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常総生協の母乳のヨウ素131測定に基づく初期被曝線量評価をめぐって
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parasite2006
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@yoka72 放射性ヨウ素の移行率の実測時の観察時間について確認してみました。甲状腺への移行率は投与24時間後に測定した取り込み量の投与量に対する割合(甲状腺機能検査の判断基準として臨床で使われてきた)http://t.co/cKJpl6a0qO (続く)
2014-04-03 16:51:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yoka72 (続き)母乳への移行率http://t.co/jMtzzoAigY は非放射性ヨウ素について調べられ、1日1回昼食前に母乳を採取して1日分泌量を実測後ヨウ素を定量し、前日の昼食と夜食、当日の朝食中に含まれるヨウ素の総量と比較し移行率を算出。7日間繰返し平均も出した
2014-04-03 17:59:44![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yoka72 この論文http://t.co/jMtzzoAigY の考察で引用の別の論文によれば、I131は経口投与後最初の24時間で10-20%が母乳に移行し、7日まで観察を続けると12-24%が最終的に移行(母乳の1日分泌量を実測せず500-1000 mlと推定)
2014-04-03 19:08:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yoka72 こういうのを見ていると、移行率は(それ以後も移行が続く場合があっても)摂取24時間後の時点で算出というのが約束事になっているのだなという気がしてきます。
2014-04-03 19:21:25移行は1日では終わらない
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@parasite2006 紹介頂いたこの論文の7日間継続摂取のケース、その人の7日平均での移行率のうち、0.5を初日、0.25を2日目、0.125を3日目、残りを4日目に移行するというモデルで実測と比較すると、かなり似た傾向になりますね。
2014-04-04 11:33:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@parasite2006 これ、厳密に摂取後24時間以内に母乳に排出されるということであれば、初日に0.5とかではなく0.8以上移行すると思うのですが、おそらく母乳サンプルをとる24時間以内に摂った食べ物を全て摂取側のサンプルとしているので、
2014-04-04 11:45:42![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@parasite2006 初日の移行の割合が小さくなってしまっているんじゃないかと思います。食事サンプルの内容(食べた時間とか)がわからないとちょっと何とも言えませんが。
2014-04-04 11:51:23![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@parasite2006 どうせなら、摂取側のヨウ素の量を一定にしてくれれば良かったのにと思いました。データだけ見ると、前日以前に摂取した分のヨウ素の影響も多分に受けているように見えます。
2014-04-04 11:58:47![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yoka72 おっしゃる通りです。この実験http://t.co/jMtzzoAigY 条件がいまいちあいまいで読みにくいデータになっていてすみませんねえ。放射性物質を使わずにできることをやりたかったのでしょうけれど。
2014-04-04 12:00:39![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@parasite2006 Fig. 1.に関しても、摂取量が少なければ相対的に大きくなる前日摂取分以前の影響を大きく受けることになるので、こういう傾向になるのは当然にも見えます。
2014-04-04 12:02:37![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yoka72 普通移行率の検討と言えば1回だけ経口か注射でトレーサーとしてI131を投与し、以後一定時間ごとに試料を採取して定量し時間変化を調べるもので、繰り返して平均をとりたければ前回の影響が消えてからやらないとデータが非常に読みにくくなりますよね。
2014-04-04 12:04:53![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@parasite2006 前回の影響が消えてからやらないとデータが非常に読みにくくなりますよね。←はい。そして今回の実験の場合は安定ヨウ素ですから、一回だけの摂取だからと言ってその前々日以前に摂取していないという保証はありません。
2014-04-04 15:22:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yoka72 この論文http://t.co/ebN995JRWi では母親(アフリカ系米国人)に100 μキュリーのI131を経口投与後1週間観察して甲状腺への集積率と母乳中の濃度を検討しています。表2のデータhttp://t.co/LCC6lS74ry
2014-04-04 12:47:51![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yoka72 表2のグラフ化 http://t.co/2sKdrxF2MP 赤線が母乳中のI131濃度ですが、二相性があるように見えないでしょうか?
2014-04-04 12:50:17![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@parasite2006 50時間位経過し1μCi/Lを切ったあたりからなだらかな減少になっているように見えます。これは http://t.co/X9AAVwx04v ※PDF のP10 とほぼ一致した傾向ですね。 http://t.co/qTcDQJudKj
2014-04-04 15:27:24![](https://pbs.twimg.com/media/BkW3pouCEAAcHu_.png:medium)
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ICRPの出している母乳への移行係数(吸入摂取の場合で11%)は移行する総量であって、これだけから摂取当日や翌日の母乳中の濃度は出せない。(実際には、摂取から24時間以内で9.2%、それ以降48時間以内で1.5% 位になるんじゃないかな。あまり信頼出来る数字じゃないけど。)
2014-04-04 17:51:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
慢性摂取の場合は前日以前に摂取した分の影響も受けるので、単純に当日摂取した分と移行係数だけで濃度を出しても、全く実測と合わない数字になる。また、24時間以内と言っても、現実的には一括で摂取するわけではないので、どこまでが24時間以内とするのかは難しいんじゃないかな。
2014-04-04 17:56:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yoka72 確かに。このグラフhttp://t.co/jOw7oK1MaQ を改めて見直すと(縦軸が対数)3日目以降は明らかに減少が遅くなり、二相性が見えますね。1成分しかないなら右下がりの1本の直線のまま続いて行くはずなのに。1週間まで観察を続ければもっとよく見えていたかも
2014-04-04 20:01:55![](https://pbs.twimg.com/media/BkW3pouCEAAcHu_.png:medium)