竹熊健太郎氏「大長編漫画を見て育った若者達は、作品のプロットを書くことが出来ない」
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KogaUjisato
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@michellejohndoe @soulstasis 私は商業漫画界の過度な長篇志向の弊害だと思います。長篇志向は悪くないですが、「過度」が悪いのです。中野晴行氏によれば、1983年を最後にそれまで載っていた少年週刊誌の短編読切が姿を消しました。替わりに長篇が増えたのです。
2014-05-25 05:59:45
@aokijuntarou いえ、そういう作家さんは多いと思いますよ。ラストのイメージがなく長篇を始める人はむしろ少ないのではないでしょうか。ただ、途中でそれの変更を余儀なくされる人が多いと思います。ドラマを無理に引き延ばせば、そうなります。
2014-05-25 06:04:02
@kentaro666 なるほどです。今のところ商業仕事では『予期せぬ変更』にも『予期せぬ終わり』にも、ありがたくもあってないのですけれど、なんとなく僕らのタイプは『変更』をするなら『こう変更したらこう終わる』とルートで考えそうな気はします
2014-05-25 06:09:26
@kentaro666 なんとなくなのですが、僕らの世代の、とくに月間連載の同業者は「きれいなエンディング」には、わりと執着してる人も多い気がしています。ジャンプ黄金期のリアルタイムで「あのマンガ好きだったけど終わり方が・・・」を多く経験してるからかもしれませんねw
2014-05-25 06:12:57
@kentaro666 先日聞いたある女性作家のインタビュー 「私は登場人物の設定をするだけで、ストーリーは書きません。一度設定すればあとは登場人物が勝手に動いて行きます。その設定も、話が進んで行くと登場人物が自分で勝手に付け足して詳細になっていきます。例えば実は弟がいたとか」
2014-05-25 06:18:29
@kentaro666 プロットの学習は、映画や小説を参考にして行うのではダメですか? もしくは、竹熊先生か、「このマンガを読め」といって、プロットの参考になるマンガを読ませ、そこからプロットを書き出させるとか。
2014-05-25 06:28:53
@aokijuntarou 青木さんは若い方なのでしょうか。そうだとすると「いつまでも終わらない漫画」の反動が来ているのかも。商業雑誌では一部の少女誌・マニア誌を除けば短篇発表の場が本当にありません。1983年を境に「少年サンデー」から短篇が姿を消したという調査結果がある位です。
2014-05-25 06:29:02
@oomuneyokarou プロットは映画のシナリオを研究するのが一番勉強になりますね。映画は2時間が平均ですから、プロットにまとめやすいと思います。
2014-05-25 06:31:59
@kentaro666 ちょうど今のアラサーくらいではないかと思います。僕も二十代後半です。あくまで僕の交友や知り合いや呼んでいる作家さんなので、自分達の好みがでてそう感じているだけかもしれませんが
2014-05-25 06:32:55
@kentaro666 そうですよね。すると不思議なのは、竹熊先生が書かれたように、最近のマンガがプロット不在だったとしても、映画やテレビドラマを見たり小説を読んだりはしているはずなのに、なぜプロットが理解できないのかということです。
2014-05-25 06:36:51
.@aokijuntarou 電脳マヴォは短編中心ですが、アラサーの作家さんが多いです。小田桐圭介さんは35歳。ですが短篇が非常に上手い。時代は前の世代に対するアンチテーゼを繰り返して螺旋状に進みますから、前の世代の、行き過ぎた長篇志向のアンチが出ても不思議はありません。
2014-05-25 06:38:00
@oomuneyokarou やはり漫画をお手本にしてしまうからでは? 僕や僕の前の世代は漫画家志望者のお手本の第一は映画だったのですけどね。荒木飛呂彦さんはデビュー前、映画を年間300本見ていたそうですよ。ビデオが無い時代にです。
2014-05-25 06:46:35
@kentaro666 @aokijuntarou はじめまして。横から失礼します。私も〈きれいな終わり〉を執着してしまうタイプです。私は短編も連載も好きですが、なかなか短編は描く機会はありません。短編は新人かよほど売れている人というイメージがあります。あと(続く)
2014-05-25 06:58:54
@kentaro666 手塚治虫先生は、ディズニーのバンビを何十回も見て、最後には後ろを向いてシーンごとの観客の反応を見ていたそうですね。さらに、殺人的スケジュールの頃でも年間100本の映画を見ていたそうです。俳優をモデルにしたキャラクターが多いわけです。
2014-05-25 06:59:57
@kentaro666 @aokijuntarou 続き>最近の人気連載は本当に長くて、買うほうが躊躇してしまいます。一つ集めてしまうと本棚に入り切らず、途中から出会うと巻数の多さに一歩引いてしまう。そして他の作品へ目が動く余裕が出ないときもあります…。 以上失礼しました
2014-05-25 07:03:56
@kentaro666 石ノ森章太郎先生も、マンガの勉強をするなら映画を見たり小説を読んだり、そのほかの勉強をしたりしなさいと書いてますね。もっとも、あの人たちの時代は、彼らがマンガの最先端にいたわけで、彼らが参考にすべきマンガがなかったということもあるでしょうけど。
2014-05-25 07:03:59
.@akiyamakaori @aokijuntarou はい。ですから漫画喫茶とBOOKOFFが流行ったのです。余程のオタクにならなければ、何十巻もある単行本は揃えられないからです。
2014-05-25 07:09:00
@oomuneyokarou それは現在も真理だと思いますよ。漫画を勉強する上で最も避けるべきは、漫画しか読まないことです。
2014-05-25 07:09:49
@kentaro666 すると、いまの学生には、具体的に「この映画を見てあらすじを書いて見ろ」というところからやらせないとダメということかもしれませんね。要するに「この参考書と問題集をやれ」方式。
2014-05-25 07:11:01
@kentaro666 @aokijuntarou ああ、そういう調査結果があるんですか。個人的に 「ラブZ」 の頃から一号読みきり/二、三号分載の作品がなくなったなあと想っていたが、ちょうどその頃ですねw ミ'ω ` ミ
2014-05-25 07:17:49
@kentaro666 昔のマガジンやサンデーは、巻頭特集や読み物があって、いろいろな知識を与え、興味を持たせる記事もありました。巻頭グラビアでは、アイドルの写真ではなく、映画の紹介が載ってました。月刊少年には、鳩の飼い方やテープレコーダーの作り方まで載ってました。
2014-05-25 07:24:21
@kentaro666 やはりそうですか。 多分竹熊先生とか、独学でやって来られた方は、言われなくても当然のようにやってきた。それで、問題はそれを自分の作品にどう反映させるかということなんでしょうけど、学生たちには、まず、それをやれというところから指導しないといけないと。
2014-05-25 07:37:53
@kentaro666 @ooji55 まあ、それがマンガだしな、普通だし、完結を期待して読み始めるマンガなんて存在しないし、俺が道を間違ったかもと思った要因の一つはこれだし、教えるのだとしたら如何に起承転のスパイラルを続けられるかの方が建設的なのかもね
2014-05-25 09:33:47