夏目と右腕(テレビ朝日 20140215放送 現代美術家・村上隆の右腕×プロデューサー・笠原ちあき)についての感想から現代アートについての村上隆さんのつぶやき
「夏目と右腕」にうちの笠原が出た、、、というより、わしへのインタヴューが長くて、なんか聞いてたのと違うなぁ〜と思いつつ。で、相変わらず、TV的なワシの切り口は、変人なのに高額で取引記されててよくわからん&凄く怒る、だけなんやなぁ〜と。やってる内容は理解されなくて辛い。
2014-02-16 01:49:07まぁ、日本での一般的評価ポイントが「カラフル」「ハッピー」とか、そういう部分でしか切り取れなければ、怒る、高い、だけが理解の接点になってしまうんやろうなぁ〜。
2014-02-16 01:55:27大衆芸術の製作が生業ではない、というその部分が、どうしても日本の観衆にはわかってもらえない。「あるがまま、感じるままが芸術鑑賞の作法」と戦後の教育体系の中で刷り込まれ、フォームの完全否定が完了してしまっているのでARTの鑑賞方法に、茶の湯のような作法、フォームが必要だ、
2014-02-16 02:00:41という事が理解されない、否定される。今、行われているアンディ・ウォホールにしても、社会内におけるPOP文化の生成の背景と、第二次世界大戦の戦勝国アメリカにおけるクラス社会内の闘争やら、社会問題やら(ケネディ家の悲劇と国家の在り方等)をベースに敷いていつつも、絵画の在り方の
2014-02-16 02:05:15歴史の破壊と再生を行った部分にまでは到達しようとしない。そここそが、現在のウォホールの価値を裏付けているのにも関わらず、そこへの言及は「あるがまま、感じるままが芸術鑑賞の作法」とは背反するために、専門家でさえ着目しない。ウォホールの奇行や かつら や楽に制作していたとか、
2014-02-16 02:08:49何も学習しないでも理解できる部分のみをブロウアップして共有しようとしているので、おかしな評価となるのだ。
2014-02-16 02:09:37僕は10数年前に行われた「NHKスペシャル」での番組監督の屁理屈による仁義なき放送以降、へばり付きのドキュメンタリー撮影を拒否してきている。今回は笠原が主役と聞いていたので撮影してもらったのだが、、、まぁ、やっぱ、こういう感じ、、、切り口、奇人変人の相手、よくやってますね、的で
2014-02-16 02:15:25日本において、僕の表現の本懐を理解してもらうために、大衆芸術そのものへの挑戦を初めている。映画やアニメーション作品の制作がそれだ。その分野単体での才能があるとかないとか言われることでの評価軸でも、僕自身が言い訳しない為の挑戦です。多くの専門家の人とのコラヴォレーションを
2014-02-16 02:27:14膨大な時間と予算とコミュニケーションを続けて制作している。それらの作品がまとまった数になってきた時に、「あるがまま、感じるままが芸術鑑賞の作法」の世界観への衝突が実現され、逆に現代美術の世界での問題意識にも開眼してもらえるような下ごしらえをしています。
2014-02-16 02:29:47それでも尚、現代美術への無理解が続くなら、、、僕は、、、どしよかね。まぁ、日本に捨てられた、ということをリマインドして、完全に諦める、だけでしょうな。
2014-02-16 02:38:20