反抗的主体をめぐる哲学(その他諸々)
- Abraxas_Aeon
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@Abraxas_Aeon うーん、ちょっと違いますね。(変形や老衰などの)変化の概念の親戚として、偏差という概念も考えてもらえればと思います。同じ社会の中でも人によって持っている言語観などは違う。
2010-02-17 02:00:14@Abraxas_Aeon だから「先立って存在する秩序」というあたかも秩序が文化につき一つであるような表現はダメだと思うんです。あくまでの辞書的にしか秩序については語りえないだろうと。「普通はこう考える」みたいな。
2010-02-17 02:01:11@Abraxas_Aeon そうですね、ミクロ主義です。でもミクロな例外ばかり見ててはあまり大きく決断できないので、統計を取って「普通」なものたちから言説をくみ上げたりするのも有効ですよね。あるいは、ミクロなイレギュラーの一部を選択的に増幅させてみたりとか。
2010-02-17 02:15:29@Abraxas_Aeon えーと、後半がまた錯綜した雲行きになって申し訳ありません。とにかく、変革を考えるものとしては、ミクロな視点はほしいなあとは思うのです。
2010-02-17 02:16:42@suppatenkoh 私の場合は、或る程度ラングがあることは認めなければならない(そうでなければ言葉によるコミュニケが全く成り立たない)が、その中に個々の人間の偏差・差異があるというのは当然だと思います。
2010-02-17 02:18:20@suppatenkoh そういうことでしたら、丸山の「力への意志」の趣旨も似通ってくると思いますw。何より、彼は根本的には、ラングをあなたが仰った「一つの文化につき一つの秩序だ」と固定的に見ることには反抗する姿勢をとっていますからw。あなたが仰ることを彼は第三の狂気だと。
2010-02-17 02:26:13@suppatenkoh 遅くてすみません、(パソコンが止まった…)。丸山の図があればわかりやすいですが、第一の狂気は「言葉を持たないヒト」という、自らの存在それ自体を否定してしまう矛盾的存在になってしまうことだとされます。ランガージュを有さないために関係の世界に入れない。
2010-02-17 02:51:20仰るとおりです。典型例としてはアマラ・カマラが当てはまるかと思います。これは丸山の図で言うところではカオスに閉じ込められた状態ということになります。で、第二の狂気は…、
2010-02-17 02:58:12ランガージュを有することができて、第一の狂気のような状態にはならずにすんだとしても、強すぎる抑圧によって深層意識(要するにラカンで言うところの無意識)に閉じ込められたままになってしまうことです。カタルシスが効かなくなった人々が陥る狂気だとされます。
2010-02-17 03:00:08@suppatenkoh スキゾフレニーが必ずしも狂気であるというわけではありません。ドゥルーズ=ガタリが新たな組み合わせの数々を作り出す潜勢能力を生む症状だといっていることを併せ見ればですが。有意味化されないのでカタルシス不能になってしまう。
2010-02-17 03:12:07@Abraxas_Aeon スキゾ自体は新たな接続パターンを生む希望の源として描かれていて、病院にいるいわゆるスキゾはそれが壁にぶつかって敗北したものだとされるのですよね。 有意味化されないとはどういう状況なんでしょう?
2010-02-17 03:14:54@suppatenkoh うーん、これが一番難しいのですが…、我々の「意識の言葉」は思考と音声が「やはり「ある程度は」ラングのなかで区切られている」ことで言葉の意味に一対一の対応関係がある、しかし無意識に閉じ込められてしまう場合、それができない。何ものも指し示さないあるいは…
2010-02-17 03:25:22失礼、もはやその言葉が何者も示さないとか、あるときにはある「これ」をさしていたにもかかわらず別の「あれ」に置き換えられてしまったり、あるいは二重に重なってしまったりする。言葉の意味にあえて二重の意味を持たせるということはありますが、そういうことを意識的に区分しているわけではない。
2010-02-17 03:29:54@Abraxas_Aeon うーん、なんかスキゾっぽいですねえ。もうすこしわたしもスキゾについてちゃんと勉強しないとなあ…。脳科学は専門じゃないけど、哲学をこれから(独学だが)やるためにはちゃんとおさえないといけないですよね。
2010-02-17 03:32:49要するに言葉だけがただただ増殖したり入れ替わり立ち代りするわけ、流動しっぱなしになってしまうとでも言うんでしょうか…。すみません、第一の狂気と第三の狂気は簡単に説明できるんですが、第二の狂気は私も難しくてうろ覚えなので、また読み直してみます。
2010-02-17 03:34:36@suppatenkoh 第三の狂気はラング=秩序の固着化の行き過ぎですね。既成の価値観の絶対化とでもいうもので自己と他者の差異を認めない。一切の批判も一切の価値基準の変革、一切の体制への反抗を認めない硬直化です。
2010-02-17 03:39:53@Abraxas_Aeon なるほど。いわゆるパラノイアですね。たいていのパラノは現実と乖離した妄想に固着する統合失調症の症状のひとつとして出るのですが。
2010-02-17 03:42:49@suppatenkoh そこでさっき思ったのですが、「ミクロなイレギュラーの一部を選択的に増幅させてみたりとか。」といったのはこういう状況で起こりうるのではないかと思ったんですが、いかがでしょう。
2010-02-17 03:45:13@suppatenkoh たとえばさっきの細胞の話ではないのですが、「ミクロなイレギュラー」は「マクロレベルでの第三の狂気」の中であってこそイレギュラー扱いされる、そういう存在を認めないわけですから、そういう存在が現れたとすれば、あれこれいろんな手段を使って「見せしめにする」と。
2010-02-17 03:49:49