お菓子っ子さんの「江戸時代の官僚制」感想

タイトル通り。それに関わる流れも少し。
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お菓子っ子 @sweets_street

トップだって独裁できるものなら独裁したいでしょうしね。それができないから組織を作ると RT @k_hisane しかもそれが一度や二度ではなく、おまけに毎度死にかける有様でしたしね。そして病気に加えて、早逝によって生まれた幼少の将軍が後を継ぐという状況が、幕府官僚組織の揺籃だ(略

2013-08-24 02:31:28
神無月久音 @k_hisane

そうですね。あと、家光の個性と政治との関連性についての記述が多いのもポイントかと。 @sweets_street そちらの方には秀忠から引き継いだ年寄の排除、六人衆の抜擢などがもっと細かく書かれているのでしょうね

2013-08-24 02:33:17
司史生@減量中 @tsukasafumio

幕府官僚組織の詳細については岩波文庫『旧事諮問録』は必読ですね。明治時代に旧幕関係者にインタビューした記録で、将軍の日常から書院番、目付、町奉行といった重要な職務、さらには大奥や御庭番まで当事者が証言しています。

2013-08-24 02:03:29
司史生@減量中 @tsukasafumio

なにせ元現役の御庭番が情報勤務の実態を語ってるぐらいなので、めっぽう面白い本です。

2013-08-24 02:07:05
司史生@減量中 @tsukasafumio

小川 恭一『江戸の旗本事典』(講談社文庫)によると、旗本は同じ旗本同士の養子しか許されず、家格違いの養子縁組は罰せられました。しかし御家人では武士身分以外の養子縁組も可能な場合があり、希ですが武士身分以外から累進する人もいました。

2013-08-24 02:15:40
司史生@減量中 @tsukasafumio

幕末の名吏として有名な川路聖謨も、父親は日田代官所の下役人で、御家人株を買って幕臣になった人物です。また勝海舟の祖父も、株を買って御家人になり旗本に累進しています。

2013-08-24 02:22:34
司史生@減量中 @tsukasafumio

身分制が強固な時代というのは、同時に身分上昇の抜け道が設けられていて一定の流動性を持っています。抜け道すらないのは、身分制衰退期の反動的政策だったりするのですね。

2013-08-24 02:26:29
お菓子っ子 @sweets_street

確かに江戸後期になるとキャリア組の両番筋とノンキャリアの大番筋はほぼ固定されていたようです @tsukasafumio 身分制が強固な時代というのは、同時に身分上昇の抜け道が設けられていて一定の流動性を持っています。抜け道すらないのは、身分制衰退期の反動的政策だったりするのですね

2013-08-24 02:29:26