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@shanti_aghyl
寒い雨が降っている。@hitokirigoroさん紹介の@my_yoursさんと@TomoMachiさんの議論を読んでいた。http://togetter.com/li/57753映画未見ゆえ大枠の議論として読んでしまうが、「物語」とは何かという解釈を巡る立ち位置が興味深い。
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
背景を深く掘り込んだ上での共感力(反発力)の熱っぽさが、町山さんの評論の魅力だと思います。@takezox
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
ただ、自分は理性を過信する近代的な傲慢への懐疑が基本的な立場なので、ディティールの積み上げが即客観であるかのように主観をごり押しする町山さんの姿勢、及び読者との関係の在り方に強い反発も感じます。@takezox
町山智浩 @TomoMachi
そんな面もたしかにあるけど、ロフトのイベントではこうも言いましたよ。「自分の感想をあまり書かずに映画の細部を積み上げるだけでもその積み上げ方で自分を反映した作品になる。同じ風景を描いても画家によって違う絵になるように」みたいに。 @hitokirigoro
takezox @takezox
町山さんの批評は、当たり前ですが色々な要素や考えがスクリーンの中に配置されている、という積み重ねを知るだけでも映画ってもんのスゴさを思い知るんです。だから、オススメ映画に関係なくても、そういう緻密な創作物に触れたくなる。つまり、映画が見たくなる。 @hitokirigoro
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
同感ですが、その思いの読みや汲み取り方、それに対する評価に強いバイアスも感じる。バイアスはあって良いしむしろあってしかるべきと思うけれど、それを客観や正義のように打ち出す(仮想敵を作りながら)姿勢に欺瞞を感じるんです。何度もごめんなさい。@takezox
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
そういう認識を持っておられることも思いますが、価値相対主義の無責任への反発や、町山さんの自身の資質によって、それが一主観ではなく客観的正解であるかのように押し込まれてる部分は大きいと思います。 @TomoMachi
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
町山さんが個の主観(グルメ評論)を超えて、良き近代人としての成長を志向されていることは受け止めています。ただ、その為の現状認識手続きから、導き出される正義や真理への主張の間に飛躍と欺瞞を感じることも正直多い。@TomoMachi
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
僕は、他者や世界はどんな手続きを踏もうと、最終的に理解、俯瞰できないという認識を大切にしたい立場から(そうした営為が無意味だと言っているのではありません)、町山さんへの違和には拘っていきたいと思っています。@TomoMachi
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
物語や成長の基盤になるものの共有の本質的な難しさについては、すぐ下のshanti_aghylさんとのやり取りの中で呟いています。映画批評自体の話からはずれてしまうかもしれませんが、もしお時間あれば彼のつぶやきも含め、参考にご一読いただけると幸いです。 @TomoMachi
町山智浩 @TomoMachi
ロフトやツィートで何度も言ってますが、秩序や倫理や善悪や市民というものは宗教と同じフィクションで、現実は無秩序です。思春期にはウソじゃないか!と叫びましたが、今は無いものだからこそ人間はそれを創造したし、それが文化なのだとわかってきました。 @hitokirigoro  
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
僕も、フィクションだからと言って秩序や理想が無くて良いという立場は取りません。だからこそ文化の幅や強度を、こうして寄ってたかって育てて行かなければならないと思っています。@TomoMachi
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
だから、町山さんが敢えて良き近代人として振舞うご自身と、価値相対主義カウンターの対立と捉えられているとしたら、それは違います。@TomoMachi
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
ただ、真実というのは二律背反のバランスの中にあり、「これ」と指差すことはできない。別の言い方をすれば、「世界」や「真実」を自分は「わかっている」とは言えないけれど、それを目指し距離を感じることは大切だと思う。それによってバラバラな人間ははじめて繋がれるし、 @TomoMachi
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
個々の距離の在り方こそがそれぞれの個性だと思う。だから、一方に真理や理想を思わなければ、個性もあり得ないと思っています。@TomoMachi
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
具体的な対象についてのやり取りではないのでどうしても話が抽象的になってしまいますが、僕の町山さんに対する違和感の言うのは、個々の具体的なバランスの中で模索されるべき真実を、「これ」と指さそううとしすぎているのではないか、ということに尽きます。 @TomoMachi
町山智浩 @TomoMachi
違和感了解しました。僕が映画を勉強し始めた頃は映画の理解について教科書的なスタンダードがあったので勉強しやすく楽しかったのですが蓮実以降は背景や歴史的文脈を無視してレトリックで表層をもてあそぶオレオレ批評だらけになり「見方はそれぞれで正解はなし」(続く@hitokirigoro
町山智浩 @TomoMachi
続き)というプロも素人もない平坦で自由で無秩序な状況になりました。どの見方も等価になったので、文脈や背景や歴史、事実関係を知ろうとする人も減り、結果として映画評論なんて必要ないでしょ?という状況になりました(続く) @hitokirigoro
町山智浩 @TomoMachi
続く)しかし文化とはバラバラな作品の集まりではなくて大系です。たとえば絵画には見方があります。描かれているものにはそれぞれ意味があります。たとえば静物画に描かれた花や果物は時と共に衰えるはかない美を、楽器は快楽を、書物は知識を表現しています。(続き@hitokirigoro
町山智浩 @TomoMachi
続き)そういう基本的な理解のことは「教養」と言い変えてもいいですが、教科書的な、人が考えるうえでの型、道標です。しかし「なんでも自由で平等、それぞれが感じた通りでいい」という状況は、人々は道標なき荒野に置かれるだけです。(続く @hitokirigoro
町山智浩 @TomoMachi
続く)「見方は人それぞれ」だと作品を見たらそこで終わってしまいます。でも「これはこういう意味なんだよ」と解き明かされて、見方がわかってくればどんどん面白くなる。スポーツもそうでしょう?(続く@hitokirigoro
町山智浩 @TomoMachi
続き)だから示したいのはスタンダードです。基本の型にすぎないので、それぞれが自由に壊したり発展させせるべきものです。でも、強くないとスタンダードになれないので抑圧感を与える傾向があるようです。自重します。ありがとうございました。 @hitokirigoro
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
丁寧な返信をいただき恐縮しています。ちょっと自分が話を急ぎ過ぎたようです。 @TomoMachi
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
僕も、教養や近代の物語が不要で、個々人が好きなように思い、勝手な解釈をすればいいとは全く思っていないし、町山さんの映画史の文脈や時代思潮との関係、制作者の資質や意図などを丁寧に彫り込むお仕事からは、多くの事を学び、刺激を受けています。 @TomoMachi
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro
スタンダードとされているものは何かを知り、そこから現在の状況や、個々人の事情を計っていくプロセスの重要性の重要性に認識も共有しているつもりです。だから、その必要を説き、映画批評に課そうとする町山さんの姿勢自体を、抑圧的とは思わないし、むしろ重要だと思う。 @TomoMachi
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コメント

Futoshi Kawashima @F_kawasy 2010年10月13日
面白いやり取りだなぁ。どっちがどうとかはアレだけど、勉強になった。
ueda sinshu @kikakuno 2010年10月13日
話は面白かったけど、町山さんのサマーウォーズ批評って「俺は旧家に凄い嫌な思い出がある」「旧家を肯定的に扱うこの監督は不勉強!許さん!」ていうことだよね。
ueda sinshu @kikakuno 2010年10月13日
旧家をおどろおどろしい因習と殺人の現場にするのも、失われた暖かい何かへの憧憬の媒体にするのも、そんなもの個々の体験一つ、作為一つであって、「俺のトラウマを共有しないからこの監督は不勉強」っていうのは暴走しすぎじゃないかしら。
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro 2010年10月14日
町山さんとのやりとり、現在も続いています。よかったら追加をお願いします。
KEIJI IIJIMA/飯島圭二 @cargo2009 2010年10月14日
@tomomachi町山さんのツイートは終始愛情に満ちていると感じました。本来商売敵になるかも知れない@hitokirigoroさんに対してさえ。町山さんがメディアの力を過信せず、自分の筆と話術で勝ち抜いていこうという決意表明はこれまで何度も耳にしました。あとはそれにどう応えるか、だと思います。
ヒサミチ @hisamichi 2010年10月14日
14日、朝6時くらいまでのぶん追加しました 
河田拓也(For Everyman) @hitokirigoro 2010年10月14日
すみません。昨夜1時前後辺りからの、著作を踏まえていることの確認と、敢えて資料に当たらず誤謬の訂正もしない、記憶による映画エッセイという方法についての記述等が抜けてしまっているようです。お手間をお掛けして申し訳ありませんが、ご確認宜しくお願いいたします。
ヒサミチ @hisamichi 2010年10月14日
失礼しました 今編集しました 
カズ @snapshot0329 2011年4月26日
これ評論に限らず超重要。 RT @TomoMachi: 評論って串焼きみたいなもので、客観的なディテールや背景の事実などをできるだけ集めて、最後に自分の主観という串で貫く。集めた材料の量や質、それを外さずに貫けるかどうかで味(面白さ)や強さ(説得力と喚起力)が決まる(続きます)。@hitokirigoro
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