私家版ハイデガースタディー04 カント書へ還れ Vol.2

5
前へ 1 ・・ 15 16
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

というより、欧米では、いわば生の科学なのに、日本では死の淵の科学になってしまうというところが、転倒していて面白い。

2015-03-29 02:56:37
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

Favるなら、死の淵に直面しないと思考しようとしない日本の特殊性を言い当てる、その柄谷のハイデガー論より、神は理性によるのではなく、無意識つまり想像力が物語るのだ、といった普遍性の話のほうがおもしろいよ。twitter.com/sunamajiri/sta… @LitoSnowfield

2015-03-29 12:34:26
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

そりゃそうでしょう。カント書がそこから何を取り出すか。それを読まないと面白くない。構想力がどうその時間に結びつくか、という話ですからね。理性主義に対する、いわば本来の無意識、産出的構想力、能動的知性みたいな話なのでしょう。@jeanbeauty2

2015-03-28 22:06:01
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

それこそ、立花隆 twitter.com/sunamajiri/sta… は、死の淵の話から、神をデカルトの実在性の量、科学として語ろうとしてるが、このように死の淵に直面しないと、普遍性の問題に直面できない、という特殊性を柄谷は言い当てたいだけだかね。@LitoSnowfield

2015-03-29 12:39:16
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

乱暴に言えば、カント書というのは、理性が神を妄想するのか、無意識が非理性的に神を産んでしまうのか。カントに直感的知性を見たヘーゲルは根源といったが、ハイデガーはカントの時間といえた。それが言えないと自然時間に囚われる、という程度の話だから。@LitoSnowfield

2015-03-29 12:48:31
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ヘーゲルが出発点としたカントの直感的知性とは純粋理性批判の「自ら直感するような知性(悟性)を想像すれば、それは神的知性、表象即対象という神の同時性のことで、神にとっては範疇表は意味を持たない」というところだから。ヘーゲルぐらいしか見抜けなかったのだが。@LitoSnowfield

2015-03-29 12:53:03
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ヘーゲルは、そのカントの直感的知性=神の力能を、根源的同一性と名づけただけだが、カントはそれを時間直感から取り出している。ハイデガーはその根=超越論的構想力を、時間(超越論的時間規定)と、論証し切っただけだよ。しかし、みんなヘーゲルのようになる。@LitoSnowfield

2015-03-29 12:56:53
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

柄谷の語りは、共同体の間、非西欧の日本の特殊性を普遍性に、というところで、読者が安心して思考停止するだけだが、単にヘーゲルの根源的同一性を斥け、ハイデガーが根といえたカントの時間性(普遍性)を忘却したいだけだよ。@LitoSnowfield

2015-03-29 13:01:38
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri ん〜(*uou)> 拾い読みで言うのは何ですが、超越論的構想力を超越論的時間規定と論証した出来たことが重要なのに“共同体”ということに止まってしまうのは迷走というか危ういというか…むしろそれで安心できるのですかね〜(*uou)⁇

2015-03-29 13:08:28
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

柄谷が気にしているのは言い切ることの単独性だからね。ハイデガーが言い切ってるから自分が言い切れないと文句をいってる。それでもう一度、全てをデカルトの実在性の量に還元してしまう。何かを言い切りたくて仕方がないだけだろう。それで共同体の実在性を言い始める。@LitoSnowfield

2015-03-29 13:11:19
前へ 1 ・・ 15 16