140416 STAP細胞論文に関する笹井芳樹 発生・再生科学総合研究センター副センター長の会見

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岩上安身 @iwakamiyasumi

以下、連投。RT @IWJ_ch4: 1. これより、2014年4月16日、東京都内で行なわれた「STAP細胞論文に関する笹井芳樹 発生・再生科学総合研究センター副センター長の会見」の模様を報告ツイートします。

2014-04-19 21:41:02
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投2 RT 2. 笹井氏「このたびは私が参加したSTAP研究の論文に関して大変多くの混乱とご心配、また疑惑を招く事態となったことを心からお詫び申し上げます。STAP研究に期待を寄せてくださるたくさんの皆様の信頼を損ねることになったことを心からお詫び申し上げます」

2014-04-19 21:41:41
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投3 RT @IWJ_ch4: 3. 笹井氏「ネイチャー誌のアーティクルに関して2つの研究不正行為が調査委員会により判断された。共著者として心痛の極み。日本の科学全体に対する信頼を損ねることになりかねず、研究所内外の研究者、国際コミュニティーの皆様に心よりお詫び申し上げます」

2014-04-19 21:48:58
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投4 RT @IWJ_ch4: 4. 笹井氏「本論文発表後、多くの質問を頂戴したが、調査委に協力する都合上、具体的にお答えできなかった。いくつかの論文作成に関する質問を5つにまとめ、科学的な面に関わるものを3つに分けて説明させていただきたい」

2014-04-19 21:49:26
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投5 RT 5. 笹井氏「この論文に関する私の役割。論文の投稿に至るまでの研究は小保方さんが若山研究室の客員研究員だった2011年春より約2年間行われ、その成果は、小保方さんが理研のユニットリーダーに着任した直後、2013年3月10日にネイチャー誌に投稿された」

2014-04-19 21:50:11
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投6 RT @IWJ_ch4: 6. 笹井氏「一般に論文の投稿までには4つの段階がある。1. 着想や企画、2. 実験の実施、3. 実験データの解析と図表の作成、4. 論文書き上げ。通常、これらがひとつの研究室で行われることが多いが、今回の論文は複雑な構成となっていた」

2014-04-19 21:50:38
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投7 RT 7. 笹井氏「第1段階はハーバード大学及び若山研究所の担当。第2段階の実験の実施のほとんどは若山研究室。これは論文に含まれる80実験パネルのうち、75を客員研究員だった小保方さんと若山さんを中心に行った。第3段階も若山研究室で小保方さんにより行われた」

2014-04-19 21:51:15
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投8 RT 8. 笹井氏「私が参加したのは第4段階。問題の論文は、私が参加する以前に、小保方さんと若山さんにより、2012年春にネイチャー誌に一度投稿され、厳しい批評とともに却下された経緯がある。したがって、私の役割は、論文文章の改良、書き直しの協力だった」

2014-04-19 21:52:02
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投9 RT 9. 笹井氏「参加時期は2012年12月中旬の小保方ユニットリーダー選考面接の時。それまでにまとめられた論文原稿について、研究内容や発見の重要さに比して、文章の完成度が十分ではなく、単にデータの追加をしても採択されるのは難しいだろうという意見が出た」

2014-04-19 21:52:35
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投10 RT @IWJ_ch4: 10. 笹井氏「竹市センター長から、ネイチャー誌への投稿経験が多い私が、若山さんと小保方さんの論文作成に協力するように依頼された。その時初めて、STAP現象という新しい原理を聞いたが、科学的価値の大変高いものと認識し、私は協力することにした」

2014-04-19 21:53:11
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投11 RT 11. 笹井氏「2012年12月下旬より協力を開始。翌年、小保方さんがユニットリーダーになった直後の3月10日にネイチャーに投稿。それまで書き上げの協力を続けた。若山さんは山梨大への移転のため忙殺されていたので、若山さんの分も含めて積極的に協力した」

2014-04-19 21:53:49
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投12 RT @IWJ_ch4: 12. 笹井氏「投稿前の2月前後には、STAP現象の試験管内の評価に関する実験技術の指導も行った。論文の改訂作業(リバイス)は、2013年4月上旬から小保方ユニットリーダーを中心に行われたが、追加実験や技術指導にも参加した」

2014-04-19 21:54:23
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投13 RT 13. 笹井氏「論文投稿までの約2年間の中で、私は最後の2ヵ月強の段階で参加した。私は執筆アドバイザーとして協力をしていたつもりだったので、当初は著者には加わらず、協力指導のみにしていた。しかし、バカンティ教授より強い要請を受け、著者に加わることに」

2014-04-19 21:55:01
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投14 RT @IWJ_ch4: 14. 笹井氏「バカンティ教授はラストオーサーであり責任著者。また、レター論文については共著者として加わったが、2013年9月の改訂論文の投稿直前、若山さんから『責任著者に』という強い依頼を受け、3人目の責任著者として加わることにした」

2014-04-19 21:55:39
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投15 RT @IWJ_ch4: 15. 笹井氏「(不正とされたことについて)正確さを旨とする科学論文において、こうした問題があることは決してあってはならない。共著者である私が、論文に存在した複数の問題を見抜けなかったことは慚愧の念に堪えません」

2014-04-19 21:56:14
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投16 RT 16. 笹井氏「今回の論文で私は第4段階から参加したため、多くのデータはすでに実験ごとに図表になっていた。研究不正の判断を受けた2つの実験データは、2012年前半、あるいはそれ以前の実験のもので、残念ながら、私は生データやノートを見る機会がなかった」

2014-04-19 21:56:55
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投17 RT @IWJ_ch4: 17. 笹井氏「小保方研究ユニットリーダーはあくまで独立した研究室のリーダーで、私の直属の部下ではないため、大学院生に『ノートを持ってきて見せなさい』というような、不躾な依頼をすることは現実的には難しかった」

2014-04-19 21:57:24
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投18 RT @IWJ_ch4: 18. 笹井氏「図表となっていたデータは他の図表データと整合性が高く、それ自体を見るだけで、問題点を見抜くのは非常に困難だった。私は、自分の参加後に新しく追加された実験である、ライブセルイメージングなどの生データについて、一緒に解析をした」

2014-04-19 21:58:01
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投19 RT 19. 笹井氏「今回、複数の共著者が複雑に入る特殊な共同研究。そのため、第4段階の文章書き上げをしたのが私、その前段階の実験を指導したのが若山さんという例外的な事情があり、バカンティ教授も米国にいる。それで二重三重のチェック機能を発揮できなかった」

2014-04-19 21:58:46
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投20 RT 20. 笹井氏「ネイチャーに投稿する過去の実験データを遡ってすべて確認することは現実的には難しい。しかし、私と若山さんが力を合わせて小保方さんへ注意喚起できなかったのか。また、私は文章全体を俯瞰する立場なので責任重大と認識しており、大変申し訳なく思う」

2014-04-19 21:59:19
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投21 RT 21. 笹井氏「経験の浅い研究者をリーダーに選んだことについて。2012年12月中旬の、小保方さんの研究リーダー採用の審査は、他の研究リーダーの選考と同様、人事委員会において、本人の研究プロジェクトの計画と現在の研究のプレゼンテーションを聞いた」

2014-04-19 21:59:51
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投22 RT 22. 笹井氏「さらに、委員が詳細な議論を行い、研究の独創性、挑戦性、準備状況を中心に評価した。小保方さんの以前の指導者から評価も聞いた。通常の手続きで、一切偏りはない。本センターは若手の挑戦的な研究提案を奨励、30歳前後の研究リーダーは珍しくない」

2014-04-19 22:00:23
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投23 RT @IWJ_ch4: 23. 笹井氏「論文撤回について。本論文の信頼性が、複数の過誤や不備により大きく損なわれた以上、STAP現象の真偽の判断には理研内外の予断のない再現現象が必要。撤回することがもっとも適切であると思う」

2014-04-19 22:01:01
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投24 RT 24. 笹井氏「1月の会見でSTAP細胞とiPS細胞の比較を強調という指摘について。1月は、あくまで基礎的なマウスの抽出段階でのリリース。実用性を目指した研究段階ではないことを強調した。STAPという初期化原理を報告するというのが会見の趣旨だった」

2014-04-19 22:01:43
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投25 RT 25. 笹井氏「一方、STAP細胞が明らかにした新しい原理の補足説明資料を用意した。この資料が、原理論での解説から外れ、技術効率論としてひとり歩きししてしまった。山中先生をはじめ京大iPS細胞研究所の皆様に大変ご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思う」

2014-04-19 22:02:31