ジョン・ファンテ著『バンディーニ家よ、春を待て』『デイゴ・レッド』『満ちみてる生』(未知谷)に寄せられた声。
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ジョン・ファンテの息子ダン・ファンテが昨年末に亡くなっていたとは知らなかった。 theguardian.com/books/2015/nov…
2016-01-05 18:53:49ジョン・ファンテ『デイゴ・レッド』(未知谷)。貧しいイタリア人移民一家の時に哀しく、時に可笑しく書かれた自伝的短編集。悪童主人公の母の切なくて残酷で甘かった?な『プロポ-ズは誘拐のあとで』、『ディ-ノ・ロッシに花嫁を』が好き。 pic.twitter.com/ZQlA5e9FKm
2016-01-07 18:06:28無謀なほどにエネルギッシュで、切なくなるほど情熱的、それでいてとても繊細で。 『デイゴ・レッド/ジョンファンテ/未知谷』 bit.ly/1OZWhvA #本が好き
2016-02-01 19:20:14【デイゴ・レッド/ジョン ファンテ】1940年代に発表されたこの本には、アメリカで暮らすイタリア系移民の生活ぶりが作者を思わせるアメリカで生を受けた2世の少年の目を通して描かれている。収録されているの... →bookmeter.com/cmt/53797120 #bookmeter
2016-02-01 19:22:37ジョン・ファンテのデイゴ・レッドを。ディーノ・ロッシに花嫁を、に代表される騒乱の家庭生活を描いた短編群のおかしみ、渇いた悲しみは、セリーヌのある種の作品に肉薄し、ブコウスキーが彼に心酔したのも納得。ラスト4編は、沈鬱な主人公のモノローグの、屈折した信仰告白として愛読した。
2016-02-10 21:17:07週刊読書人(2/19号)にジョン・ファンテ『バンディーニ家よ、春を待て』(栗原俊秀訳)の書評が掲載されました。評者は、越川芳明さん(明治大学教授)です。「この作家以外には書けない独自の世界がきちんと刻印されている」 pic.twitter.com/VKVF8t0bd3
2016-02-22 12:24:21↓わたしも「ディーノ・ロッシに~」(ジョン・ファンテ/栗原俊秀『デイゴ・レッド』未知谷に所収)好きです。泣けてくるほどいい人なんです。か イタリア移民差別の中にあって、貧乏と父ちゃんの暴力もひどいんだけど、愛すべき人たちに囲まれた子供時代・・・まぶしいです。
2016-02-23 00:09:25ブログ更新しました。コパさんアートブック (@co8_)との海外文学談義・渦巻きヒッチハイク第二夜!今回はジョン・ファンテ『バンディーニ家よ、春を待て』。版元である未知谷の魅力にも触れています。yoiyoru.hateblo.jp/entry/2016/03/…
2016-03-01 20:55:26【デイゴ・レッド/ジョン ファンテ】イタリア系アメリカ人による自伝的短編集。移民としてアメリカにやってきた父親の辛苦、受難する母親、兄弟同士の喧嘩、一つ一つのエピソードが生々しく、そして泥臭く綴られる... →bookmeter.com/cmt/55224947 #bookmeter
2016-03-29 21:20:48ジョン・ファンテ、日本語訳、次々出てほしいけど。都甲さん、栗原さん、中川さんで一気に進めてくれんかのお、って他力。自分でやってもいいわけか!!
2016-04-29 23:57:52ジョン・ファンテ「バンディーニ家よ、春を待て!(Wait until spring, Bandini)」読了。明日の夕飯は、パスタとワインにしたいな、とおもた。
2016-06-08 02:32:20上半期文学作品ベスト 金子光晴のどくろ杯、ねむれ巴里、西ひがし 庄野潤三の静物 佐伯一麦のノルゲ、還れぬ家 ジョン・ファンテのデイゴ・レッド ボラーニョ・コレクション ヘミングウェイのスミルナの埠頭にて ブコウスキーのロール・ザ・ダイス
2016-06-29 21:43:08ジョン・ファンテ/バンディーニ家よ、春を待て(1938)。ブコウスキーからこの作家に辿りついた人は多いはず、かくいう自分もそんな中の1人。本作は作家の処女作にして、時系列ではアルトゥーロ・バンディーニ・サーガの始まりをなす重要な作品。『塵に聞け!』ではロスアンゼルスの街を(続く)
2016-07-18 01:37:33あてどなく彷徨う作家志望のアルトゥーロもここでは14歳、地元コロラドで冬を過ごしている。家庭は貧しくギリギリの生活で、レンガ職人の父は仕事にアブれ、機嫌が悪い。元々父との結婚に反対していた母方の祖母がやって来ること予告する手紙が来てから父は家を出て行ったきり帰ってこないー(続く)
2016-07-18 01:37:45ここで描かれているのは20世紀初頭、移民としてアメリカに渡ってきたイタリア系アメリカ人の家庭の姿。悲惨なことを書くときもどこか陽気さを感じるのは、作者のイタリアの血がそうさせているのだろうか。ロスアンゼルスとは違い、浮かぶ景色は灰色だが、いちいち何でも社会の問題として提起(続く)
2016-07-18 01:38:04するような了見じゃないところがイイ。そこで描かれている人間たちは身分の貴賎なく愚かで滑稽さを宿し、作者はそれを、まるで笑いに変えられないものはないかのごとく描写していく。というところが、本作が普遍性を保つ理由か。今どきのハードカバーには珍しく、装丁がちゃんとしてるところも◯。
2016-07-18 01:40:09ジョン・ファンテ/デイゴ・レッド(1940)。1932-40の間に書かれた13の短編が収められた短編集。書かれた時代が後になるほどユーモアとペーソスの筆が冴えて洗練されている印象で、「僕の母さんの戯れ歌」「ディーノ・ロッシに花嫁を」が特にお気に入り。巻末の著者年譜も読者に(続く)
2016-07-18 22:43:49とって親切な造りになっている。年譜では、著者は後年作家業よりハリウッドでの脚本執筆などに時間を費やし、『地獄の黙示録』撮影中のコッポラに自作の映画化を持ちかけたりしたとのことだが、著者の作中に色濃いカトリシズムの影響は、スコセッシが映像化したらハマりそうな気がするが、どうだろう?
2016-07-18 22:44:00歴史と現在が交互に語られ、謎が解けるまでは読むのが止まらない。文章が荘厳で美しいこの作品を翻訳なさった栗原俊秀さんは、『デイゴ・レッド』『バンディーニ家よ、春を待て』も翻訳されていらっしゃるということを知り、今、ひとり心の中でわあわあと叫んでおります(嬉)。
2016-07-21 13:58:05『塵に訊け!』。次はフォンテの『バンディーニ家よ、春を待て』か、ブコウスキーを読んでみようかなと考え中。ビート文学とは違うけど、彼からもっかい入ってみてもいいかもなー。(ヨイヨル・コパ対談はこれ。→ yoiyoru.hateblo.jp/entry/2016/03/…)
2016-09-05 22:17:20うわ〜〜もうすぐだヽ(;▽;)ノ(嬉) twitter.com/michitani_edit…
2016-09-24 07:20:28【近刊予告】『デイゴ・レッド』『バンディーニ家よ、春を待て』につづき栗原俊秀さん訳で、ジョン・ファンテ著『満ちみてる生』が刊行になります。 作家の「僕」、カトリックへの改宗を考えている妊婦の妻、レンガ積み工の父親。もうすぐ生まれる新たな命をめぐる物語です。10月下旬発売予定!
2016-09-23 23:31:54ジョン・ファンテの『Full of Life』が邦訳されるのか。未邦訳の作品はまだまだあるし、どんどん出してほしい。『塵に訊け!』も復刊されるといいんだけど。
2016-09-27 00:21:34