白石晃士監督のひとこと映画感想

白石晃士 @shiraishikouji

エレファントマンあってこその日常描写、砂の惑星あってこそのスケール感あるスペクタクル。イレイザーヘッドも素晴らしいスペクタクルだけど、ブルーベルベットはあの2本を経ないと辿り着けない幅が凝縮されてる。

白石晃士 @shiraishikouji

魚のウロコを丹念に撮るだけでは宇宙は見えづらい。編む演出を加えなければ。ウロコの形状や模様や色や動きでビジュアル的に宇宙を構築して見せなければいけない。ブルーベルベットは、ミステリーの皮を被りながら、いわばウロコの模様の向こう側の宇宙をこれでもかと見せてくれる。だから好き。

白石晃士 @shiraishikouji

爆音ターミネーターの客が信じがたい少なさ！何なんだこれ！（おかげで滑り込みでもイイ席に座れたけど…）

白石晃士 @shiraishikouji

めちゃちゃ楽しんでやるぞコノヤロウ！俺1人で100人ぶん楽しんでやるぞコノヤロウ！

白石晃士 @shiraishikouji

『死霊館』上品にしてツボを押さえた娯楽映画だった。キャラクターをしっかり描いて人間ドラマとして成立させているところが素晴らしい。キャラクターのほとんどに気品があって、嫌味がない。でも自分にはちょっと口当たりが良すぎるかな。自分ならネジを数本外して暴走させそう。

白石晃士 @shiraishikouji

『死霊館』製作費20億円ちょっと。

白石晃士 @shiraishikouji

ジェームス・ワンは俺より4歳も若い。『ソウ』は1だけ見てあまり好きではなかったし、『狼の死刑宣告』も『インシディアス』も大事な部分が抜け落ちてると感じて楽しめなかった。けれどそうしてお金のかかった色んな仕事を経験して『死霊館』に至ってる。「金をかけた経験」ってとこが大事だと思う。

白石晃士 @shiraishikouji

『トーキョートライブ』見た！面白かったー！終映後の観客がニコニコ！『愛のむきだし』はその影響力が現代の『狂い咲きサンダーロード』だと思ったけど、まさか今度は現代の『爆裂都市』をやるとは！そして清野菜名の凛とした美しさ！鈴木亮平のイキきった男臭さ！満載のアクション！スカッとした！

白石晃士 @shiraishikouji

『キックアス ジャスティスフォーエバー』は好きな内容なんだけど劇中のリアリティがもっとしっかり構築されてたらなあと…。前作はそのへんが行き届いてたから劇中の世界に没頭できた。

白石晃士 @shiraishikouji

『武器人間』特殊造形は素晴らしいですねー。終盤にもうひとつ大きな展開があって、主要キャラにもっと愛嬌があれば良かったなー。あと映像の色と質感はもうちょっとリアリティを出したほうが良かったんじゃないかと。最後、クリーチャーたちがどうでもよくなったのが残念でした。

白石晃士 @shiraishikouji

映画『恋の渦』役者さんたちがイイ。音質が割れてる箇所が多いので録音部いなかったのかと思ったらクレジットされてたけどプロではないのかな。ほぼ戯曲どおりの内容と聞いたけど、キャラの突き放し具合に後半変化があった方が作品がうねりそうに見えた。でも舞台はあのスタンスが受けたのかな。

白石晃士 @shiraishikouji

映画『愛の渦』、乱交の性描写は非常に短く、合間の休憩での会話劇がメイン。演出の面白さはキャラの「……え？」となる長い間の取り方が特徴的で回数も多いので、尺は2時間を少しこえている。モチーフがモチーフなのでどうしても、もっと裸と肉体言語の会話を見たいと思ってしまった。

白石晃士 @shiraishikouji

@nenbutsunomatsu からくり人はユーモアと過酷さのバランス、全13回の長編としての構成、冒頭で現代を見せる手法、などホント最高です。工藤栄一監督も演出冴え渡ってますし。『仕置人』『仕事屋稼業』も大好きで、もちろん『新・仕置』のラストも最高です！

白石晃士 @shiraishikouji

『ダラスバイヤーズクラブ』何と上品な映画！上品にして粋！そしてマコノヒーすげえ…。好みで言うともうちょっとユーモアのスパイス強めな方が好きだけど。しかしこの監督の映画力がハンパないのはよく分かる。製作費5億ちょっと。

白石晃士 @shiraishikouji

『白ゆき姫殺人事件』すげえ面白かった…。脚本の情報さばきとキャラさばきが素晴らしい！全体をほんのり覆うユーモアも中村さんらしくてイイ！何よりラストあたりのあのシーン、グッときた。

白石晃士 @shiraishikouji

井上真央さん、あんなに美しいのにしっかりと地味な印象のキャラクターになってて芝居が凄い。ヘアメイクも絶妙、衣装のバランスも素晴らしくてしっかり芝居を、キャラクターを支えてる。

白石晃士 @shiraishikouji

見たのはだいぶ前だけど『劇場版テレクラキャノンボール2013』、乗れなかったんだよなー。面白い部分はたくさんあるんだけど。女性を笑う演出が嫌だったな。それは見る側に任せて欲しかった。見せ場がVTR見る場面だから臨場感にフィルターがかかってしまうのも見せ方としてマイナスだった。

白石晃士 @shiraishikouji

@nenbutsunomatsu テレキャノについてはあんまり同感してもらえることないので、ありがとうございます。

白石晃士 @shiraishikouji

内藤監督の『パズル』おもしれーぞ！この内容をこの規模でやれるというのは、凄く環境、とくにスタッフに恵まれてるってことだ。その喜びが映画に出てる気がした。羨ましい妬ましい！警察の人数は足りてないけど、勢いを優先してるのもイイ。夏帆さんもイイ。

白石晃士 @shiraishikouji

本質的なところは『殺人ワークショップ』と被るというのもあって、好みですね、『パズル』。

白石晃士 @shiraishikouji

エリス監督は『デッドコースター』も『セルラー』も素晴らしい娯楽映画で、人間の力を信じたいっていうストレートな希望とサービス精神が心地よくテンポよく死と隣合わせに描かれるのが素晴らしい。大好きだ。『スネークフライト』はダメだったけど。他の作品も見なきゃ。

白石晃士 @shiraishikouji

それにしても、『デッドコースター』も『セルラー』も製作費は30億近いんだよなあ…。

白石晃士 @shiraishikouji

『MAMA』はネットで出回ったあの短編の長編化。ほぼ同じシーンもアリ。最後に幽霊をしっかりクッキリ見せ続けることで興ざめする。色々と分かりすぎてミステリアスさを失うのはガッカリ。大事なのは見た目と由来の抽象性。子役が上手い。

白石晃士 @shiraishikouji

『スガラムルディの魔女』アレックス・デ・ラ・イグレシア監督。最初から最後まで祝祭感に満ちていて楽しかった！監督の作品で見た中では今まででいちばん娯楽性も高いと思う。お金かかってたなー、実に羨ましい！

白石晃士 @shiraishikouji

『ある優しき殺人者の記録』主人公サンジュンの「善行のための悪行」と信じての行動が、イグレシア監督の『ビースト 獣の日』からヒントを得たものであるのは言うまでもありません。