- eguchi2013
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@optical_frog わかりませんよねぇ。ご都合主義的に「本性」を持ち出すのが生物学決定論というのをふまえたうえで、話し手・聴き手・話材というのが、動物のコミュニケーション一般の人間のケースに該当し、文法というのはそういうものという基本(という構え)というだけの確認。
2013-08-29 00:15:21@optical_frog ふだんの生物学史のフランクな感じで、見通しや構えのはなしをして議論喚起をするつもりでいたら、いならぶ面々をみて、これや用例に逃げ込むしかないでござる的心境。
2013-08-29 00:18:30@optical_frog これって、こういうことではないですか…というのが大事だと思います。特別な本性など持ち出さず、普段の言語行為が動物としての意思疎通と考えればよいのではないのか(ソンダケ)、みたいな。方法論としてシャドウイング(エア・ディクテーション)で、↓
2013-08-29 00:27:41@optical_frog 歴史的現在とプレゼントプレゼントの別などを感じるのは、動物的参与観察以外のなにものでもないというあたりですが、これは、実演しないと伝わりにくい部分です。
2013-08-29 00:28:43@sakinotk 「動物としての意思疎通」にはヒト以外の動物を含めておられますか.ネズミが言語行為で意思疎通していたら大ニュースだと思います.ヒトのみを含むとしたら,その場合に「動物としての」で言わんとしておられることは,どうパラフレーズできますでしょうか.
2013-08-29 00:29:49@optical_frog ヒト以外はもちろん含みます。ヒト以外の動物も含む「動物」のうちのヒトの場合。しゃべりながら、そのしゃべりに応じてどう聴き手の気配を察するか……みたいなことは、そうでも考えないと行き場がない?
2013-08-29 00:33:53@sakinotk たとえば,相手の体の姿勢が攻撃的かどうかを察することはヒト以外の動物でも見られると思いますが,そういうことを指して「聴き手の気配を察する」と言っておられるのでしょうか.そうであるとして,でも,言語を用いるのはヒトだけですよね.
2013-08-29 00:41:26@optical_frog 「言語を用いるのはヒトだけ」かどうかは私の手にあまります。等位接続とかって、アイちゃんもかも…とかは思いますが。歴史的「現在」って、聴き手の存在を傍らに感じて一緒に見てる感じだよね……とか。現在現在だと、聴き手はあっちにいる感じがするよね、とか。
2013-08-29 00:44:02@sakinotk 歴史的現在の文を話したり理解したりするときには,過去の出来事を述べると同時にそれを現在時制であたかもいま現在展開しているかのようにとらえるという,きわめて高度なことをしているとぼくは思います.
2013-08-29 00:51:52@sakinotk 「いっしょに眺める」は比喩的な言い方ですので,もう少し詰めたいです.文が表す事態を話し手と聞き手が理解するのは,ただの現在時制文 "The bus is coming" でも,過去時制文 "It rained yesterday" でも同じではありませんか.
2013-08-29 00:56:34@optical_frog おっしゃるとおりだと思います。では、貴訳サールの「化学の教授が実演して見せながら」のケースはどうでしょうか。
2013-08-29 01:01:14@sakinotk 実験手順を,実際にやってみせながら発話している例のことですね.(1) やっている動作そのものは,聞き手が見ている;(2) 発話されている内容は,とうぜんその文の意味から理解されている.比喩的でなく「眺めている」といえるのは前者です.
2013-08-29 01:04:23@optical_frog このケースの場合、相手の了解している内容を念押ししていく場合と、相手が了解していない事項を一から説明していく場合とがあって、表現のかたちが(助詞、文末など)が変わってきませんか?
2013-08-29 01:15:35@sakinotk ええ,それは大いにあり得ることですし,実際にやってみせている動作から,聞き手がいままで知らなかった表現を学ぶことだってあると思います.
2013-08-29 01:19:48@optical_frog 拍子抜け…と受け取られると思いますが、表現のかわりかた(それ自体通常の文法事項を含む)が、ヒトとヒト以外の動物のやりとり等とパラレルということを確認するにとどまります。
2013-08-29 01:22:46@sakinotk それは,(a) 人どうしのやりとりで,相手の状態におうじて表現を変える(助詞・文末詞の選択や a/the の選択 etc.)のと同じように,(b) ヒト以外の動物どうしのやりとりで,相手の状態におうじて表現を変えることがある,ということでしょうか.
2013-08-29 01:27:44@sakinotk (a) の方で言うと,たとえば,自分が言及しようとしてる猫を相手が知っているかどうかに応じて a/the を使い分けるのって,相手の知識状態を把握できる能力が前提になりますよね.そうした能力はどんな動物でももっているわけではないです.(b) との類比は雑です.
2013-08-29 01:49:29@optical_frog まず、(a)どんな動物も持っている必要は当然ですがありません。(b)雑かもしれませんが、動物と協働作業をする(してきた)うえでは、必須だと思います。
2013-08-29 01:54:01@sakinotk 「相手によって表現を変える」という共通点で (a)-(b) を類比させるのはごく表面的にしか成り立たないと申し上げたいんです.言語能力をもつのはヒトだけです.相手の知識状態を把握する能力は,おそらく霊長類の一部などに限定されるでしょう.あとはなにが残りますか.
2013-08-29 02:05:38@optical_frog 「相手によって表現を変える」ではなく、「相手との距離等によって表現が変わる」だとは思います。対ヒトというところでは、ワーキングアニマル系との作業でのやりとりをイメージしておりました。
2013-08-29 02:20:32@sakinotk では,距離によって表現が変わる,でもいいです.そのことと,さきほどおっしゃっていた「話し手・聴き手・話材というのが、動物のコミュニケーション一般の人間のケースに該当し、文法というのはそういうもの」とでは,それこそ大きな距離があるとぼくは思います.ご再考ください
2013-08-29 02:27:47