慢性被ばくと急性被ばくのがん死リスク・ICRPと放射線影響研究所

まとめました。
放射線影響研究所 慢性被ばく 急性被ばく ICRP がん死リスク
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Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
過去の論文や調査についてのあまりに恣意的な解釈が目だって、途中で読むのをやめてしまった。 → 市民と科学者の内部被曝問題研究会 『2014年5月12日発表の理事長声明』 blog.acsir.org/?eid=27
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
ああ、少し見えた。市民と科学者の内部被曝問題研究会「理事長声明」 blog.acsir.org/?eid=27 の元ネタの一つは西尾正道さんのこれか… com-info.org/ima/ima_201310…  ← いくらなんでも、これは酷い。間違いが多すぎる。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
間違いは「100mSv以下は調査していないから分からない」、「閥値は100mSvと主張していた」、「被爆による発がんリスクはICRPの報告よ1桁多い被害が報告されている」、「長い期間だらだら被ばくしている方が発がん率は高いと報告されている」等々。 @miakiza20100906
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
例えばこれは、恐らく絶対リスクと相対リスクの区別ができていない → 「被爆による発がんリスクはICRPの報告よ1桁多い被害が報告されている」 com-info.org/ima/ima_201310… @miakiza20100906
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
この「被爆による発がんリスクはICRPの報告よ1桁多い被害が報告されている」 com-info.org/ima/ima_201310… が間違いという件について、補足。 @miakiza20100906
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
ICRP の「1Svで5.5%」というのは過剰「絶対」リスクのことで、1 Svの全身被ばくを受けた人のうち、5.5% 程度が被ばく由来のがんで死亡しうる、というもの。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
一方、「放影研から発表された50年余の追跡調査の論文」 rerf.jp/library/rr_e/r… に示されるのは「1 Gy で ERR = 0.47(CI は略)」、つまり、「47% 増」というものだが、この数字は ICRP の示す % の数字とは意味合いが違う。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
こちらは過剰「相対」リスクのことで、1 Svの全身被ばくを受けた人のがん死確率が通常の 1.47 倍程度に上昇する、というもの。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
単純に数字だけを見ると異なっているが、両者の評価はほぼ同等で、1桁も違うということは決してない。以下のようにすると放影研の結果から ICRP とほぼ同等な数字を導くことができる。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
仮に自然発症によるがん死率を 25.0%(4人に1人ががんで亡くなる)とすると、これが 1.47 倍になると 36.8 %。 元が 25.0% なので、このうちの過剰発症分は 11.8% くらい。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
ICRP は「慢性被ばくのがん死リスクは、同じ被ばく量の急性被ばくの半分」という立場をとっているので、11.8% を 1/2 すると 「5.9%」 。これは ICRP の言う「1 Svで 5.5%」とほぼ同等。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
このように、放影研が示す結果から ICRP の主張する数字とほぼ同等の数字を導くことができる。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
ICRP の「慢性被ばくのがん死リスクは、同じ被ばく量の急性被ばくの半分」という考え方は、近年の疫学からの支持を得られていないので、その点を批判するなら理解できる。しかし、過剰絶対リスクと過剰相対リスクを混同(おそらく)し、あらぬ方向の批判をするのは、いくらなんでも駄目。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
くわえて、「100mSv以下は調査していないから分からない」 com-info.org/ima/ima_201310… が間違いであることも、今の放影研の論文 rerf.jp/library/rr_e/r… の FIG. 5 や TABLE 9 を見れば一目瞭然。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
0.1 Gy(~ 100 mSv)以下の調査結果も示されている。「調査していないから分からない」のではなく、調査はしているが、100 mSv 以下については被爆者調査でも精度が足りず、確定的な評価ができない、が正しい。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
西尾正道さんが専門家としてこのように間違いの多い文章 com-info.org/ima/ima_201310… を公表するのはいかがなものだろうか。この文章は「市民と科学者の内部被曝問題研究会」の「理事長声明」 blog.acsir.org/?eid=27 にも影響を与えているように見える。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
ついでに。調査規模や調査期間が比較的大きい固形がんの統合解析 oem.bmj.com/content/66/12/… やテチャ川の疫学調査 rrjournal.org/doi/abs/10.166… からは、慢性被ばくのがんリスクは同じ被ばく量の急性被ばくと(統計的に)ほぼ同等、という結果が出ている。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
沢田昭二さん blog.acsir.org/?eid=27 や西尾正道さん com-info.org/ima/ima_201310… が主張するような「慢性被ばくの方が 1 桁リスクが高い」という結果にはなっていない。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
もしも沢田昭二さんや西尾正道さんが言うように「慢性被ばくのがんリスクは同じ被ばく量の急性被ばくより 1 桁高い」としたら、こんな変なことが起こってしまう、という一種の反例を一つ。小児白血病について。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
Wakeford らは既存モデルを用いて自然γ線の小児白血病リスクを推定し、英国の小児白血病の「15~20%」程度が自然γ線によるものだろうと予測した(2009年) nature.com/leu/journal/v2… , (2011年) lrjournal.com/article/S0145-…
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
彼らは後に疫学調査も行い、実際に自然γ線には予測される程度の大きさのリスクが有りそうだという結果を得ている。主な結果はこれら: 線量応答 photozou.jp/photo/show/885… ,既存モデルによる予測との比較 photozou.jp/photo/show/885…
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Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
Wakeford らが用いたモデルは、主に急性被ばく(原爆被ばく)の疫学調査の結果をもとにして導かれたものである。ここで、もしも沢田さんや西尾さんが主張するように慢性被ばくのリスクがこの 1 桁上だったとすると、非常におかしなことになる。
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
既存モデルによる予測「15~20%」を 10 倍すると 「150~200%」 となってしまい、自然γ線由来の発生数が自然発症数を超えてしまう。 これが不自然であることは、言うまでもないだろう。
「がん死リスク」という用語について
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230
@miakiza20100906 ICRP publ.103で算出されているものは、正確には「がん死リスク」ではなく、損害で調整された名目リスク(係数)と呼ばれるものです。 rist.or.jp/atomica/data/p… twitter.com/miakiza2010090…
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