【ラブライブ!1期】11話感想まとめ。―穂乃果のオーバーヒート(空回りではなく!)

アニメ2期放送直前、改めて1期を観直した私感をまとめてみました。μ'sの次の物語に備えて、1期を振り返る糧になれば幸いです。 ・「ラブライブだぁー!」 ・「芸能人みたい!」なアイドル化? ・にこの“もってなさ”の魅力 続きを読む
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ラブライブ!という大会が孕む矛盾

momorin @momorin_cloverZ

穂乃果がアイドル性への完全なギアチェンジを果たし、スクール性を忘却してしまった背景には、ラブライブ!という大会自体が孕む矛盾があると思います。スクールアイドルの大会でありながら、競争という形態は彼女達のスクール性を剥奪し、アイドル性を徹底的に煽るわけです。#lovelive

2014-04-07 22:51:17
momorin @momorin_cloverZ

穂乃果をアイドル性へとギアチェンジさせたのは、A-RISEのような、商業的アイドルの持つ煌びやかなアイドル性を煽るラブライブ!という大会です。スクールアイドルの本来的な目的性を、ラブライブ!が隠してしまったわけです。#lovelive http://t.co/EjaYn09WJN

2014-04-07 22:58:45
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ことりのさえずり程度の反抗

momorin @momorin_cloverZ

穂乃果のギアチェンジを悟ったことり。今となってはもう、隣にいる私を見てくれる「友だち(=スクール性)」ではなくなってしまっている。だからことりは、私の未来を決めて!私を見て!と言えるわけもなく、下唇を噛むわけです。#lovelive http://t.co/c5mvp4G8GB

2014-04-07 23:02:47
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momorin @momorin_cloverZ

ことりがつくったポスター。並ぶ9人のセンターに立つのはことり自身です。ラブライブ!だけを見つめる穂乃果に対して、私を見て!と訴えることりの小さな抵抗かもしれません。それでも穂乃果はもう、アイドルになることに夢中です。#lovelive http://t.co/y2wtcZuf4G

2014-04-07 23:09:49
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momorin @momorin_cloverZ

穿った見方をすると、このとき穂乃果はことりのことを、μ’sのメンバーのひとりという「役割」でしか見られなくなってしまっているのかもしれません。友だちとして向き合えない、スクール性を忘却したアイドル性のリーダーとして。#lovelive http://t.co/1Dqxo1lYF6

2014-04-07 23:14:39
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穂乃果ちゃんのやりたいように

momorin @momorin_cloverZ

振り付けを変え、過剰な練習を強いる穂乃果に、メンバーも多少困惑しますが、ことりは「穂乃果のやりたいようにやるのが一番」と語ります。これは、自分の悩みに精一杯でいつも通りに振る舞えてない、というわけではないと思います。#lovelive http://t.co/4JsP0hjbAq

2014-04-07 23:24:10
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momorin @momorin_cloverZ

ずっと穂乃果の決断を信じ自身の夢を託してきたことりは、今もまた自分の未来について穂乃果の決断を待望しています。だからこそ今、穂乃果の『天性の決断主義』を止めることなどできない。穂乃果を否定するわけにはいかないのです。#lovelive http://t.co/dXnELB8Ubj

2014-04-07 23:28:53
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本当に「大丈夫」なはずだった

momorin @momorin_cloverZ

ライブ前夜。ことりの変化に勘付いて電話した海未に、穂乃果は「大丈夫じゃないかなぁ」と語ります。アイドル性へ完全にギアチェンジした穂乃果には見えなかった友だちのことも、本質的にスクール性に身を置く海未にはわかりました。#lovelive http://t.co/K7cqIrBzAt

2014-04-07 23:38:47
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momorin @momorin_cloverZ

しかし穂乃果の「大丈夫」という言葉も実は本当です。穂乃果の『天性の決断主義』において、相手の気持ちは重要ではありません。相手の感情に逆らっていることでも、正しい未来に導く決断ができるのが穂乃果の凄いところだからです。#lovelive http://t.co/UdQmHdZ5GR

2014-04-07 23:41:28
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momorin @momorin_cloverZ

実際に、ライブが無事終われば、ことりは留学の件を切り出す予定でした。そうすればきっと穂乃果がまた別の未来を決断して、何かしら別の形でうまくいっていたはずです。ライブが成功していれば、本当に「大丈夫」だったはずでした。#lovelive http://t.co/zj10HK5JHg

2014-04-07 23:45:11
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momorin @momorin_cloverZ

さらに言えば、穂乃果が決断した屋上ステージも新曲も振り付けも、パフォーマンスとしては最高のライブを導きました。穂乃果の『天性の決断主義』は空回りしていたわけではなく、今までになく最高に機能していた。ただ一点を除いて。#lovelive http://t.co/QZTZ2aCx54

2014-04-07 23:49:43
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唯一の失敗は、穂乃果の空回りではない

momorin @momorin_cloverZ

唯一の失敗、それはもちろん穂乃果が倒れてしまったこと。アイドル性への完全なギアチェンジが憧れや競争心を増幅させ、過剰なまでの自身へのブーストをかけてしまった。穂乃果は文字通りオーバーヒートを起こしてしまったわけです。#lovelive http://t.co/nVpHfYqmju

2014-04-07 23:52:40
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momorin @momorin_cloverZ

穂乃果がライブ前夜の走り込みに出掛けたのも、ラブライブ!のランキングを見て、19位という数字に、上位への憧れと競争心を煽られてしまったからでした。アイドル性への没入は、友だちの海未の忠告をも無効化してしまいました。#lovelive http://t.co/iYHomTUtus

2014-04-07 23:55:58
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momorin @momorin_cloverZ

時を同じく、ことりは海未へ相談の電話をかけます。しかしそれは海未に留学の件の解決を望むわけではなく、スクール性を喪失してしまった穂乃果にどう相談すべきか、という相談です。ことりが信じ未来を託すのはいつも穂乃果です。#lovelive http://t.co/DLNSJXkcaN

2014-04-08 00:03:49
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史上最高の『天性の決断主義』の輝き

momorin @momorin_cloverZ

ライブ当日。オーバーヒートを起こしてしまった穂乃果ですが、皮肉にもその姿はμ’s史上最高にかっこいい。逆境に出逢ってこそ穂乃果の『天性の決断主義』は輝きます。倒れることさえなければ、最高のライブは完結したはずでした。#lovelive http://t.co/ZBHjNFt3ok

2014-04-08 00:08:31
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momorin @momorin_cloverZ

穂乃果は雨降るステージを前にしてもメンバーを鼓舞します。不安やストレッサーの象徴としての「雨」は5話でも描かれました。今回はその雨に立ち向かう想いが9人に共有されています。すべての不安に打ち勝つ準備が整っていました。#lovelive http://t.co/Fdyh4K3uYK

2014-04-08 00:13:41
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momorin @momorin_cloverZ

穂乃果は言い聞かせます。「大丈夫。行ける。できる。今までもそうやって頑張ってきた。できると思えば何だってやってこられた。大丈夫!」。今まで通りなら本当に大丈夫でした。でも唯一違ったのは、穂乃果のオーバーヒートでした。#lovelive http://t.co/9k3hHF7mq6

2014-04-08 00:16:46
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アイドル性へのブースト/スクール性の忘却

momorin @momorin_cloverZ

穂乃果がオーバーヒートを起こしたのは、アイドル性へのギアチェンジによって憧れや競争心が煽られ、過剰なブーストをかけてしまったのが理由。それが「倒れる」という形で表れるのには、スクール性の忘却との関係にあると思います。#lovelive http://t.co/9uXFvJpjuF

2014-04-08 00:21:40
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