- southmtmonk
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だから、彼がピダハンにアクセスすることをブラジル政府から禁じられたのは、ある意味当然の帰結に思えますし、まともな研究者ならこうならないように注意を払っていたはずだ、とも思うわけです。
2014-08-18 23:43:12エヴェレットがその研究成果を、冷静で客観的な学術書として残していれば、彼の名声は「この分野では」百年後も残ったと思います。しかし彼は違う選択をした。アカデミアからはそっぽを向かれることがわかっていないはずがないのに、大衆のオリエンタリズムを煽るような本を書いた。
2014-08-18 23:45:40で、当然のように起こる批判に対して、「チョムスキー達は自分の権威が脅かされるのを恐れているのだ」というストーリーを与えるわけです。もはやこれはトンデモ系のテンプレと言っていい。
2014-08-18 23:46:53エヴェレットはあのドキュメンタリーの終盤で、ピダハンの人々に感傷的なメッセージを送ります。その選択はとても象徴的です。研究対象に対して、あのような感傷的な思い入れを晒すすというパフォーマンスは、「研究者としては」全くプラスにならないからです。
2014-08-18 23:52:06ところで、僕は自分は全くもってチョムスキアンではない思っている。しかし、チョムスキーがシンボライズする何かが、どうしてここまで様々な人から攻撃的な反応を引き出すのかにはとても興味があるね。
2014-08-19 00:05:23例えば僕は自分の単著論文では、(直接引用部分を除いて)Universal GrammarとかUGとかのタームを一切使わないぐらいは非チョムスキアンではあるのだが、どうも世界はそういうキャラ設定は許してくれないようなのよねー
2014-08-19 00:08:55@gorotaku まあ、チョムスキーによってそれまでの言語学の存在が根本から否定された、と少なくともそれまでの言語学をやっている研究者のみなさんが感じたからでしょうねぇ。
2014-08-19 00:22:40そういやわたくしの師匠も全くもってチョムスキアンではないが、チョムスキーの主張については世界で五本の指に入るくらいは詳しいのではないか、という方だった
2014-08-19 00:27:41