新国立劇場演劇部門マンスリープロジェクト・トークセッション「Try・Angle-三人の演出家の視点-」をふりかえって

薄平広樹 Usudaira Hiroki @USD_hiroki

アルトナの幽閉者観た！！！マンスリーで受けた、我々は自分自身が作り出した観念に幽閉されてしまうことがある、というポイントを随所に感じた。お前が立ってる場所はどこだ？お前はどこにいる？とずっと揺さぶられていた。いやぁ、面白かったで済ませない、いい舞台観た。

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

今日のトークセッション、これ！おお、同じ小劇場だからセットが『アルトナの幽閉者』のままだ！<RT

たか @tkhs_r

演出家トークセッション。観劇した『OPUS』（小川さん）『エドワード二世』（森さん）については、気になってたこともお話があり面白かった。『アルトナの幽閉者』も上村さんのお話ぶりもふくめ興味深く、時間作れたら観に行きたいところ…！

ま な べ @t_Deeeeeee

アルトナの幽閉者観てきた。演出家の方のお話も聴いてきたけど、すっごい面白くって、学生の内にきけて良かったなと思った。あと、本を読まなくちゃと。やっぱり舞台の仕事したいと再確認した

mint @mintbluebrown

新国立劇場のマンスリー・プロジェクト3月　トークセッション「Try・Angle-三人の演出家の視点-」http://t.co/6zPdjuVeIk　へ行ってきました。一部、しばらくレポート落とします。後日ブログに追記してまとめます。　

mint @mintbluebrown

新国立劇場の宮田慶子芸術監督が司会、演出家の小川絵梨子さん、森新太郎さん、上村聡史さんが登場。宮田さんから、Try・Angleの企画意図と3作品の演出家について説明。30代の演出家には演出と劇作を兼ねる人が多い中、演出に専念している3人に今回はやりたい作品を持ってきてもらった。

mint @mintbluebrown

『ＯＰＵＳ／作品』小川絵梨子さんは、熟練した役者さん達相手に伸び伸びやらせてもらった。俳優さん達へのダメ出しをする為というよりは、自分の勉強の為にほぼ毎回公演は観た、終わりに行くにつれて行きたい方向へ行っていた作品になった、と。

mint @mintbluebrown

『エドワード二世』演出の森新太郎さん、「前回(のトーク)はエドワード二世の稽古中に抜けてヘトヘトな状態で来ました、今日は『幽霊』の稽古中でヘトヘトな中、来ました！」 最初から面白い方でした。

mint @mintbluebrown

『エドワード二世』は同時期にナショナル・シアター(イギリス)でも公演をしていてそれと被るまい、と思ったが、本番1週間前くらいにスタッフさんからロンドンもゴールドのセットです、と聞いてショックを受けた。でも違うものを作ろう、こういうマーロウもありだ、ということで舞台を作っていった。

mint @mintbluebrown

上演中の『アルトナの幽閉者』上村さんへ今の感想は？の質問に、小学生の回答みたいだけど、とても楽しいです！　僕はこう思うんだけどこうだよね、みたいな俳優さん達とのキャッチボールが上手く出来ていた。重いテーマだけど、一緒にみんなで見つけていこう、と進めて起こる化学反応が楽しい。

mint @mintbluebrown

小川絵梨子さん、3人の演出家、の企画だったので、他の2人が気になった。他作品の俳優さん達に「がんばんないでください！」と言ったことも(笑）　作品自体からもとても勉強したが、他の2人の演出家を意識してやるのは刺激になった。自分が出来ない英断やテキストからの立ち上げ方等、尊敬出来る。

mint @mintbluebrown

そう言いつつ、「知り合いに、「エドワード面白かった」と言われて、「知るか！」、と思っていた」という話も。森新太郎さんが読売演劇大賞の最優秀演出家賞を取った時には、「親に電話して「取ったんだって！！」と言ってました」、と、ちょっとふてくされた表情で再現されていました(＾＾；

mint @mintbluebrown

小川さんはどこにも属していないので1人でポツンとやっているつもりだったけど、そうでないことが分かった。3人でやるということはどうぞ比べてください、というのと同じ。自分は一匹狼だもん、というのも逃げだな、ということに気づいたそうです。

mint @mintbluebrown

『アルトナの幽閉者』、辻萬長さんが演出の上村さんの先を行って淡々とリードしてくれた。サルトルは台詞に哲学が入っている、演じるにはどうしたらいいか、には俳優の知性が問われる、解釈の深みが違ってくる、と森さん。辻さんはサルトルがお好きだという話が出て、やっぱり違うよね、と。

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稽古場は普通13時スタートで19時か20時頃までだが、森新太郎さんは22時(退館時間)まで粘る。宮田芸術監督の話で、宮田さんが30代の頃は体力あるので物凄く粘る稽古をしていたが、出演者の少し年上の俳優さんが倒れてしまった経験があり、森さんの進め方にハラハラしていた。

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『エドワード二世』ご出演の西本裕行さんについて。80代の俳優さん。以前に違う舞台で森さんが「さっと寝て、さっと起きてください」と言って、いくつだと思ってるの、と言い返されたことがある。森さんには直接言わないけど、奥様には「森に殺される！」と言っていたらしいと聞いたという話も・・・

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今回は兵の役までやっていて、休む暇ない、と宮田芸術監督は聞いていた、と(西本さんは4役で出演)。森さん、「昔、ピーター・ブルックの本に俳優は休まない方がいいと書いてあったし、いいかなーと思って兵士の役もやってもらった」と話していました　←ちょっと言い訳っぽかった(苦笑)

mint @mintbluebrown

小川さん、『OPUS／作品』に出演される俳優さん達は5人、段田(安則)さんには負けないぞ、えいえいおーっとか本当に言っていた俳優さん達を可愛らしい人たちだなと思ったそうです。てんぱっている小川さんに対して周りの俳優さんやスタッフさんたちが温かい現場だったとか。

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スタッフとの付き合い方について。宮田芸術監督から、装置、衣装、照明さんなどをプランナーと呼ぶという説明と、彼らなりのプランをしっかり出してきてくれる、演出家の言いなり、ではない、と言う言葉がありました。

mint @mintbluebrown

森さん、『ゴドーを待ちながら』の時に面白いけどなかなか難しい舞台美術のプランを提出されて渋ったら、「若いんだから守りに入ったらダメだよ」と言われた(その美術の方は亡くなられたそうです)、それからは面白いと思ったら1週間考える。

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今回の美術の堀尾幸男さんはプレゼンが上手い！箱で行きたい、と言ったら、3つプランを持ってきた。黒、鉄さびの感じ(こういうの好きでしょ、と)、を見せてから、ゴールドを出してきて、最終的にゴールドに決定。ゴールドだけ見ていたら採用したかどうか。この手練手管を見習いたい！(笑)

mint @mintbluebrown

『エドワード二世』のセット(模型)　http://t.co/qMHuXB200s　舞台写真・公演記録ページでセットの一部や俳優さん達(と衣装)を見られます　http://t.co/rMnh42trUv

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mint @mintbluebrown

『アルトナの幽閉者』閉塞感を表現する為に最初はスクエアにしたが、現代の閉塞感はもっと違う感じ、いうことで今回の形に。木は曲がらないので、半円の様な形にするにはお金がかかる、贅沢！と森さんから。森さんの舞台で黒い紙が舞ってたことについて、「あんなの、本当に安いんで！」　

mint @mintbluebrown

森さんから小川さんへ「三方とか四方とか多いですよね？」「そっちの方が楽なんですよ」客席と近い距離感を大事に作ってきた、と。上村さんが俳優をとにかく動かさないと停滞する、と思ってしまうので小川さんに凄い！と　『ＯＰＵＳ／作品』の座席表　 http://t.co/Xx9s8ApD5r

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mint @mintbluebrown

エンドステージ型の舞台にしないのは逃げかな、という小川さんに、宮田芸術監督が絵梨子さんの強み、みたいに励ましておっしゃっているのが印象的でした。