「色」の理解と誤解について
1)色認識の生理学
「ニュートンに反論した「ゲーテ色彩論」の科学」をトゥギャりました。 togetter.com/li/751768
2014-11-30 14:43:59@y_mizuno スミマセン、光受容がロドプシンja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD…ファミリーのフォトプシンタンパクによる、といった話が無いようですが。。。結局、ヒトなり動物が「見える」色はこのたんぱく質の応答になるかと思います。(続く
2014-11-30 15:25:51@Slight_Bright はい、私は「やっとすっきりしてきた」と書いているだけで、(まだ分からないことが山積なので)すっきりしてしまった、というわけではありません。
2014-11-30 15:29:51@Slight_Bright @y_mizuno で、それぞれの色を感じると言うのは、このたんぱく質のレチナール周辺のアミノ酸の違いに由来する吸収するスペクトルの違いに応じた化学的な応答だと思いますので、加法定理云々と言うのは線形性がないと成り立たないように思いますが。。。
2014-11-30 15:30:31@Slight_Bright 詳しいご説明深謝です。今たぶん色認識に関してブラックボックスが3つあって、1)物理学的なフーリエ変換(周波数成分分解)の世界、それは線形(元のマックスウェル方程式が線形だから)、2)生理学的過程(たぶん非線形)、3)心理学的(きっと非線形)。ですか?
2014-11-30 15:36:20@y_mizuno 3)に関しては何とも言えませんが(笑、2)に関してはその通りで、同じ光受容タンパクでも500Åの光に対して400Åの光をエネルギーに比例して1.25倍に感じるとはならないはずです。
2014-11-30 15:44:16@Slight_Bright ご指摘、感謝。光受容体(ロドプシン等)の生化学過程は、知らなかった世界なので、参考になりました。メタノールで失明することがこれで説明できるとは。
2014-11-30 15:52:00@Slight_Bright @y_mizuno 光受容タンパクの分子進化や色覚に関しては、コチラnig.ac.jp/color/barrierf…が詳しかったと記憶しています。
2014-11-30 15:50:41ご紹介のサイトは(いまは)アクセスできないようで、残念ですが、また。 @Slight_Bright 光受容タンパクの分子進化や色覚に関しては、コチラnig.ac.jp/color/barrierf… …が詳しかったと記憶しています。
2014-11-30 15:57:22@y_mizuno あ、スミマセン。先ほどはアクセス出来なかったのですが、可能になりました。リンクとしてはコチラnig.ac.jp/color/barrierf…からの方が良いかも。わずか数個のアミノ酸の違いで赤と緑の受容体の吸収極大が150Å変化することとか(続く
2014-11-30 19:01:06@Slight_Bright @y_mizuno それらが遺伝子の重複の結果であることなど、なかなか興味深いです。
2014-11-30 19:02:052)三原色で全部の色を表現できるわけではない
色相環(しきそうかん)というのは、色相を円環状に並べたもの。色相とは色合いで、色の3原色を別の3つに変換して表現したものの一つ。ここでの「別の3つ」は普通HSVと呼ばれていて、色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(ValueあるいはBrightness)、のこと。
2014-11-30 18:27:39承前)「色相」は「色の波長分布」(スペクトル分布)と言った方が分かりやすいかもしれない。何となく、これで全部の色を表現できると思いがち(これがニュートン理論の落とし穴なんでしょう)。でもそうではなくて、自然には「ゲーテの色彩論」が看破したように、色相では表現できない色が多くある。
2014-11-30 18:31:52承前)今までは素朴に、光の三原色だけで、すべての色を表現できると信じてきたけれど、どうもこれは間違いなんだろう。よく考えたら当たり前。自然の色や自然の光には、光のスペクトルの形の詳細があるはずで、この詳細を「三原色の強弱だけ」では、表現できるはずがない。当たり前のことに気付いた。
2014-11-30 18:42:54承前)今まで光の三原色で全部の色を表現できると思い込んで来たが、その間違いの原因はきっと、光の三原色を線形変換して得た、HSVの3成分のうち色相が、単純な光のスペクトルになっていることにあったと思う。なぜなら色相の他は明度と彩度で、それらは明暗調整と、鮮明さ(クスミ)だけだから。
2014-11-30 18:48:02承前)ということは、コンピュータ画面で表現できる色も、(原理的にRGBの明暗で表現している限り)所詮は虚構ということになる。今までは、1670万色もあればあらゆる色が表現できると(何も考えずに)信じてきた。だが、それは間違いということになる。
2014-11-30 19:00:23AGFAは確かRGBにもう一層なんか入れてた気もするけれど、基本的にはRGB。反射原稿はCMYK。Kは黒。皆さんが見ている印刷物は大体これで出されているはず。ちなみに黒がBLACKのBではないのはBLUEのBとの混同を避けるため。
2014-12-01 11:20:503)改めて「色の表現を知る」
参考1:色に関する教科書的知識。「色の表現を知る」ocw.nagoya-u.jp/files/34/CS3.p…
2014-11-30 18:54:00参考2:「色相環は虚構のシステムである。なので参考にするのは良いけど、色相環にとらわれてばかりいると、思考の幅が狭くなる。色というのはまわりを見渡すだけでも一杯ある。色相環にある色ばかりが色ではない。当たり前と思うかもしれないが、」rock77.fc2web.com/main/color/col…
2014-11-30 18:55:18@y_mizuno 小学生の頃、三原色あればどんな色でも作れると本で読んだのにどうがんばっても地面の色である茶色が合成できなかったので、その頃から色彩論には疑いの目を持ってましたね。
2014-11-30 19:05:37@y_mizuno 色について学ぶには、この本が比較的好評なようです。「色彩工学 第2版 大田登」tdupress.jp/books/isbn978-… ご参考までに。
2014-11-30 19:11:13