『風立ちぬ』 - 二郎提督の脱線解説

昔、堀越二郎似と言われたジブリ好きの工科大学生による、2015年2月20日金曜ロードSHOW放映の『風立ちぬ』の(脇道に逸れっぱなしの)解説。
10
前へ 1 ・・ 3 4 次へ

勿論、本当にそれだけだった訳ではなく、ちゃんと先方の意見を聞いているのであるが。

「後にゼロに~」と言っているのは沈頭鋲の方ではなく引込脚やスプリットフラップ、翼端スラット等の方である。
沈頭鋲の方は実際に採用されているが、九試単戦の時点では慣れない技術だった事もあって鋲の周りがボコボコになったそうで、パテ盛りして塗装を厚くした上で磨きを掛ける事になったそうである。

1934年、二郎が九試単戦の設計主任になったのと同年に堀辰夫と矢野綾子は婚約している。

清瀬桜李@C103土東ヨ-10a/艦これ二次小説『南洋艦隊物語』『松型艦娘戦史シリーズ』 @kproject_aulie

余談だが、ゼロ32型は病気でダウンした二郎に代わり本庄が設計している。直線的な翼が特徴である。勝手な設計変更に、二郎は本庄に対して怒りを呈したとか。 本庄「生産性が悪いだろ」 二郎「でも美しくない」 こう言ったかは知らないが #金曜ロードshow #ghibli #風立ちぬ

2015-02-20 23:36:50

まあ、ゼロの生産性が悪かったのはデザインばかりではなく、沈頭鋲のような手間の掛かる工法を多用したのも原因ではあるが。

八試特偵改め九六陸攻のみならず、後に本庄が手掛ける一式陸攻もまた翼内タンクがでかい割に防弾性能が貧弱だったお陰で「一発着火ライター」だの「空飛ぶジッポ」だのと呼ばれていた。
因みに陸攻とは書いてあるが、海軍機である。

前へ 1 ・・ 3 4 次へ