25言語レリゴーを次々と解説していく【現在23言語】
- Latina_tan
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daar は there と同じような意味ですが、フラマン語としては since (~だから)の意味もあるようですね。 ik は 標準ドイツ語でいう ich で、つまり「私」。 toch は doch にあたりますー。
2014-11-09 12:37:36zat は zitten の過去形で、まあつまり sit の過去形である sat だと思ってください、英語で言うなれば。ただし「座る」に限らず、「居る」くらいの広い意味のようです。
2014-11-09 12:38:40文末の mee は元々 met でして、これドイツ語の mit ですね、「~と共に」の意味です。ドイツ語でおなじみの分離動詞でして、 meezitten (一緒にいる)という動詞がございます。…この動詞、「うまくいく」という意味もあるようです。get along with 的な。
2014-11-09 12:39:50ただ、「うまくいく」のほうで訳してしまうと「そして吹雪は吹き荒れるがいい…もうこの寒さとはうまくやっていけないんだから」と、なんだか寒さに負けちゃうので、単に「もうこの寒さは私のもとにないのだから」ですかね。うーん不安。
2014-11-09 12:41:17De vrieskou, daar zat ik toch al niet mee 「(吹雪が吹いても)寒さはもう私のところには全くないんだから」
2014-11-09 12:42:14スラヴ諸語さんの余談です。サモワール!
【露文カフェ】さて、サモワールでお湯を沸かそう。ワシーリー・ベロフ(1932-2012)の Лад (「調和」)は、ロシアの四季や伝統をテーマにした小品集。サモワールとロシアのティータイムについての既述もあるよ~。 pic.twitter.com/jcSOtuT9s4
2014-11-06 11:43:44самовар(サモワール)は、お湯を沸かせて、保温もできる道具。今でいう電気ポットだな。самоが「ひとりでに」、варが「熱湯」。語形成はとてもわかり易いんだ。
2014-11-06 22:03:09チェコにある温泉保養地「カルロヴィ・ヴァリ Karlovy Vary 」の「ヴァリ Vary 」がこれにあたるんだ。「Karlovy」は「Karelの」だな。カレル王が見つけたと言われてるからこう呼ばれる。「カルルの湯」だな。
2014-11-06 22:05:52さて、サモ「ワール」であることからもわかるように、var は「お湯」としては単数だが、温泉地の場合は vary と複数になる。
2014-11-06 22:06:34ちなみにラテン語でも thermae が「浴場」なんだが、-ae という語尾は明らかに複数形だ。辞書なんか引くと「thermaという単数形ではほとんど用いず、通例複数」みたいな説明がしてあったと思う。
2014-11-06 22:11:15ギリシア語の thermai 「温泉」 が由来になってて、これが therme 「熱」の複数なんだな。【「熱」の複数が温泉を意味する】という発想はギリシアからローマ、そしてスラヴ諸語にも広まったという話だ。
2014-11-06 22:12:42