【少数派】 民主主義のイニシアティブを誰が取るのか? 【多数派】
本日のお題は「民主主義と少数派」です(・ω・)
再掲】 【有能】 民主主義に則ると有能な人材は輩出されにくいらしい 【無能】http://t.co/efwJt29C4L 【多数派】 少数意見の尊重≠少数意見の採用であることについて【少数派】http://t.co/CiuEZ5rHGj
2013-10-17 07:10:27再掲】 【烏合のリーダー】 最近、リーダーの寿命が短命なのはなぜか? 【ウゴーをリード】http://t.co/gsRV48refV 二大政党制の欠陥と一億総スターリン化 http://t.co/yWoW5qyT6R
2013-10-17 07:11:37ここから本題(・ω・)
集団に所属する全員が、同じ知識に基づいて同じ方向性を志向し、全員が同じスキルを持って同じ目的意識を共有すれば、確かに「強い集団」はできるかもしれないけど、それは極めて非合理で非効率的。集団が大きくなるには、専門分野の分担が必要になり、分担するほど目的意識は一致しなくなる。
2013-10-17 07:13:34集団に所属する全員が「何らかの専門家」ではあるけど、それぞれの専門が互いに対立したり反発したり優先順位の取り合いをしたりするので、集団は常に完全に一致できない。しかし、全員が専門家になればなるほど、「専門外だから別にどうでもいいし、そのスジの専門家に丸投げしたい」分野が出てくる。
2013-10-17 07:14:55できるだけ「別にそれはどっちでもかまわない。自分は門外漢なので」と思う人が多い(つまり、黙って委任してもらえる)分野が政治であったりすると政治は「どうでもいいと思っている人達」が最大多数になるので、「どうしたいか」という少数派による主導権争い(最大多数派取り込み合戦)になる。
2013-10-17 07:16:14ただ、「どうでもいい。専門家に任せる」と思う人ってのは、「どんな結果になっても構わない」と思ってるわけじゃなくて、「やり方は任せる。しかし結果は損をしてはならないし、できるだけ得をしなければならない。そのために全権委任するが、失敗したら剥奪する」と思っている。結果主義の上司w
2013-10-17 07:17:20そうすると、「どうでもいいけど結果は出せ」という多数派を取り込みたい少数派は、できるだけ多数派の要望に阿るようになる。つまりは、「うまくいっていることはできるだけ変えない」「うまくいっていないことは、少数派に我慢させてより多くが満足するように調整する」「少数派には見返りを出す」
2013-10-17 07:18:43最後の「少数派には我慢させる代わりに見返りを」というのが実は割と重要で、見返りを出さずに少数派を抑圧し続けたり切り続けると、民主党がそうであったように、「多数派」は瓦解する。多数派とは「細部の要望が異なる少数派の集まり」でしかないので。
2013-10-17 07:19:29@azukiglg そして、みんながぶん投げてる分野はシステムエンジニアリング、つまりインテグレーションで、実のところ、にぽんはその分野では世界的に劣ってたりする。なので日本は部品屋から脱却できん。ISOで規格化されたけど、その最大の恩恵を受けてるのはお隣さんだったりする。
2013-10-17 07:19:49「うまくいっていることはできるだけ変えない」「少数派に我慢させる」「我慢を強いた少数派には見返りを与える」というのは、実は1950~1990年代くらいまでの自民党政権がずっとやってきたことで、要するに【保守派】というのはそういうこと。現状維持多数派=保守。
2013-10-17 07:20:42昨今の、「右派=保守」「タカ派=保守」というのは、その意味では間違い。右派・タカ派が多数派になっているならともかく、現状はそうとも言えないわけで。
2013-10-17 07:21:25@azukiglg デフォルト問題でカウントダウンに入ってる米国で、それができなくなって(この12時間で急に)全体が妥協し始めたのを見てると、結局は大局的に見て全体を破綻させない方向に動くものよのぅ、とかね。マジピンチになった時にやっと、右や左の旦那様関係なく同じ方を向くとかね。
2013-10-17 07:26:12話は戻って、結局のところ「結果さえ出せば、手法はどうだっていい。しかし自分が今得ている利益は手放したくないし、上手くいってることは変えたくない」という、面倒くさがりの多数派をどう味方に付けるかなんだけど、そういう性質の多数派が生まれたのは高度成長期以降だと思う。
2013-10-17 07:26:57高度成長期以前(三丁目の夕日以前)の、大多数にとっての現状は「手放したくないいいもの」ではなく「もっとよくなりたい(=現状はよくない)」だったわけで、高度成長期を経て一億総中流意識が定着して、「欲を言えばキリがないが、これ以下にはなりたくない」意識が多数派になったのではないだろか
2013-10-17 07:28:26バブルで皆が成金になってw、そしてバブル崩壊後に「できれば高止まりしてほしいし、これ以上悪化して欲しくない」という意識は一層強まった。基本、右肩下がりの20年だったし。その20年の間、バブルが「基準」になってしまったので「株価4万じゃなきゃ景気回復じゃない」とか無理な要望も出たw
2013-10-17 07:30:08ただ、「株価4万円」なんてのはまさに狂乱なのであって、それはスタンダードじゃないんだってことに、小泉政権以降くらいの緩やかな景気回復でようやく認めざるを得なくなった(下流社会とかなんとかってキーワードも、バブルを基準にしたい人達の懐古主義だったと思うけど)
2013-10-17 07:31:33で、リーマンショックの時点で実は日本人はたぶんちょっと余裕があったんだと思う。景気上向きの長い好景気の最末期にリーマンショックがあった。「まだ行ける気分」のつもりでいる最中にリーマンショックが起きた。
2013-10-17 07:33:23で、「ウチならもっとうまくやれます」という詐欺師=民主党の口車に乗った多数派によって民主政権が成立。このとき、詐欺師は「やり方は問わないが成果を出せ」という多数派に、「損をさせない」じゃなくて「得をさせる」という切り口の儲け話を持ちかけた。
2013-10-17 07:34:26まあ、それは「安愚楽牧場」的な詐欺だったわけなんだけど、そういうのに引っ掛かった人が多数だった理由はといえば、やっぱ、「既得権益への改革(民主政権以前の自民政権は小泉以降は革新系だったと思うので)」に不満を持った人達だったんじゃないかと思う。
2013-10-17 07:36:05