■界隈ログ(小伊)2

小伊(シャオイー・マーティン) 16歳/アルビノ/父親がとあるお偉いさん 2章になりました。
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シャオイー(小伊) @applex002

『そ、そういうって…あの、…?』『好きになったりしないのって聞いてるの!やだー、本当は解ってるんでしょう、赤くなっちゃってかわいー♡』なんだろうこのやり辛さは。どこかで既視感が。『で、どうなの?』『シ、シャオは…家族のような存在で……その、恋愛感情ではなく、親愛を……えっと…』

2014-09-29 13:04:52
シャオイー(小伊) @applex002

『あらぁ、ドキドキしないの?じゃあわたしにする?クリスくん可愛いから大歓迎よ♡』『えぇ!?』『あ、でもそしたらクリスくんがシャオちゃんのお父さんになって、お父さんを執事にすることになるのかしら?っていうか同い年のお父さんって凄くない?』『っ、遠慮します!』やっぱりやり辛いです!!

2014-09-29 13:08:04

シャオイー(小伊) @applex002

『あの、立ち入ったことをお聞きしますがお母さんとシャオは仲があまり良くないんです?』『…………』『あ、すみません。やっぱりお節介でしたよね』『そうじゃなくて!』『…え?』

2014-10-13 23:54:12
シャオイー(小伊) @applex002

にこにこと見つめるお母さんは人差し指を立てるとトントンと自分の胸を指した。『……えーーっと、イーリンさんはシャオと仲悪いんですか?』『やっだー!呼び捨てで良いわよぉ!それかリンちゃんって呼んで♡』……なんとなくシャオ一族のみなさまとの接し方がわかってきた気がします。

2014-10-13 23:55:45
シャオイー(小伊) @applex002

『仲が悪い訳じゃないわよ。ただね、あの子ったら自由に見えて色々と自分で自分に枷をつけて生きてるでしょう。その点わたしはこんなんだから…きっと苦手なのね、わたしのことが』『…シャオにも苦手なものがあるんですね』重くなりすぎないようにくすりと笑った。『いっぱいあるわよー!聞きたい?』

2014-10-14 00:04:46
シャオイー(小伊) @applex002

『はい、是非!』『きゃー!楽しくなってきちゃった♡あの子ったらね、こっちに引っ越してくる前はわたしと一緒に別の国に住んでたのよ』『ああ、それは以前シャオからお聞きしました。元々この辺りに住んでいて、二年ほどイーリンさんの国で暮らして、戻ってきたんですよね?』

2014-10-14 00:11:59
シャオイー(小伊) @applex002

『そうそう!その理由聞いたかしら?シャオちゃんね、プロポーズされたのよ、向こうで仲良くなった子に。これがなかなかカワイイ子でねー、礼儀も正しいしわたしはアリかなーって応援してたんだけど…ふふ、シャオちゃん逃げ出しちゃったのよ。それも国外逃亡!!あはは、何度思い出してもウケるわぁ』

2014-10-14 00:26:10
シャオイー(小伊) @applex002

『シャオちゃんったらそれっきりわたしにはお手紙もくれないし、パパから聞いて初めてこっちで一人暮らししてるって知ったのよー。薄情でしょ?……って、話が逸れたわね。とにかく、シャオちゃんってね、迫られると弱いのよ。かわいいでしょ♡』『は、はぁ……』

2014-10-14 00:43:06
シャオイー(小伊) @applex002

告白されて国外に逃げる娘はもちろん、それを笑って許容しちゃうこの一家のスケールのでかさに曖昧なため息をつくのが精一杯だった。…しかもネタがリアル過ぎてからかうのも怖い。『ま、国外まで追いかけない根性なしじゃシャオちゃんも嫌気がさすわよねー』『そういう問題じゃないと思いますけど』

2014-10-14 00:47:07
シャオイー(小伊) @applex002

『あの子ったら"自分の結婚相手はパパが決めるものだ"って頑なに恋とかしようとしないでしょ?わたしはもっと自由に生きて欲しいんだけどねー、わたしみたいに♡』『あはは、シャオのお父さんがシリアルキラー化するので是非やめていただきたいです』

2014-10-14 00:52:39

シャオイー(小伊) @applex002

頭が良い。のらりくらりとしているように見えて会話を選んで話していたように思う。気を張らずに話せるように自然に自身を下げて振舞ったり、かと思えばこちらの気遣いにはちゃんと気がついて甘んじて受け入れる。……片田舎の落ち目貴族。昼行灯の、良くも悪くも噂が絶えない人。

2014-10-26 23:29:41
シャオイー(小伊) @applex002

『かわいいナっテ思ったダケだヨ』 「っ、!」ボッと、音がしそうなほど急激に顔が熱くなり慌ててぺしりと頰を叩いた。『……シャオ?』「っ、なんでもない!帰ったらママがいるから気合い入れてるのよ!なにか問題でも!?」『いえ…、別にありませんけど』

2014-10-26 23:35:10
シャオイー(小伊) @applex002

『あ、そのお母さんなんですけど……』「なに!?またなにかやらかしたの!?」『いえ、暫く出かけるそうですよ。"仕事上、顔合わせそうな人たちに挨拶してくるわ"って。晩御飯は要らないって言ってましたから今日はかえって来ないかと』「……、」『あれ、喜ばないんです?』「複雑な気持ちだわ」

2014-10-26 23:41:43
シャオイー(小伊) @applex002

「あの人、母国で黒い仕事してる連中の幹部の"お気に入り"なのよ。美術品の貿易で稼いでるって言えば嘘じゃないけど、あの人の仕事って端的に言えば輸入時に違法な税金吹っかけて組織に資金を流すことなの」『……えっと、』

2014-10-26 23:46:29
シャオイー(小伊) @applex002

「ママがいない一時の安泰を喜ぶべきかしら、マフィアに喧嘩売りに行ったことを嘆くべきかしら……複雑だわ」『わー……もう全部聞かなかったことにしていいですか?』

2014-10-26 23:47:08

001:舞台「サメロ」

シャオイー(小伊) @applex002

「後ろ、髪の毛変じゃない?」『大丈夫です、相変わらず可愛らしいですよ』「……は?」『あっ、!いえ、すみません!!この前読んだ本に"女性は素直に褒めると喜ぶ"って、書いてあったから…』赤くなって首も手も振る執事をジト目で見る少女は普段以上に美しく着飾っている。「……8点」『低い!』

2014-10-12 19:55:44
シャオイー(小伊) @applex002

「くだらないこと言ってないで、問題ないなら行くわよ」『あ、はい。……嬉しくなかったですか?』ちらりと執事の顔に目をやるも、すぐに逸らし馬車に乗り込む。「…あなたがわたしを喜ばせようと言ったのならマイナス点にしたところよ」『それは喜ぶべきなんです?』「さあ。急いで、遅れちゃうわ」

2014-10-12 20:13:25
シャオイー(小伊) @applex002

「(ロルフさまが黒髪…ロルフさまが黒髪…ロルフさまが黒髪…ロルフさまが黒髪……)」『シャオ、あの…思ってること概ね顔に出てますよ』「ふぇ!?な、なにがよ…?」『いいえ、別に…』「はぁ、それにしてもいつもロニカはロルフさまのお相手なんだもの、ずるいわ!」『シャオ、それ内緒ですよ!』

2014-10-12 20:44:13
まとめ オペラ:【サメロ】 4943 pv 5
シャオイー(小伊) @applex002

『では、いつも通りそのまま帰りますか?』「そうね。遅くなる前に行きましょうか」『はい。……あ、その前にちょっとお手洗い行ってきます』「じゃあ、入り口で待ってるからそこで落ち合いましょう」『はい、』それぞれ席を立つと各々の目的地に歩き出した。

2014-10-12 20:48:56
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