町山智浩「サマーウォーズ」映画評をめぐって

ニコニコ動画 町山智浩の「サマーウォーズ」評 http://www.nicovideo.jp/watch/sm8268746 よりぬき文字おこし http://d.hatena.ne.jp/benitomoro33/20090906/p1 続きを読む
63
前へ 1 ・・ 5 6 8 次へ
町山智浩 @TomoMachi

(続く)自分一人で地面の上で勝手に考えるよりも、できるだけ多種多様な事実や知識や見解(当然反対意見も)を積み上げた台を踏んだほうが高く、より自由に飛べると僕は考えます。及ばずながら著書ではそれを目指して努力していますので是非お読みいただけますと幸いです。@hitokirigoro

2010-10-14 01:28:22
町山智浩 @TomoMachi

あ、読まれているのですね? では、どうでした? 私の文章は事実の検証に縛られて硬直し、想像力や自由のない文章でしたか? @hitokirigoro

2010-10-14 01:32:49
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

すみません。落ち着いて僕のツイートを読み返してみてください。「事実に縛られると自由に書けない」などと、僕は1度も言っていません。分かりやすいエビデンスとして物事を性急に纏めて正否を急ぎ、→ @TomoMachi

2010-10-14 01:34:18
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

それが最終的に恣意的なものであるということを忘れることがまずいと言っているだけです。今の町山さんの読み方、纏め方に、既に恣意か錯誤があったように。 @TomoMachi

2010-10-14 01:36:35
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

再三繰り返しているように、事実や知見を踏まえることの必要にも、まったく反対していません。ですから、それだけで僕が強迫を感じるなどということはないし、謝られる必要はまったくありません。 @TomoMachi

2010-10-14 01:40:51
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

雑文について僕が言いたかったのは、例えば作家の回想的な映画エッセイなどで、敢えて当時の資料には当たらず、記憶だけで書いたうえで、記憶の錯誤も訂正しないという書き方がよくあります。それは記憶も含めて、作家の個人的な印象であり、主観的な真実だからです。 @TomoMachi

2010-10-14 01:46:26
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

それは、客観的なディティールの上では間違っているし、そういう指摘は必要ですが、同時にそれが単に間違いであって、その映画に対する客観的な真実と関係が無いとは僕は考えません。彼の生きた時代、状況や彼の資質込みで、映画がどう受け取られたかという一つの真実だと思う。@TomoMachi

2010-10-14 01:49:52
町山智浩 @TomoMachi

別にそれはそれでいいじゃないですか。誰でも間違いはあるし。@hitokirigoro

2010-10-14 01:58:54
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

映画自体に対する一次情報を検証する時、それは論とは言えないものかもしれませんが、かといってそれが映画の真実と無関係だとは思わないし、無価値で読むに値しないとも僕は思いません。@TomoMachi

2010-10-14 02:01:09
arumatik @arumatik

@TomoMachi さんと @hitokirigoro さんのやりとりのおかげで読書の手が止まった。概ね@hitokirigoroさんの意見に同意。頂いた料理の素材がどこ産であれ、料理人がどこで修行したのであれ、あくまで本人の主観的味覚と寄り添う程度の情報であるべきだと思います

2010-10-14 02:06:36
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

町山さんとしては、そうしたものと評論とを明確に区別したいということでしょうし、それには僕も反対しません。ただ、勢いそうしたものが、客観的真実と関係がなく、無価値であるかのように主張されているところがあると、僕は受け取っています。 @TomoMachi

2010-10-14 02:08:59
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

これは、単に映画に関する文章に限らない現在の風潮として感じるし、自分は抵抗したいと思っています。そしてそちらこそが批評を含め最終的に、文学の仕事の本筋だとも思っています。 @TomoMachi

2010-10-14 02:10:19
アカツキウォーカー @MusicDrunkard75

@TomoMachi さんと @hitokirigoro さんのやりとり。そこは読者判断の領域な気がしたり。魅力のある評論に惹かれるもんだし。魅力があればもちろん別方向にも目を向けるし。個人的には町山さんの評論がオモシロいのでそちらに傾いてます。現在。

2010-10-14 02:28:15
町山智浩 @TomoMachi

僕はプロについて話しています。感想は誰でも自由です。でも感想は誰でも持てるものなので商品価値は低いです。商売にする方法は二つ。一つは知識や経験、取材や調査で得たものを提供すること。もうひとつは金を出してもいい「語り口」。どっちかがないと。 @hitokirigoro

2010-10-14 02:40:13
町山智浩 @TomoMachi

調査研究による情報を、わかりやすく楽く語り、評者の個人的な表現作品としての感動も与える、その全部をやるよう目指せばいいじゃないですか? @hitokirigoro

2010-10-14 02:45:47
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

面白さと正しさは必ずしも一致しないし、その必要の判断はその時々の場合によりですが、自分も出来る限りで目指しているつもりです。そこに異論はありません。@TomoMachi

2010-10-14 02:51:29
FG @fugee__

@TomoMachi @hitokirigoro の議論は終結。結果は付き合った町山氏の勝ち。

2010-10-14 02:54:17
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

ただ、あえて血肉化した実感のみのアドリブで、空気を掬う様に書いた方が、真実に近づけるという場合はあります。そこはそれぞれの書き手の資質の問題だと思います。そしてそれは、調査研究に留まらない、経験知などあらゆるものを含む総力戦だと思います。 @TomoMachi

2010-10-14 02:59:07
町山智浩 @TomoMachi

大切なのは真実に近づけるかではなく、どれだけ多くの人の心を深く動かせるか、だと思います。特にプロはそこが勝負でしょう。知識や経験も語り口も、そのためのものだと思っています。@hitokirigoro

2010-10-14 03:10:12
KEIJI IIJIMA/飯島圭二 @cargo2009

@tomomachi町山さんのツイートは終始愛情に満ちていると感じました。本来商売敵になるかも知れない@hitokirigoroさんに対してさえ。町山さんがメディアの力を過信せず、自分の筆と話術で勝ち抜.. http://togetter.com/li/58643

2010-10-14 03:10:13
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

しかし、「何かを言い当てる」ことを競い、性急になる態度自体に、自分は何より違和感を持ちます。語られるディティールは、どこまでいってもあくまで「まとめ」であり、スタンダードもあくまで「概念」です。@TomoMachi

2010-10-14 03:14:54
RIO_EmTee @777system

【そんな気配りいりません!】その人の研究や論文、各書物。興味があるから読みます。聞きます。掘り下げます。もし、自信の無い謙遜した断りがあるなら、そんな書物や研究は何なんだ?何のため?どんな見方でも楽しめないなら、読まなきゃいい。@TomoMachi @hitokirigoro

2010-10-14 03:15:12
町山智浩 @TomoMachi

人の心をつかむことが大事だと思っているので、あなたのように僕の論調に抑圧感を抱く人が多くならないよう、逃げ道をふさがない論調を心がけたいと思います。@hitokirigoro

2010-10-14 03:22:14
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

「どれだけ多くの人の心を深く動かせるか」に自分も全力を尽くしたいと思っています。が、性急に正しさを求め断言する心地よさに頼ることは、例え不利を被ったとしても禁欲すべきと思っています。@TomoMachi

2010-10-14 03:26:15
河田拓也(三文文士) @hitokirigoro

「逃げ道を塞ぐ」というか、正確を期す厳しさ自体は何の問題もないし、とても重要なことだと思います。そのためにこそ、最終的な不正確の自覚を大前提として持ち、ディティールの論証以外の方法を認めることが、同様に重要だと思います。 @TomoMachi

2010-10-14 03:30:32
前へ 1 ・・ 5 6 8 次へ