引用、bot、本について

自分のメモ用です(随時更新)
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ハンナ・アーレント @hannaharendtbot

目的と手段が転倒しているという不満をよく耳にする。機械の召使となり人間が機械の要求に合わせているというのである。(略)器具は「工作人」が「労働する動物」の労働を和らげるために発明したものであるがいったん「労働する動物」に使用されると手段的性格が失われてしまう(『人間の条件』20)

2014-03-23 20:38:52
Takuma Ishikawa @ishitakuma

○世界がいかにあるかが神秘ではなく、世界があるという、そのことが神秘である。――ウィトゲンシュタイン ○「写真」が写して見せるものを完璧な錯覚として文化的コードに従わせるか、あるいはそこによみがえる手に負えない現実を正視するか、それを選ぶのは自分である。ーーロラン・バルト

2014-03-26 23:22:56
Takuma Ishikawa @ishitakuma

腹を下すことは、消化について考えさせることでもある。消化についてばかり考えていても食べ物のことは考えられないし、かといって消化について考えなければ、また食べ物のことを考えられない(芥川の『侏儒の言葉』からの翻案)

2014-03-27 00:30:00
丸山自己内対話bot @maruyama_note

輿論。「世論におもねらずに、毅然として独自の見解を持する」というのは、ヨーロッパでは個人主義者の信条だ。だが日本では、往々にしてそれは官僚主義者のセリフである。

2014-03-30 14:12:07
Takuma Ishikawa @ishitakuma

いかなる世俗的干渉からも自由に、純粋に学問のみを研究しようという人びとも出てきましたし、他方また、学院で教わるよりももう少し程度の高い学問、そしていかなる教権からも自由な研究をしてみたいという人びとも出てまいりました。こういう人びとはだれからも支えられていない。

2014-03-30 16:22:21
Takuma Ishikawa @ishitakuma

したがってこういう人びとは学院を去って、当初は橋の上で集まったと申します。橋というのは、たとえばパリのセーヌ川に架かっている橋は、対岸に行くためには人が通らなければならない。したがってそこにはいろいろな人びとに出会う可能性がありますので、そこで議論したい人びとが集まる。

2014-03-30 16:25:37
Takuma Ishikawa @ishitakuma

そしてお天気のときには橋のたもとで話したり、あるいは広場で話したりしますが、雨が降ったり寒いときにはどこか小さな部屋を借りる。そういうふうにして、図書館もない、場所もない、そういうところから大学が始まってまいりました。(「スコラと対立して成立した大学」ーー今道友信『西洋哲学史』)

2014-03-30 16:30:17
Takuma Ishikawa @ishitakuma

“我々が食事前にある時には、そのとき直ぐに、或いはやがて間もなく、空腹を感じることは、我々が日常の経験から知るところである。ところが、この生真面目な思惟は、その食事前であることから空腹を感じ、ガツガツすることにならず、自分で満足しておられる才能と手腕とをもっている。

2014-04-12 00:10:18
Takuma Ishikawa @ishitakuma

従って、いまいう言葉を述べるところのこの思惟は、自分が死んだ悟性であることを暴露している。なぜといって、ただ死んだものだけが食事前にあって、それに満足しておられるからである。ところが肉体的生命も精神のもつ生命も、食事前であることに満足しておられない。”ーーヘーゲル「哲学史序論」

2014-04-12 00:10:26
Takuma Ishikawa @ishitakuma

「これこれの規制は、これこれの市場の『自由』を制限するので導入すべきではない」という自由市場主義のエコノミストたちは、「その規制法によってまもられる権利を認めない」という政治的意見を表明しているにすぎない。彼らは「自分たちの主張は政治的的なものではなく、

2014-05-30 18:07:10
Takuma Ishikawa @ishitakuma

客観的な経済的真実であり、反対者の主張こそが本当の政治的なものなのだ」という理屈をこねて、ごまかそうとするが、実は彼らの動機も対立する人々に負けず劣らず政治的なのである。 ーーハジュン・チャン『世界経済を破綻させる23の嘘』

2014-05-30 18:10:16
Takuma Ishikawa @ishitakuma

メモ:製造業部門の生産量のほうが、サービス業のそれよりも速く伸びるので、サービスにたいする製造品の相対価格は落ちるのである。生産性を高めるのは、機械化や化学的方法の使用がずっと容易な製造業のほうがサービス業よりも楽ということ。サービスではその性格上、多くの場合、生産物の(続く)

2014-06-01 05:27:29
Takuma Ishikawa @ishitakuma

の品質を落とさずに生産性の向上をはかるのは本質的に難しい。 メモ2:サービスは本質的に工業製品よりも輸出しにくいからだ。国際収支が赤字ということは、国際社会で経済的に自立できないことである。…サービスの“貿易力”の弱さはそもそも、「世界中どこへでも輸送できる工業製品(続く)

2014-06-01 05:36:29
Takuma Ishikawa @ishitakuma

とちがって、ほとんどのサービスは供給者と消費者が同じ場所にいないと成り立たない」という事実に由来する。遠く離れているところからヘアカットやハウス・クリーニングのサービスを供給する方法を考案した者は、まだひとりもいない。 『世界経済を破綻させる23の嘘』

2014-06-01 05:39:41
Takuma Ishikawa @ishitakuma

メモ:スイスが一九九◯年代半ばまで、一◯〜一五%の大学入学率で世界最高レベルの生産率を維持できたことを考えると、大学入学率をそれよりもかなり高くする必要はないと言える。…アメリカ、韓国、フィンランドといった国々の大学教育の少なくと半分は、本質的にゼロサムである雇用・就職ゲーム

2014-06-01 11:42:07
Takuma Ishikawa @ishitakuma

でなむだということになる。…経済発展を促進してくれると信じて教育を拡大すれば、大いに失望することになる。なぜなら、教育と国全体の生産性との関係は、希薄であるうえに、かなり複雑でもあるからだ。 『世界経済を破綻させる23の嘘』

2014-06-01 11:45:58
Takuma Ishikawa @ishitakuma

経済学とかはド素人なので、自分ではこの意見に賛同できるのかどうか、わからないこともあるが、『世界経済を破綻させる23の嘘』の著書であるハジュン・チャンの態度がどのようなものかは、とてもはっきりしてるので、わかりやすい。

2014-06-01 11:50:35
Takuma Ishikawa @ishitakuma

自由思想家の弱点は自由思想家であることである。彼は到底狂信者のように獰猛に戦うことは出来ない。ー芥川龍之介

2014-06-19 03:42:08
Takuma Ishikawa @ishitakuma

政治はイデオロギイではない。或る理論による設計でもない。臨機応変の判断であり、空想を交えぬ職人の自在な確実な智慧である。彼(マキャヴェリ)は多くの事を望まぬ。少しの事を確実に望む。若干の平和と若干の自由とを望めば足りる。若干の平和と若干の自由とを毎日新たに救ひ出すより外に、→

2014-07-18 00:11:24
Takuma Ishikawa @ishitakuma

平和も自由も空想の裡にしかならないたらう。かういう流儀が、シニスムに落ち込まないことは稀だ。かういう流儀を過ちなく行ふ人は、余程強い理想に支えられてゐなければならないから。…マキャヴェリは死んで了ひ、マキャヴェリズムだけが生き長らへたとは妙なことだが、これは難しい問題ではない。→

2014-07-18 00:17:10
Takuma Ishikawa @ishitakuma

マキャヴェリといふ理想家が死に、彼の形骸が生き残る方が、後世の政治家にとつては便利だつたからだ。ーー小林秀雄「マキャヴェリについて」

2014-07-18 00:19:28
Takuma Ishikawa @ishitakuma

作家諸君、 貧乏人のための詩などと きいたふうな口を 叩くな。 先達の階級は 理解するぞ、 きみら以上に 芸術を。 高度の 文化を 大衆に送りこめ! どこに出しても 恥ずかしくない文化を。 いい本は 必要だ、 理解されるのだ、 きみらにも、 ぼくにも、 農民にも、 労働者にも。→

2014-08-06 14:29:32
Takuma Ishikawa @ishitakuma

マヤコフスキイ 『「大衆が理解できない」』より抜粋(1927)

2014-08-06 14:30:54
Takuma Ishikawa @ishitakuma

サラ・チャールズワース 「私にとって、文章を書かないようにすることは、書くことよりもずっと興味ある試みだ」 1《フィギュア》(1983-1984) 2《女性飛行家》(1986) 3《白いTシャツ》(1983) pic.twitter.com/h2p35bTP7k

2014-12-05 19:32:02
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Paul Valéry @Valery_BOT

真の批評家の目的は、作者が自分自身に向かっていかなる問題を提出したかを発見し、さて作者がその問題を解いたか否かを探ねることであるべきだ。

2014-12-14 00:15:06