【続 カギ括弧議論】発端の鏡裕之氏「誤読している」と反論

ラノベでカギ括弧を重ねて使うのはズルなのか技法なのか http://togetter.com/li/686586 の続きです。元Togetterが長くなったので新たにポストしました。
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芦辺 拓 @ashibetaku

「そのとき。」「しかし。」「結局。」など一語で改行するのは、吉川英治作品と眉村卓先生でよく見るところ。決してライトノベルの専売特許ではない。

2014-07-01 20:05:08

『最終戦争は二学期をもって終了しました(一迅社文庫)』著者の扇智史氏

バーチャル後方見守り女/扇智史 @o_g_s_t_

結局カギ括弧多重で使うのってここ20年かそこらの発明ってことなんですかね。ひょっこり明治あたりの作品にあったりしたら面白いのにね。

2014-07-01 21:34:07
バーチャル後方見守り女/扇智史 @o_g_s_t_

カギ括弧をものすごく複雑に組み合わせて、その場にいるたくさんの人がいっぺんに喋ってるのを表現できないかと考えたことはある。

2014-07-01 21:37:28
バーチャル後方見守り女/扇智史 @o_g_s_t_

「つまり、「きゃっ!」「何どうしたの」こう「お茶こぼし「ぎゃー、書類がびしょ濡れ「びしょ濡れと聞いて「お前は黙ってろ!」」」いうのを「早く拭かなきゃ、ティッシュティッ「はい、あっ」」」やりかったんだが……」ドンガラガッシャーン「……ご覧の有様だ」

2014-07-01 21:41:17
バーチャル後方見守り女/扇智史 @o_g_s_t_

まあこれは試さなくても誰が喋ってるのか分かんなくなるしカギ括弧の数も数えないとわからんくらい混乱するのは明らかだけどね。いろんな表現を試そうとして成功したり失敗したりするわけ。

2014-07-01 21:43:08

『魔法少女禁止法(エンターブレイン)』著者の伊藤ヒロ氏

伊藤ヒロ@「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」 @itou_hiro

いやいや、あのセンセは『頭いい』『カッコいい』と言われたくてたまらない人なんだけど、でも『頭よくてカッコいい代表作』がないじゃない。 だから『みんなは俺のこと頭いいともカッコいいとも思ってないかもしれない』って恐怖があって、それであんな高圧的な態度を取るんだよ。

2014-07-01 23:32:13
伊藤ヒロ@「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」 @itou_hiro

仕事がカッコいい人は、ツイッターでカッコつける必要ないわけじゃない。バカ言ってても自分がカッコいいって誰もが知ってるんだから。 そういう裏づけがないと『こういう風に見てほしい自分』を自分でアピールしてしまう。(←このへん俺も人のことは言えない)

2014-07-01 23:43:42
伊藤ヒロ@「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」 @itou_hiro

……というわけで、いいこと言ったのでトゥギャッターまとめてる人は伊藤の発言も載っけておくように。作品名も紹介した上で。

2014-07-01 23:58:07
伊藤ヒロ@「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」 @itou_hiro

まあ、今回の件で学べることがあるとすれば、 『たとえ数字にならなくても、たまには本当にやりたいことをした方がいいよ』 ってことかもしれない。 頭いい系やカッコいい系以外でも。 そうしないと、ずっとウツウツとした気分を抱えることになる。

2014-07-02 00:03:11

『機動戦士ガンダムAGE小説版(スニーカー文庫)』著者の小太刀右京氏

小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

「正しい」日本語について悩める小説家志望の方へ。筒井康隆氏の『創作の極意と掟(book-sp.kodansha.co.jp/topics/gokui/)』は大変参考になりますので是非。世の中にはこんなムチャクチャな表現があるのだ、という蒙を啓かれること請け合いです。

2014-07-01 23:32:37
リンク 講談社BOOK倶楽部 筒井康隆『創作の極意と掟』 筒井康隆『創作の極意と掟』これは作家としての遺言である──。小説界の巨人・筒井康隆が初めて明かす、目から鱗の全く新しい小説作法!|講談社BOOK倶楽部
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

まあこれだけではあれなので。僕は文章が上手いほうではないですが、いわゆるプロユースの文章というのは、リリースした後に意図と違う読まれ方をされたら「読者がバカなのだ」「誤読しやがって」と怒るのをぐっとこらえて、なんで伝わらなかったのか考えるところから始まると思います。

2014-07-01 23:59:33

『ユア・マイ・ヒーロー(講談社ラノベ文庫)』著者の幹氏

幹motoki @motoki_kamiosi

鉤かっこを重ねること事態の是非ではなく、便利な表現方法に頼っていると文章力があがらない、という話なのかな? 正直私は商業作品に関しては文章力をあげようとして書いてないなあ それ系はノートパソコンの中だけで完結してる

2014-07-01 23:30:18

『問題児たちが異世界から来るそうですよ?(スニーカー文庫)』著者の竜ノ湖太郎氏

竜ノ湖太郎 @tatunokotarou14

ははあ。ラノベの多重カギ括弧ねえ

2014-07-08 21:23:58
竜ノ湖太郎 @tatunokotarou14

例えば、だけど。 問題児シリーズは序盤の巻に多重カギ括弧が多くて、後半の巻には使わない表現を使ってる。表現の例として『寸分違わぬタイミングで声が上がった』、とか。

2014-07-08 21:30:26
竜ノ湖太郎 @tatunokotarou14

これは問題児シリーズの読者ターゲット層が中学2年生だったことが原因で3年経った今、当時の読者は高校2年生になってもう少し違う表現にしても読めるかな、などと考えながら書いている 年月と共に読者も年をとるわけだし、趣味嗜好や流行も変わる 子供向け表現を使うことで間口を広げるという試み

2014-07-08 21:33:55
竜ノ湖太郎 @tatunokotarou14

問題児シリーズは元々が低年齢の子にも受けるように試行錯誤して作ったおかげか、予想外に小学生の読者もそこそこいたり。本来なら使わない漢字を敢えて使うのもそう。漢字は造形の特性上『読み方が分からなくても感じ取ることが出来る』のがいくつかある。若い子は感受性が強いからこれが意外に受ける

2014-07-08 21:42:19
竜ノ湖太郎 @tatunokotarou14

結論を言うと、一般小説とライトノベルの差は文章力の差ではない。 最大の差は、読者がエンタメ好きな低年齢の少年少女向けであるということと、商業的に長期連載を強いられるという点 多重カギ括弧は若い読者の間口として使う立派な表現技法なので、むしろガンガン使ってもいいと思いました。まる

2014-07-08 21:50:34
佐藤葵 @srpglove

「ああいう表現は文章力を上げないので、やめた方がいいと思う」と「括弧を重用しないで意図を実現するのが、プロの作家」では、ちょっとズレてはいないだろうか。前者は「成長の妨げになるから良くない」という話だし、後者は「『プロの表現』としていかがなものか」ってことだろう。

2014-07-01 10:23:23