「中世の騎士は甲冑が重くて動けない」という話について
古代オリンピックのホプリトドロモス(重装歩兵の装備で行う徒競走)も、滅茶苦茶ハードで脱落者続出だったような
2014-11-15 18:02:36後日追加されたつぶやき
先日も言及して、纏めてもらいましたが、togetter.com/li/746096 現代の兵士が数十kgの装備を持って行軍し、戦えるから、中世の騎士も30kg以上の甲冑(そもそもパレードアーマーと混同されてるときもある)を着ても動けるというのは、あんまりそぐわないと思う。
2014-11-25 18:46:18現代の兵士は発達した人体工学や科学技術による装備や素材の軽量化と柔軟性、重量の効率的分散によってその活動時間と行動を保障されています。しかし、それと中世の騎士の鎧甲冑を同様に扱うのはちょっと無理があるんじゃないかなと。
2014-11-25 18:50:46@centurio_P 当時なりの技術や戦闘方法に対応した軽量化や効率化はなされてますし、そも根本的問題点として「扱う武器の性能や威力が違いすぎるでしょ」がある以上、同列で語るのはやるべきではない気がしますね。
2014-11-25 18:53:45@BOMBLOCK ですねー時代性と地域性の「装備の特徴や運用法の違い」もありますし。今の基準や価値観で過去を計ってはならないっていう話にも繋がりますね
2014-11-25 19:02:52@centurio_P 地域性と被りますが「気候風土によって、適切な装備や戦い方も違う」以上、何かを語ろうと思ったら「混ぜていけない部分はあるんだよ」は必須ですねぇ。これがそういう前提をあえて無視した創作ファンタジーや世界観なら、「そういう世界ね」と見守るだけでいいのですがw
2014-11-25 19:33:43@BOMBLOCK 創作にまでそういったのを持ち込むのはめちゃくちゃ野暮ですし、無粋ですからねーw
2014-11-25 19:34:53@centurio_P ですよねー。作者が「その時代背景を題材としたファンタジー物語(古いけど某黄金拍車など)」としない限り、むしろ「おぉ、そこを混ぜたのか」と笑って見守るぐらいでちょうどいいかとー。
2014-11-25 19:37:35中世の騎士(この場合は末期以降の全身板金を例に)はやはり、板金の軽量化や間接部の改良、重量の効率的分散といっても、当時の人体への理解と技術的限界からどうしても行動持続時間や瞬発力、有酸素運動と乳酸のたまり具合に、現代との装備差が出てくるからで。
2014-11-25 18:51:30あ、いや、勿論、動けるし戦えるんですよ?中世期の、特に末期の全身甲冑って板金の軽量化や間接部の改良も相まって、見た目や数値以上の軽さや行動のしやすさが保障されてますし、でんぐり返しや障害物競走もできます。映像も沢山あります。史実でも全身甲冑の騎士が下馬して戦うのは普通でしたし。
2014-11-25 18:57:05でも、やっぱり行動持続時間や動作の差はでてくるよねっていう。纏め先の実験でも乳酸のたまり具合や有酸素運動による呼吸の差は出ていますし。
2014-11-25 19:00:07全身甲冑の騎士が動けて戦えるのは間違いなく事実ですけども、その話を担保するのに現代兵士の装備や運用を例に取るのはそぐわないと思うのですよね。データ的にも。玄人は間違いなくできる(私も甲冑バトルするからできると言う)と言いますし、それは事実ですけど、でも、やっぱり違いもあるよという
2014-11-25 19:11:04私はこの手の話は、まず、断言できないです。同時に体感からの経験もあんま言えない。何故なら間違いなく着用者の主観が入るし、転じてそれは思い込みになりがちなので。
2014-11-25 19:17:11さらに再現実験や研究等で現代の玄人が当然のように前提にしていることが、果たして当時では本当に事実だったのか?というレベルの疑問も常に付いて回りますし。他にも当時の一般的身長、体格、栄養状態、戦術や運用、想定される環境etcetc。
2014-11-25 19:18:20もちろん過去の記録として事実と思われる記述があり、それに研究や実験がある程度、習う結果が出ているのもあり、妥当性が認められて「事実であろう」とされるものも多くあるので、それに関しては断言とはいかなくとも事実であるとは言えますけどね。
2014-11-25 19:21:00@centurio_P 現代でも、自衛隊の空挺部隊の訓練で、3日間、30kgの装備で行軍するという訓練をやった某板垣恵介という漫画家の先生がいますが、「こ、殺される」と思ったとかw 一時間に10分の休憩を挟んで歩き続けたそうですが、人生で一番辛かった経験だそうですw
2014-11-25 19:24:36@kanenooto7248 あぁ、鍛えてない方には本当につらいと思いますw おそろしや…w
2014-11-25 19:59:17ところで、見かけたので呟きましたが、なんでまた甲冑話になってるんでしょ。また何か番組とかで話がでたんでしょうか
2014-11-25 19:22:09そろそろできるからそうであろうという時代も終わりつつあるんだなぁと思ったりしますよ。欧州圏での甲冑の研究や再現実験の移り変わりみると。
2014-11-25 19:30:13再現実験や研究の注釈見るとすごいですもの。「今回使用された甲冑は現代で製造された物であるが、比較対象の当時の甲冑とは使用された鉄の産地が違い、また製造法も一部違うのでその点による差があることに留意」とか「今回の弓の飛距離に関して、現代人と当時の人間の体格の違い以下略」とか。
2014-11-25 19:34:18あとこの手の話で本当に忘れられがちなのは、現代の一般人(兵士といってもいいですけど)と現代人(兵士とry)の平均身長や体格、栄養状態ですよね。当時の記録では「身長があり、大柄で武芸に優れ、自らも下馬して戦った」と伝えられる神聖ローマ皇帝マクリシミリアン一世の甲冑とかめっちゃ小さい
2014-11-25 19:43:23アイエエエエ、めっちゃ誤字ってました……当時の一般人(兵士といっても以下略)と現代人(兵士とry)の~、でした。
2014-11-25 20:04:29さらに追加されたつぶやき(2015年1月14日)
twitter.com/Baketuheaad/st… 百年戦争の、まだ板金鎧と従来の鎖帷子の合わせ技や全身甲冑の発展が完成されていない過渡期だった時期の上に、現代とは違い人間の平均身長が低く栄養状態も悪かったあの頃ならば「起き上がれない」人間も出ていた可能性も高いという研究報告がある
2015-01-14 18:48:22こうやってリアルな迷信は広まっていく twitter.com/komorikentarou… twitter.com/SagamiNoriaki/… 甲冑付けた状態でこけたら100%起き上がれないなんて事は無い。骨折でもすれば別だけど、それは誰でも起き上がれないしそもそもそんな甲冑は改善される。
2015-01-13 11:25:31