ろう通訳シンポジウム(2015/2/1大阪)まとめ

聞きに行かれたkazueDEAFさんがレポートしてくださいました。「ろう通訳者の将来を考える」(小野広祐さん)「ヨーロッパ手話通訳状況」(相良啓子さん)「裁判手話通訳の難しさ」(春日幸三さん)など。 関連リンク:「ろう通訳シンポジウム(大阪会場)」案内 (NPO法人手話教師センター) http://ow.ly/IjN7w
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Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

ココに行ってきました\(^o^)/ また感想後ほどあげますね。 つか三時間の間にたくさん詰め込み過ぎて慌ただしい感がありましたが、再認識出来て良かったです。 pic.twitter.com/yoRP9Gr4f5

2015-02-01 17:21:52
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リンク Twitter Kazue Kawabuchi on Twitter “ココに行ってきました\(^o^)/ また感想後ほどあげますね。 つか三時間の間にたくさん詰め込み過ぎて慌ただしい感がありましたが、再認識出来て良かったです。”
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

【お知らせ】昨日の「ろう通訳」シンポについての簡単なレポを後からうpしますが、2/14東京で参加される方はネタバレになってしまうのでネタバレが嫌な方はミュートするなりしてくださいね。多分昼過ぎにあげると思います。

2015-02-02 08:38:13
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

ぼちぼち昨日のろう通訳シンポについてちょこっとつぶやくYO〜殴り書きやからあんまり全部は伝えられんけど堪忍ね

2015-02-02 14:18:52
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

明晴学園教諭小野先生(NHK手話ニュースキャスター)の「ろう通訳者の未来を考える」何故ろう通訳なのか、というお話でした。小野さんは学生の頃、日本手話者⇄日本語対応手話者の間にたって通訳をこなしたりしていたそうです。そして明晴学園の教諭になり、聞こえない子供達へ聴者の手話をさらに

2015-02-02 14:23:55
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

子供達に合わせた手話でわかりやすく伝える=ろう通訳もこなしているそう。ろう通訳、といっても形は色々あり、日本手話から日本語対応手話へ、またはその逆もあり、聾児へ手話で伝えたり、日本語書記を手話で伝えたり、ミラー通訳(手話通訳が遠くて見えない時にコピー通訳をする)など色々あります。

2015-02-02 14:26:22
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

小野さんが教鞭を執られている明晴学園で、聖路加国際病院理事長の日野原先生のいのちの授業がありました。 youtu.be/r1c6IHuRZLo 写真でわかるように、日野原先生の話→聴手話通訳→聾先生が「ろう通訳」されています。 pic.twitter.com/rRODoUTjb9

2015-02-02 14:29:44
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Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

例えば日野原先生が「医療現場では〜」と話されます。聴手話通訳さんは「病院/実/場所」と通訳し、それをさらに聾児に伝わるようにと小野さんが「病院/建物/内」と翻訳するのです。高学年でしたら「医療/実/場所」でも通じるでしょうが低学年では通じません。そのためにわかりやすく翻訳するそう

2015-02-02 14:33:51
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

小野さんのお話を聞いて、聴先生が手話を用いても、やはり聾児のことをよく知ってるのは同じ聾である先生ですし、どう手話でわかりやすく翻訳したら伝わるかよく知ってるのも聾先生なのだと思うのです。聾学校にも「ろう通訳」は必要だとおっしゃいました。

2015-02-02 14:36:17
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

そういえば、小中高と聾学校にいた聾旦那は、聴先生の話は全然わからなかった、と言ってたのを思い出しました。高等部になればある程度カタコトな手話を用いる先生もいたそうですが、やはりあまり意味がわからなかった、とのことでした。こういう時こそ「ろう通訳」が必要なんだなあ、と。

2015-02-02 14:37:53
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

あとはNHK手話ニュースキャスターの裏話をちょこっと話してくれました。普通のニュースキャスターって机の上に台本ありますよね、それを読み上げながらキャスターは話していますが、手話ニュースの場合机もなければ台本も置けません。ではどうやっているのか?それは「プロンプター」という機具を

2015-02-02 14:42:24
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

用いて、原稿を見ながら手話ニュースをしているそうです。プロンプターはこういう感じかな。だから視線はいつも前の方にあるんだね。「原稿丸覚えしてんのかな?」とかいつも不思議に思ってたのが解けました(笑) pic.twitter.com/ItiEdSTPTb

2015-02-02 14:44:21
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Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

続いて、国立民族学博物館プロジェクト研究員の相良さんがヨーロッパ手話通訳状況などをお話しされました。

2015-02-02 14:54:37
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

フィンランドにはVIPAROという手話通訳派遣会社があり、ボランティアではなくきちんと仕事をしているとのこと。昔は4人だったのが今な30人もいるとのこと。その会社の強みは「ろう通訳」の出来る聾者がいるとのことでした。 viparo.fi/?a=

2015-02-02 14:56:01
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

イギリスにも手話通訳派遣会社があり(会社名が見えなかったのでわかりません)、その内の5名の聾者がろう手話通訳の資格取得し、ろう通訳をしているそう。同じ英語圏でも、イギリスとアメリカでは手話が全く違います。ASL(アメリカ手話)、BSL(イギリス手話)の両方が出来る聾通訳さんは、

2015-02-02 15:01:49
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

例えばASLを用いての手話講演に、BSLで「ろう通訳」をされるそうです。カッコええなあ!

2015-02-02 15:02:47
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

イギリスには意外にも手話言語法がなく、1996年に出来た放送法に、2004年までに番組全体の5%に手話を含む情報保障が必要、という項目があり、なんとドラマにも手話通訳がきちんと大きくワープで入るそうです。

2015-02-02 15:06:47
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

YouTubeでググッてみたけど、こんな感じです。手話通訳がでかでかと映るのは素晴らしいなあ♡ YouTubeは私がクグったものですが、こんな感じかな。 youtu.be/aeaZnb7gSGQ pic.twitter.com/vKTEx1OhyB

2015-02-02 15:07:53
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Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

オーストラリアは10年前から必要に応じて「ろう通訳」の派遣もOKとのこと。韓国にも「ろう通訳」はいます。確か昨日神戸で講演があったはず。

2015-02-02 15:10:04
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

外国で「ろう通訳」が職業として確立している背景に、聴手話通訳制度の養成がしっかりしている、手話通訳という職業としての身分保障が確立している傾向がある、でした。

2015-02-02 15:13:21
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

もし日本で「ろう通訳」を確立したいのであれば、①手話通訳としての職業の位置付け②知識、技術を獲得した後仕事につけるか③ろう通訳になるためのカリキュラムは聴手話通訳と同じで良いのか、など課題はたくさんある、とのことでした。

2015-02-02 15:15:32
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

続いて、日本ろう手話通訳派遣協会代表の春日さんのお話。ろう通訳の養成、派遣システムの構築を目指しているそうです。活動が東京なので、いつか皆さんの協力で全国に…とのことでした。

2015-02-02 15:22:10
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

春日さんは、裁判での手話通訳の難しさを取り上げました。一般的には「善意」→「良い/心(気持ち)」、「悪意」→「悪い/心」と手話通訳するでしょう、しかし裁判では解釈が異なります。「善意」→「知らない」、「悪意」→「知ってる」になるのです pic.twitter.com/GZlL9svF46

2015-02-02 15:25:06
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Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

そんなに意味が違ってくるんじゃあ、司法のスペシャリストの手話通訳が必要ですよね。アメリカでは手話通訳士に合格しても、さらにその上に、司法の手話通訳試験があるそうです。医療もまた同じで、医療のスペシャリストの手話通訳が必要。

2015-02-02 15:27:01
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF

アメリカでは、司法のスペシャリスト手話通訳に、聴者20人、聾者3人いるそうです。

2015-02-02 15:28:31