【二次創作な】ゲームブック「虚構のクロコニンジャ」エピソード2

ニンジャスレイヤー(@njslyr)を題材にしたアンオフィシャルゲームブックです。先にプロローグ(http://togetter.com/li/596989)をお読みください。
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欺瞞動画の会社 @naclaqns

【23】 「ピ…ピガガッ!?グワーッ!」タツジン!分厚い鋼鉄装甲に守られたモーター兵器と言えど内部UNIXシステムは精密機械である、君がゴリラ頭部に加えた執拗な打撃はこのメカ巨人をグロッキー状態にするのに十分であった!タタラと死体を踏みつつ後ずさるモーターサスガは頭部を一回転!

2013-12-08 17:20:26
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【23-2】 「デモ、デモ、デモンストレーション完了ナ!撤退、シマス!オ…オムラ!無関係!」メカ身体のあちこちから蒸気を噴き出し変形開始!これもデモンストレーションとやらの一環か、いちいち大見得を切るように勿体ぶってパーツを組み替え、あれよあれよと言う間にゴリラ戦車が完成!

2013-12-08 17:25:10
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過多トルクに空転するタイヤがアスファルトを掴むや、路上に存在する何もかもを轢き潰しながらモーターサスガは逃走した!さあどうする?あくまで追跡し完全に破壊するなら【24】へ、深追いを避け次なる策を練るには【27】へ!

2013-12-08 17:29:57
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【24】 決断的な決断だ!道路上からビルの屋上へと三角飛びで着地した君は間髪入れずに都市の天井を駆け抜ける!対するモーターサスガは肩部投光機を左右のビル壁に投射、映し出される雷神エンブレムもまたキネトスコープめいてネオサイタマを飛ぶ!エピック!

2013-12-08 17:35:41
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【24-2】 地上の有象無象に難儀するサスガに比べ、君が選んだルートは快適そのものだ。軽快なスプリントで追いすがる君だが…その一方で視野を広く持つのが生き残るコツだ。「イヤーッ!」新手ニンジャのアンブッシュだ!

2013-12-08 17:39:54
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【24-3】 ダイスを振れ、出目が【3】以下なら君は横合いからのカトン火炎放射をまともに喰らい【HP-3】!この攻撃で死んだなら【14】へ、耐えたかあるいは辛くも回避したなら【25】へ!

2013-12-08 17:45:13
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【25】 君と新手ニンジャは疾走の勢いを殺さぬよう前方宙返りから着地、同時に腰を落としカラテを構える。アンブッシュの仕手はエナジードームめいたヘルムで頭部を覆ったニンジャだ! 「ドーモ、スコーチャーです。モーティマーを餌付けし何を企むかは知らぬが、ここでススとなるがいい」」

2013-12-08 17:49:19
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【25-2】 スコーチャーは【カラテ:6 HP:8】。ただし先程見た通り厄介なジツを持っている…カラテロールの結果として双方にダメージが無かった場合、追撃のカトンは君のHPを【-2】する。油断無用!アイサツを返しカラテせよ!敵を爆発四散させたなら【26】、敗北したなら【14】へ!

2013-12-08 17:55:49
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【26】 イクサは終わった。君は爆発四散死体から不可解なアイテムを発見する…【バーベキューセット:HP+5、戦闘中使用不可】だ。ともあれ貴重な物資であることに間違いは無い。遅ればせながら救急車ととマッポカーのサイレンが響き渡る。→【27】

2013-12-08 18:02:41
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【27】 この規模のテロルはネオサイタマにあってもチャメシ・インシデントとは言い難い。君は情報を整理する…ひと月に渡り養ってきた男の正体。彼を追う怪しげなデッカー。モーター兵器。いずれにせよまずはモーティマーに話を聞かなければならない。夜明けを待って行動しよう。【28】へ進め。

2013-12-08 18:09:16
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【28】 さて、モーティマーの居場所だ。彼は果たしてどこに?  オムラ・インダストリ本社はどうだろうか。あの雑誌記事を信じるなら、モーティマーはオムラの要職にある…もしくはあったという事になる。可能性は高い。これが正しいと思うなら【29】へ進め。(続く)

2013-12-08 18:14:20
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【28-2】 一度君の部屋に戻ってみるべきかもしれない。追い出された子犬めいてドアの前に座り込むモーティマーの姿は想像に容易い。【30】へ進め。もしくは、モーティマーは今日も真面目に工場勤めをしているのかもしれない。エドガワ・リバーに面する工業地帯が彼の職場だ。【31】へ。

2013-12-08 18:19:38
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【29】 ボイラー式発電プラントのデザインをそのままサイズアップしたような社屋。テックの殿堂にして暗黒メガコーポの根城、オムラ・インダストリ本社ビルだ。アポイントメントを持っているはずも無い君は正面からの突入を避け、電磁フェンスを飛び越えて敷地内へとエントリーする。

2013-12-08 18:24:42
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【29-2】 君はしばらく思案していたが…突如バック転!直後!君の居た位置に鉄塊が落下してきた!特徴的な逆関節と首の無い胴体部…「ドーモ!モーターヤブです!モーターヤブは賢く強い!」オムラの誇る警備用ロボニンジャ、モーターヤブ【カラテ:5 HP:8  与えるダメージ+1】だ!

2013-12-08 18:32:19
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【29-3】 ヤブの敵味方判定には若干の時間がかかる事を君は知っている。本格的な騒ぎになる前にカラテ破壊し、この場を離脱しよう。勝利したなら【28】へ戻れ。敗北したなら【14】へ。

2013-12-08 18:36:47
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【30】 アジトへと戻った君だが、そこにモーティマーの姿は無かった。鍵は閉ざされたままだ。君は彼の意思を侮ったのだ…これは負い目になる。【好感度-1】し、【28】へ戻れ。

2013-12-08 18:43:11
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【31】 一口に工業地帯と言っても広大である。大小様々の工場がひしめき、金属音、駆動音、得体の知れぬ音、それぞれが思い思いにインダストリを競っている。片端からそれを探ってゆく君だが…やはり限界はある。いつしか日は傾き、テンプルの鐘と共に油まみれの労働者達が職場から吐き出される。

2013-12-08 18:50:46
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【31-2】 タックルの練習をするアメフト部員達、犬の散歩、キャッチボールの父子、釣り人。エドガワの風景は二〇世紀からあまり変わらない。君は短い芝の生えた土手に寝転び、あの大男の事を想った。その時だ!→【32】

2013-12-08 18:58:26
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【32】 KABOOOOOOOOOOM!対岸のガスタンクが突如爆発!河川敷に憩う人々は一瞬動きを止め、そして悲鳴を上げて逃げ惑う!熱風が届くよりも早く跳ね起きた君はニンジャ視力の焦点を望遠に合わせる、爆炎の中から現れたのは…モーターサスガ!?違う!構造こそ似ているがあれは別物だ!

2013-12-08 19:03:14
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【32-2】 鋭角的なデザイン、右手には円錐型ドリルアーム、左手には…ハニカム式ロケットランチャー…が発射された!エドガワを飛び越え飛来するミサイル群!回避せよ!ダイスを【3】回振り、一度でも【2】以下が出たなら【HP-2】!生き延びたなら【33】、死んだら【14】へ進め!

2013-12-08 19:13:14
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【33】 辛うじてミサイルの雨を凌いだ君は、川辺に立ち尽くす一人の男を発見する。モーティマーだ!君は一も二もなく駆け寄る!モーティマーの視線は迫り来るモーター兵器に注がれていた。他の物…爆散死体、重軽傷者、あるいは君の姿…も視界には入っているだろう、だが処理が追いついていない。

2013-12-08 19:18:23
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【33-2】 そのような事情を知るはずもなくミサイル第二波が飛来!君はモーティマーを押さえつけながら地面に伏せる!着弾!着弾!着弾!KABOOOOOOM!→【34】

2013-12-08 19:25:17
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【34】 「凄くて強くて凄くて、だから売れて、大きくて、オムラは大きくて、凄くて。破壊力だ。僕がオムラで、V字回復で、モーターで、父さんで」君の腕の中、モーティマーは呟き続ける。祈りにも似た声だ。至近距離で爆発。君とモーティマーは五メートルほど吹き飛ばされた。

2013-12-08 19:32:12
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【34-2】 マントラを唱え続けるモーティマーを君は何とか助け起こす。だが君達を影が覆う。ついに川を渡りきったあのモーター兵器が立ちはだかっている。「ドーモ、モータースゴサです。現在大量破壊プレゼンテーション中な。モータースゴサは強く、大きく、凄い。降伏は認められていません」

2013-12-08 19:35:24
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【34-3】 「強く」。「大きく」。「凄い」。その一言ごとにモーティマーは身を震わせる。そして、君に支えられながら、敵うはずも無い相手を睨め上げた。「イヤーッ!」ドリルが地面に打ち込まれる。君はモーティマーを抱き後方へと跳躍!だがこの大荷物を抱えながらのイクサは不可能だ!

2013-12-08 19:39:26