@HaKo_723 狭間】悲しい気持ちで、その動作を見る。「……なあさ。」ぽそ、と呟くように言う。「…俺がいなくなったら、そんときは誰が、おまえの『なんで』に答えんの?」
2015-06-10 17:51:45@HaKo_723 狭間】「俺は、俺のエゴで俺がいなくなるときに、おまえひとり残して、おまえに解けない『なんで』を残していくのは厭だ」
2015-06-10 17:52:05@c_yu_n ハイジ】「………、おまえは、…だっていなくなんねえだろ」目を細める。相手の表情を見ると苦しい。彼の感情が伝染するようだ。
2015-06-10 17:55:18@HaKo_723 狭間】「なるかもしれなかったから、やったんだ」事実として返す。子どもに諭すような、どこか穏やかなような気持ちで言う。かわいそうなことをしているな、と思う。だからというわけでもないが、「………でももう、しないよ。今回のは、例外だった、」淡々と、そう付け足す。
2015-06-10 17:59:54@HaKo_723 狭間】「……、」目を伏せて、それから、上げる。「……今回は、ほんとに、例外だったんだ。俺のためでしかない理由で、動いて、…おまえと一緒につよくなる約束も、おまえと生きてくって約束も、おまえに預けた信頼も、ぜんぶ裏切るかもしれなかった。」
2015-06-10 18:19:30狭間】生命あるかぎり真心をつくす、という誓いも。 淡々と、胸部の肉を切り開いて中身をぜんぶ晒すように、相手にまるごと提示する。ひどいことをしている。
2015-06-10 18:21:15@c_yu_n ハイジ】「頼んでねえよ、」ぽつと呟く。「…残したって恨みゃしねえよ、」静かに俯いて足元に視線を落とす。じわ、と彼がもしも、になってしまった可能性を理解していく。
2015-06-10 18:32:43@HaKo_723 狭間】「うん、」短く頷く。それから、少し考えて、「………、………。」おまえが恨むかどうかじゃなく、俺が許せなかったんだ、…と、普段なら口にするところを、考えたすえに、やめる。それは、望まれていないし、ただ相手を傷つけるだけの、要らない言葉、な気がして。
2015-06-10 18:36:53@c_yu_n ハイジ】「……お願ェだから」ふと顔を上げる。「アタマ、いじんのだけはやめてくれよ。ヤなんだよ。」首を振れば髪が舞う。
2015-06-10 18:41:41@HaKo_723 狭間】「 、」ちょっと目を見開く。「……」それから戻って、「……わかったよ。しないよ、……、」もう今、信じてもらえるかは分からないが、少なくとも自分としては、こころから、そう伝える。
2015-06-10 18:48:22@c_yu_n ハイジ】「俺は、おまえのこと、忘れたくねぇんだよ…、おれは、」喉が震える。目の前の彼をまっすぐ見て、姿を焼き付ける。こんなに想うのだから、絶対に忘れてあげられないと、自信すら湧いてくる。
2015-06-10 18:49:40@HaKo_723 狭間】けれど今度は、こちらの足が、竦んで止まってしまう。「………、…、」ちりちりと何故か焦りながら、ぐ、と喉を鳴らしてカラ唾を飲み込んで、
2015-06-10 18:59:48