀が自分になぞらえたりするんやろう。南京大虐殺はなかったよ行ってみたけどそんなとこには見えなかったってことを東浩紀が書いてるのを読んだことがある。いつから霊能者になったんやと思ったよ。
2013-05-15 16:34:28東浩紀って冷蔵庫の奥で腐ったキューリみたいな扱いやから専門でやってはる人は触りたくないんやろな。でも何も言わんかったらこっから先の日本でデリダも腐った野菜みたいな扱いになるねんで。
2013-05-15 16:56:31デリダ読みを自認していて博士論文がどーたらこーたら言うてんのがウンコやんっていうのが広く知れ渡ると今の世に蔓延している学者なんてクソやっていう評価に拍車をかけそうで嫌やねん。
2013-05-15 18:21:45デリダは詳しくないので、あとでツイ読ませてもらいます。個々の分野では東オワコン扱いのようですから、かまう人はもういないかも。日本における西欧現代思想受容の悪しき終焉を体現した存在なのかもしれません。 "@nekotausagi: 東浩紀って冷蔵庫の奥で腐ったキューリみたいな扱い
2013-05-15 17:27:55東の言うてることとデリダなんて全然関係ないと思います。RT @koidakedeyoshi: デリダは詳しくないので、あとでツイ読ませてもらいます。個々の分野では東オワコン扱いのようですから、かまう人はもういないかも。日本における西欧現代思想受容の悪しき終焉を体現した存在なのかも
2013-05-15 18:34:53憲法学者の樋口陽一氏が書いた「日本国憲法 まっとうに議論するために」(みすず書房)の終わりに、デリダが死の直前に書いた『生きることを学ぶ、終に』からの一文が引用されています。デリダは決して歴史修正主義もネオリベも容認はしていないことが分かる文章です。
2013-05-15 21:50:37はじめまして。是非フランス政治哲学の専門家の立場から、東氏の発言に妥当性はあるのか、どこかで発表していただきたいです。 "@kazouille: 「デリダなら従軍慰安婦についてこう考えた」とか、霊言以外の何者でもない。スペクトラル分析。"
2013-05-15 21:57:18@koidakedeyoshi デリダは翻訳者も専門研究者も沢山いるわけで、その方々が何か言うのか(あるいは何もいわぬのか)僕も知りたいです。多くの人が、反ユダヤ主義の文章を若い時に書いたドマンをデリダが擁護したことを想起するかもしれませんが、これは1980年代=デリダは50歳代
2013-05-15 22:19:12