福島市主催・放射線と市民の健康講座：斉藤紀(おさむ)先生「原発事故をみつめ、ふくしまで生きること」

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福島市主催　放射線と市民の健康講座　「原発事故をみつめ、ふくしまで生きること」　斉藤紀(おさむ)先生　 pic.twitter.com/z4b0Nhh00S

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【放射線によるDNAの切断】　線量に応じてキレイに相関関係がでる。1000mSvで二本鎖切断が30個　1mSvで二本鎖切断が0.03個　放射線が細胞に当たらないこともあるが、防護の観点からはすべて細胞に当たったとして考える(リスクはゼロとしない)。@kanna07409

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【DNA切断の修復】　中性子線は弾丸が細胞を貫くイメージ、他の放射線はフリーラジカル(ハイドロキシラジカル)で分解していくイメージ。　放射線が当たると10分もしないうちに修復しようと酵素が出てくる。2000mGyで60個の二本鎖切断が24時間後には修復。@kanna07409

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【放射線によるDNAの切断】　その修復の過程でエラーが起きると変異遺伝子となり、20～30年後がんの原因になる、と言われている。@kanna07409

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【放射線障害】　急性障害と晩発性障害　福島では急性障害はなかった。問題は晩発性障害。　私は医師人生のほとんどを広島で過ごしました。何人もの原爆の被爆者を診てきましたし、話も聞いてきました。　@kanna07409

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【放射線障害】　その上であの漫画の「鼻血」について、私は間違ってるとは思わないし、間違っていると申し上げる気もないが、私の医師としての経験から言わせてもらうと、ありえない。もし、鼻から出血するのであれば、目や喉からも出血しないとおかしい。@kanna07409

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【放射線障害】　鼻粘膜に放射性物質がついて、放射線が細胞を破壊するというイメージがしやすかったのではないか？と思う。@kanna07409

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【福島県民の晩発性のリスク(WHO)】　WHOのリスクの見積もりも前提条件　①4ヶ月滞在、②汚染食材摂取、③LNT仮説　④DDREF1　実際にはこの条件の県民はいないのでWHOの見積もりよりは低くなるが、現実的なリスクだと思う。@kanna07409

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【福島県民の晩発性のリスク(WHO)】　例）　地域1(浪江町)の1歳男児の固形ガンのリスクは0.730 UPする。1000人で7人が増える。この7人をどう考えるか人によって違うが、これだけのリスクを負ったのは事実。@kanna07409

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【100mSv被曝した時のがんで死亡するリスク】　写真@kanna07409 pic.twitter.com/ImcVmeAfIq

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【放射性ヨウ素による甲状腺がん】　被ばく線量と相関　低年齢層に高感受性　@kanna07409

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【甲状腺被曝線量】　いわき、川俣、飯舘の住民1080人　50mSvに達した人は確認されていない。最大で40から45mSv 99.4％は20mSv以下　ただし、今回は安定ヨウ素剤の配布に失敗している。@kanna07409 pic.twitter.com/iT7OsGxQzN

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【甲状腺被曝線量】　安定ヨウ素剤は三春町のほかいくつかの市町村で配られているが、他は調整がつかず配布できなかった。事故後、服用基準を100mSvから50mSvに引き下げられた。@kanna07409

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【甲状腺エコーの結果】　23年度　BC判定率0.5% 細胞診実施率88.5% がん(疑い含む)発見率　0.036% 24年度　BC判定率0.7% 細胞診実施率89.7% がん(疑い含む)発見率　0.038% @kanna07409

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【甲状腺エコーの結果】25年度　BC判定率0.8% 細胞診実施率84.7% がん(疑い含む)発見率　0.019% ただし、25年度は二次検査を受けたない人が多いので、おそらく、検査が進むにつれて発見率は0.04%に近づいていくだろう。@kanna07409

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【県民18歳未満甲状腺がんをどう考えるか】　今回の調査で被曝線量は低い。ただし、今後の問題は、リスクは長時間持続する。放射能防護の観点に立ち、長期間のフォローを。広島や長崎、チェルノブイリでもまだ調査は続いている。疫学は半世紀経ってようやく結論が出る。@kanna07409

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【県民18歳未満甲状腺がんをどう考えるか】　ベラルーシの甲状腺がんの年齢分布の比較。福島はベラルーシとは逆で高い年齢の子どもたちが多い。　@kanna07409 pic.twitter.com/p9DuDccMQn

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【県民18歳未満甲状腺がんをどう考えるか】それから、臨床医の経験で言わせてもらうと、腫瘍の大きさから言っても、事故後、できたものとは考えにくいので今発見されている甲状腺がんは放射能が原因ではないと思う。@kanna07409

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【被害の実相】　原発事故により失われたものは何か？　⇒田畑の喪失、避難区域指定12市町村　農業個数の減少　農地面積の減少。　海の喪失⇒海の喪失は原発事故の特性。試験操業で少しづつ魚の種類は増えてきている。しかし、まだ、汚染水は出続けている。@kanna07409

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【被害の実相】　家族の喪失　避難者状況14万人、県外避難者49,554人(2013.11.14現在)　東京、北海道、沖縄から福島に戻る人は少なく、秋田・山形から福島に戻る人は多い。@kanna07409

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【被害の実相】　48.9%が家族離散。中には５箇所の分かれて暮らす家族もいる。また、教育への影響も大きく、学生の分散、学校の閉鎖、廃校が相次いでいる。　@kanna07409

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(斉藤紀先生の講演の様子はいったんお休み。疲れた。あとは関連死、精神的影響など話が続きますので、後ほど。)

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福島市主催　放射線と市民の健康講座　「原発事故をみつめ、ふくしまで生きること」　斉藤紀(おさむ)先生　の続き

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【被害の実相】　家族の分散状況　世帯でまとまって一箇所に住んでいる44.7%、 二箇所に住んでいる33.3% 　3箇所に住んでいる12.1% 四箇所に住んでいる2.9% 五箇所に住んでいる0.6% 　無回答6.4% 出典は2014.4.29　福島民報　@kanna07409

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【避難による死(震災関連死)の推移】　最新は1727名　被災３県の中で福島県が6割を占める。⇒16万人避難したうちの1%が命を落とす。これは私たち福島県民が悲しく辛い思いをして出した原発事故のデータの一つ。　@kanna07409