元素学たんの年末年始元素100人斬り
戦の始まり
(そう、このひとことが、すべての始まりでした……)
(というわけで、不肖私、年末年始の元素100人斬りです!)
第1周期:H

@June3141 水素については語れることが多すぎて……有機化合物の構造決定はNMRという機器を使うのだけれど、その一つ「H-NMR」は「水素原子が発する磁気のみから化合物全体を把握する」という離れ業をやってのける。すごいわよね!
2013-12-31 21:32:22第2周期:Li B C N O F

@Yakugakutan 絶対に炭酸Liでは勝負したくない…!リチウムは「ビッグバン」から「有効量を鑑みて実質的に」発生した最も重い元素よ!実質的にってところがポイントで、理論上はホウ素まで合成可能なんだけど不安定なのと合成機会の少なさから尋常でない微量しか合成できなかったの。
2013-12-31 22:57:31
@gensogaku ふっふっふ、リーマス語ります?笑 水素化アルミニウムリチウムでもいいんですよ~(*´ω`*)♪ そして、全く知らないネタが来ましたね…………さすが元素学たんです! 勉強になりました! ありがとうございます♪
2013-12-31 23:00:43
@tanakapichan 5番ホウ素。理論上は「ビッグバンのみによって生成しうる最も重い元素」ね。そのため宇宙物理学ではホウ素までの元素を「軽元素」それより重いものを「重元素」と言ったりするわ。ただし「理論上生成しうる」というだけで、ほっっっっとんど生成されないのが現実みたい。
2013-12-31 21:27:23
@spoon_149 5番元素、ホウ素ね。ちょっとマニアックなのいきましょうか。2010年にノーベル賞を受賞した「鈴木・宮浦カップリング」という有機合成反応には有機ホウ素化合物が使われるわ。この反応は「材料が安全に扱いやすい」「使える場面が多い」など、かなり優秀な手法よ。
2014-01-01 01:00:08
@chem_wizard 純粋なホウ素の単離を初めて成功させたのはアンリ・モアッサンという人物。ちなみにこの人はフッ素ガスの安全な生成・保管方法の確立によってノーベル賞を取得しています!ちなみにちなみに、この人の受賞のせいで周期表の考案者、メンデレーエフはノーベル賞を逃しました!
2013-12-31 22:30:07
@poripuropiren19 炭素といえばやっぱりダイヤモンド?ところで、ダイヤモンドには通常のものともう一つ「六方晶ダイヤモンド」というのがあって、これは隕石落下などで尋常でないエネルギーが一瞬のうちにかかった瞬間だけ生まれるという稀なもの。結婚指輪は六方晶ダイヤがいいな!
2013-12-31 23:34:57
@mr0111ym 「この中にはなんの元素が入っているでしょうか!」という問いを出されて答えが分かんなかったら、だいすきな炭素を答えることを勧めるわ。というのも、世の中に知られている7000万種類の物質のうち、90%の物質は炭素を含んでいるわ。正答率90%!お試しあれ!
2013-12-31 23:40:05
@haluyoshi シダ植物の根に生息するバクテリアが持つ「ニトロゲナーゼ」という酵素は空気中の窒素分子を固定化するというとんでもない能力を持つ。この酵素のお陰で地球の生命は発展できたのでは、とする論文もよく見るわね。
2013-12-31 21:05:17