渡邊芳之先生ynabe39の「「検証されない仮説を事実と言いい続けることは科学的でない」というのは「科学か科学でないか」という問題よりむしろ道徳や倫理の問題ではないかと思います。」
千の風になって。
北海道帯広市 · twilog.org/ynabe39
渡邊 芳之(わたなべ よしゆき、1962年4月22日 - )は日本の心理学者。帯広畜産大学人間科学研究部門(人文社会・体育学分野)教授。博士(心理学・東京国際大学)。 佐藤達哉、尾見康博との共同研究を中心に心理学論、心理学史、人格心理学や血液型性格分類の批判的検討などの分野に論文・著作を持つ。趣味はレコード蒐集。
http://ja.wikipedia.org/wiki/渡邊芳之
渡邊 芳之 -帯広畜産大学-
http://www.obihiro.ac.jp/ichiran/watanabe_yoshiyuki.html
「血液型占いなんて非科学的だ」みたいなありふれたつっかかりをツイートする人が献血して、「血液型占いなんて非科学的だって言うやつ性格悪いよね」みたいなわかりやすいキレ芸をする人に輸血すると世界が平和になる
2015-02-12 12:39:18私いつも言っていますけど「血液型と性格には関係がある」という仮説自体は(心理学者が主張するように)「人の性格を客観的に測定する方法がある」のであれば十分に科学的だと思います。
2015-02-12 12:53:14むしろ心理学者がやっているように「血液型と性格には関係がないというデータを示す」ことが可能なのであれば,そのことは同時に「血液型と性格に関係があるという仮説は科学的である」ことも示します。
2015-02-12 12:54:19「検証されない仮説を事実と言いい続けることは科学的でない」というのは「科学か科学でないか」という問題よりむしろ道徳や倫理の問題ではないかと思います。
2015-02-12 12:58:12「非科学的」とは「正しくない」という意味ではなくて「正しいか正しくないかを検証する方法がない」「仮説を反証する方法がない」ことをいうのであって,血液型のようにはっきり「正しくない」と判断できる仮説はすぐれて科学的です。
2015-02-12 13:00:13ですからわれわれは「血液型と性格に明確な関係がある」という信頼できるデータが示されたらその関係を認めるべきだし,それが「科学的態度」だと思います。
2015-02-12 13:01:42我々民俗学・文明評論をやっている人間からするとこれだけは言える。血液型を訊かれることが増えて星座を訊かれることが減った。餃子と便座のせい。
2015-02-12 13:05:00心理学者側からの最新のデータの一つはこれですね。縄田 健悟「血液型と性格の無関連性〜日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠」jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/…
2015-02-12 13:08:14@ynabe39 そういえば北杜夫先生のエッセイに何か書いていたなあと思いだしネット検索してみたんだけど「四体液説」のことであったらしい。胆汁質という言葉にうっすら記憶がある。
2015-02-12 13:08:19ヒポクラテスやガレヌスの体液説はそれ自体は現代から見れば間違っているけど「病気の原因」を悪霊などの超自然的な力から切り離して「体の仕組み」から理解しようとした初期の試みとしては重要なんだぜ。
2015-02-12 13:10:12ガルの骨相学も同じで,仮説としては間違っていたけれど「人の性格や行動特性を客観的な基準から測定しようとした」という意味では先進的なんだぜ。
2015-02-12 13:11:07